お祈りしたら美少女になった話
第2話 入院生活
俺はこの辺りでは一番大きく、名医も多数いる病院に入院することになった。
家からも学校からもそんなに遠くはない。
そして俺が目が覚めたのは倒れたほぼ1日後の午前10時頃だった。
「...ん、」
目が覚めた。
声を出そうと思ったが喉が痛すぎて出ない。
とりあえずここはどこだ。
見まわそうとしたが、身体中が成長痛のようなギシギシとした痛みがする。
とりあえず見慣れない天井。
この感じからすると病院なんだろうな。
見舞いに来てる人さえいない。
親くらいいろよ...。
とりあえず必死に腕を動かしナースコールを探す。
見つけた瞬間押し、痛すぎてすぐにその手を下ろした。
すぐに看護師と担当医が来てくれた。
「篠生くん目が覚めたみたいだね、
私は担当の三鍋だよ。よろしく。」
「は、はい、お願いします。」
どうにか声を振り絞る。
「体調はどんな感じだい?」
「とりあえず身体中が痛すぎて何もできません。」
「篠生くんが眠ってるあいだにも複数の検査はしたんだけど、とりあえず徐々に身体が小さくなっているみたいだ。まだ何が起こっているのか全然把握しきれていない。今日もなかなか色々な検査が入る予定で大変だけどよろしく。」
「と、と言うと、今の時点では何がどうなってるかとか、病名とかも分からないってことですよね?」
「そういうことだ。
でも一つだけ、ありえないが、見る限りで思ったことがあるんだ。」
「な、何でしょう...」
「女体化だ。
見る限りではどんどん身体も小さくなり、骨の作りまで女性に近づいている。痛みの原因はそこかもしれない。
だが、理由は全然分からない。とりあえず今日は出来るだけの検査をしようと思う。」
「え、え、」
「まぁ、戸惑うのも無理はない。
一応ご家族には連絡してあるから安心してくれ。」
よろしく〜見たいなノリで先生は出ていく。
昼寝をしていたが、昼食の時間で起こされた。
さて、とりあえず食べるだけ食べないとな。
やはりさすが病院食。
健康的な味付けだ。
思ったほどくそ不味くもないんだなーなんて思いながら食べていたが、気がつくと満腹になっていた。
満腹という感覚。
実は全部食べ切ってない。
少しではあるが、食べきれずに残してしまった。
え、まってこれ、女体化ってマジなの?
こんなに食えないもん?
嘘だよな?
ボーッと考えていると三鍋先生が入ってきた。
「篠生くん。これから様々な検査を行います。」
「はい。」
思ったように歩けなかったので車椅子で運ばれていった。
主には血液検査、レントゲンや精密検査。
身体の中のあちこちを検査された。
終わった頃には夕方になっていた。
自分の病室に戻ると1人の女の子がいた。
「あ!篠生くん!」
その女の子は元気よく話しかけてくる。
見覚えのある顔だなと思いながら記憶を辿ると、同じクラスの子だと思い出した。
「わ、若林さん、どうしてここに?」
いたのはクラスで1番(学年、学校でもありえるレベル)の美少女、若林流歌だった。
俺がびっくりしてるのはこんな美少女が何故俺みたいなモブを知ってるのかだ。
「じ、実はね、保健委員だから保健室に篠生くんの様子を見に行ってたの。それでも全然起きないから心配で心配で、同じ名前だからって勝手に親近感なんか湧いちゃって」
「そ、そうだったんだ。来てくれてありがとう!」
女子との会話に耐性はあまり付いていないが、この子は思った以上に話せる。
今日話して色々知った。
勉強はそんなに好きじゃなくていつも俺より少し上くらい、
中身は女の子らしくないところが多数、
もっとみんなと仲良くなりたいとか、色々話してくれた。
途中でメッセージアプリのLIMEを交換などした。
「篠生くん、さっきから声つらそうだけど大丈夫なの?」
「痛いんだけど、少し高めに喋ると全然痛みは来ないよ。」
「私もそろそろ帰らないとだからゆっくり休んでね!」
「ありがとう!」
「あ、そうだ、篠生くん若林さんってなんか嫌だから、お互いるかって呼ばない?」
「え、いいの?」
「もちろん!そっちの方が嬉しいな!」
「わかった!」
「瑠夏、帰るね、ゆっくり休むんだよ!」
「ありがとう!また来てね流歌!」
夢のような時間はあっという間。
夜に地獄が始まった。
鎮痛剤を処方されていたが、そんなもの全く効かず、全身が激しい痛みに襲われた。
痛い痛い痛い。
とりあえず全身が痛すぎる。
もう必死にもがくことしかできなかった。
遂には、喉が痛かったにも関わらず、枕に顔を付け叫びまくった。
こうでもしてないと狂いそうだった。
と言うより既に狂っていた。
必死で耐えるしかない。
ナースコールを押す考えさえなかった。
あまりの痛みに気を失ったみたいだ。
次の日の朝。
目が覚めると、嵐が過ぎ去ったかのような清々しい朝だった。
あの激しい痛みは何だったのだろうか。
なんか違和感はあるんだよな。
腕から手先までを見る。
白い細い。
うん何事だ。
って言うか、そもそも着てる服がぶっかぶか。
異常だけど頭が回らないので理解ができない。
なんか普通に生きてるし、まあ良かったんじゃね。
ふと横にある鏡を見た瞬間に時は止まった。
「...っ...!!」
声は出ず、俺は鏡に写る美少女から目が話せなかった。
え、え、え、
美少女?
ん?
えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!
「えぇぇぇぇぇ!?!?」
かなり叫んでしまった。
声高っ!!
え、まってまって、
胸の辺りを探るように触る。
あ、ある、なんか割とありやがる。
大きすぎず小さすぎない、いわゆる美乳と言われる感じだ。
じゃあお決まりの、下を確認していきたいと思います。
スルッ
な、ない。
ない。
瑠夏Jrがない!!
まてまてまてまて。
こ、こ、これ、本当に性転換しちまったのかよ!!
毎日願い続けて来たことが叶ってしまったのである。
第2話も閲覧頂きありがとうございます。
この物語は作者の自己満足であり、国語力もないただの素人の作品ですので甘い目で読んでいただけると幸いです。
家からも学校からもそんなに遠くはない。
そして俺が目が覚めたのは倒れたほぼ1日後の午前10時頃だった。
「...ん、」
目が覚めた。
声を出そうと思ったが喉が痛すぎて出ない。
とりあえずここはどこだ。
見まわそうとしたが、身体中が成長痛のようなギシギシとした痛みがする。
とりあえず見慣れない天井。
この感じからすると病院なんだろうな。
見舞いに来てる人さえいない。
親くらいいろよ...。
とりあえず必死に腕を動かしナースコールを探す。
見つけた瞬間押し、痛すぎてすぐにその手を下ろした。
すぐに看護師と担当医が来てくれた。
「篠生くん目が覚めたみたいだね、
私は担当の三鍋だよ。よろしく。」
「は、はい、お願いします。」
どうにか声を振り絞る。
「体調はどんな感じだい?」
「とりあえず身体中が痛すぎて何もできません。」
「篠生くんが眠ってるあいだにも複数の検査はしたんだけど、とりあえず徐々に身体が小さくなっているみたいだ。まだ何が起こっているのか全然把握しきれていない。今日もなかなか色々な検査が入る予定で大変だけどよろしく。」
「と、と言うと、今の時点では何がどうなってるかとか、病名とかも分からないってことですよね?」
「そういうことだ。
でも一つだけ、ありえないが、見る限りで思ったことがあるんだ。」
「な、何でしょう...」
「女体化だ。
見る限りではどんどん身体も小さくなり、骨の作りまで女性に近づいている。痛みの原因はそこかもしれない。
だが、理由は全然分からない。とりあえず今日は出来るだけの検査をしようと思う。」
「え、え、」
「まぁ、戸惑うのも無理はない。
一応ご家族には連絡してあるから安心してくれ。」
よろしく〜見たいなノリで先生は出ていく。
昼寝をしていたが、昼食の時間で起こされた。
さて、とりあえず食べるだけ食べないとな。
やはりさすが病院食。
健康的な味付けだ。
思ったほどくそ不味くもないんだなーなんて思いながら食べていたが、気がつくと満腹になっていた。
満腹という感覚。
実は全部食べ切ってない。
少しではあるが、食べきれずに残してしまった。
え、まってこれ、女体化ってマジなの?
こんなに食えないもん?
嘘だよな?
ボーッと考えていると三鍋先生が入ってきた。
「篠生くん。これから様々な検査を行います。」
「はい。」
思ったように歩けなかったので車椅子で運ばれていった。
主には血液検査、レントゲンや精密検査。
身体の中のあちこちを検査された。
終わった頃には夕方になっていた。
自分の病室に戻ると1人の女の子がいた。
「あ!篠生くん!」
その女の子は元気よく話しかけてくる。
見覚えのある顔だなと思いながら記憶を辿ると、同じクラスの子だと思い出した。
「わ、若林さん、どうしてここに?」
いたのはクラスで1番(学年、学校でもありえるレベル)の美少女、若林流歌だった。
俺がびっくりしてるのはこんな美少女が何故俺みたいなモブを知ってるのかだ。
「じ、実はね、保健委員だから保健室に篠生くんの様子を見に行ってたの。それでも全然起きないから心配で心配で、同じ名前だからって勝手に親近感なんか湧いちゃって」
「そ、そうだったんだ。来てくれてありがとう!」
女子との会話に耐性はあまり付いていないが、この子は思った以上に話せる。
今日話して色々知った。
勉強はそんなに好きじゃなくていつも俺より少し上くらい、
中身は女の子らしくないところが多数、
もっとみんなと仲良くなりたいとか、色々話してくれた。
途中でメッセージアプリのLIMEを交換などした。
「篠生くん、さっきから声つらそうだけど大丈夫なの?」
「痛いんだけど、少し高めに喋ると全然痛みは来ないよ。」
「私もそろそろ帰らないとだからゆっくり休んでね!」
「ありがとう!」
「あ、そうだ、篠生くん若林さんってなんか嫌だから、お互いるかって呼ばない?」
「え、いいの?」
「もちろん!そっちの方が嬉しいな!」
「わかった!」
「瑠夏、帰るね、ゆっくり休むんだよ!」
「ありがとう!また来てね流歌!」
夢のような時間はあっという間。
夜に地獄が始まった。
鎮痛剤を処方されていたが、そんなもの全く効かず、全身が激しい痛みに襲われた。
痛い痛い痛い。
とりあえず全身が痛すぎる。
もう必死にもがくことしかできなかった。
遂には、喉が痛かったにも関わらず、枕に顔を付け叫びまくった。
こうでもしてないと狂いそうだった。
と言うより既に狂っていた。
必死で耐えるしかない。
ナースコールを押す考えさえなかった。
あまりの痛みに気を失ったみたいだ。
次の日の朝。
目が覚めると、嵐が過ぎ去ったかのような清々しい朝だった。
あの激しい痛みは何だったのだろうか。
なんか違和感はあるんだよな。
腕から手先までを見る。
白い細い。
うん何事だ。
って言うか、そもそも着てる服がぶっかぶか。
異常だけど頭が回らないので理解ができない。
なんか普通に生きてるし、まあ良かったんじゃね。
ふと横にある鏡を見た瞬間に時は止まった。
「...っ...!!」
声は出ず、俺は鏡に写る美少女から目が話せなかった。
え、え、え、
美少女?
ん?
えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!
「えぇぇぇぇぇ!?!?」
かなり叫んでしまった。
声高っ!!
え、まってまって、
胸の辺りを探るように触る。
あ、ある、なんか割とありやがる。
大きすぎず小さすぎない、いわゆる美乳と言われる感じだ。
じゃあお決まりの、下を確認していきたいと思います。
スルッ
な、ない。
ない。
瑠夏Jrがない!!
まてまてまてまて。
こ、こ、これ、本当に性転換しちまったのかよ!!
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