異世界転移は分解で作成チート
第171話 ゼロは 対話 を 試みた。
第171話 ゼロは 対話 を 試みた。
あの後、途中途中で生徒に声をかけられながら、のんびりと職員室へと向かった。
ちなみに昨日の特別授業の後、ちゃんと俺の分身が授業をしてくれたようで、生徒達との会話中、特に怪しまれることは無かった。
・・・正直俺のことだからバックれる可能性も何となく考えてたりした。
あと分身の記憶──つまり授業内容や放課後の出来事──はちゃんと俺の方にもある。どうやら分身が解除された時に分身の記憶も俺の方に移ったみたいだな。
──職員室
職員室に着くとやはりほぼ全ての教師が揃っていた。・・・いや、まじで何時くらいに来てるんだろ? ってかもしかして俺って教師として結構ギリギリだったりするのかな?
「はようございまーす。」
「む。おぉ、ゼロか。」
俺が挨拶をすると、真っ先に校長が気づき、挨拶を返してくれた。
・・・ん、あれ? なんか俺が職員室に来て挨拶するといっつも校長が最初に話しかけてきてね? 気の所為?
「ところでゼロよ。お主、ブロスターに何かしておらんかったか?」
「ん、ブロスターですか? あー……はい。ここに来る途中、ちょうどブロスターと鉢合わせしましてね。
それで会っていきなり『戦ってくれ!!』って煩かったので、適当に訓練用の人形渡しましたけど?」
ってかもうその報告入ってたのね。・・・情報伝達速度早くね?
「うむ、それでの。先程、生徒と職員から『ブロスター教官がなにか人型のものを持って走っていった』というのと『訓練場がめちゃくちゃになっている』との報告が入っての。・・・これ、お主が原因じゃろう?」
・・・あ、あいつ、もう使い始めてたのね。
んん? でも普通、剣とかを使うだけじゃ訓練場がめちゃくちゃになることは無いよな……。
魔法とかを使ってならともかく、あいつはたいして魔法は使えなかったはず……。
……ってことは、もしかして、この前俺に試してた強化系のやつ使ってるのか? でもあれは制御できてなかったはずだからちげぇよな。・・・ま、いいや。
「あー、はい。多分俺が原因ですね。・・・多分、何を考えてるかわかります。ので、言われる前にやります。」
「うむ、はよう連れ戻してきなされ。」
「『召喚』『無力化』『意識覚醒』『精神安定』」
「グエッ!? グハッ……。 ハッ! おぉ?!」
俺が手を突き出して権能を使うと、目の前に魔法陣・・・召喚陣が出てきて、ブロスターが現れた。
そして、ブロスターがバタッと倒れたかと思うと急に立ち上がり、体を落ち着かせた。
「おぉ、ゼロか。……あ! お前に貰ったあの人形すごいなっ! 俺がパワーアップしたらあの人形もパワーアップしたぞ!? これさえあればさらなる成長が見られるな!! もういっその事ずっと戦っていたかったくらいだぜ!!
ってどうしたんだ? そんな顔して。っと、ここはどこだ? ・・・おぉ! 職員室か! ん、そういえば校長の野郎はどこだ?」
俺は顔を歪ませながらブロスターの後ろを指さした。
「お主は……オメェは……てめぇは何度言ったらわかるってんだ!! この筋肉ダルマ!! てめぇは仮にも教師だろうが!!! 
つーか、なんでじっとしてらんねぇんだ!? この前も言っただろうが!! そもそもてめぇは──」
Oh……。なんかこの前も似たような光景見たなぁ。あの時も確かブロスターが原因なんだっけか。……こういうのを犬猿の仲って言うんだろうなぁ。
・・・ってか今更だけどなんでブロスターを教師にしてんだろ? それと校長なら普通に解雇とか出来るだろうに……。まぁいいや。
取り敢えず校長止めねぇとな。ほかの教師達もなんとか収めようと必死になってるっぽいし。あとまた阿修羅出てるし。
『阿修羅よ、聞こえるかわからんが俺だ。目の前のやつだ。校長を冷静化してくれ。』
《ッ!? ハ、ハイィィィィ!!!》
あ、通じたっぽい。ってか、返信きたっぽい。
そして、この前の如く阿修羅が指を動かして校長を沈静化させた。
「はぁ、はぁ、はぁ。・・・今回は、まだ、やる事が、あるから、ここまでとする。
じゃが、もう、次は、ない。・・・お主達ももう平気じゃ。すまなかったの。」
「おぉ? なんかよくわかんねぇが、校長どうかしたのか? っともうこんな時間じゃねぇか! 早いところ授業の準備しねぇとな。」
・・・うん、よくこの惨状みてそれが言えたな。・・・まぁ俺も授業あるし早いところ準備しようかな。
他の教師達もみんな自分の授業の支度やプリントの制作、書類の確認など、自身のやるべきことへと向かった。
◇◆◇◆◇
──教室
「おっはよ「バルスッ!」ぉーう?」
なんで入った瞬間に滅びの言葉を向けられ「またあんたはー!!」
あぁ、なるほど。理解した。またいつものか。
「『問題児セット』」
「……。」「……!」
うん、やっぱりまとめておいて良かったわ。超便利。
「はーい、それでは日直さんよろしくお願いしまーす。」
「はい!  起立──」
こうして今日も一日、授業が始まる。
・雑談
ブロスターとゼロは似ているところがあり、ユウとゼロも似ているところがある。けどユウとブロスターはあんまり似てない不思議! どうもテトです。
あの後、途中途中で生徒に声をかけられながら、のんびりと職員室へと向かった。
ちなみに昨日の特別授業の後、ちゃんと俺の分身が授業をしてくれたようで、生徒達との会話中、特に怪しまれることは無かった。
・・・正直俺のことだからバックれる可能性も何となく考えてたりした。
あと分身の記憶──つまり授業内容や放課後の出来事──はちゃんと俺の方にもある。どうやら分身が解除された時に分身の記憶も俺の方に移ったみたいだな。
──職員室
職員室に着くとやはりほぼ全ての教師が揃っていた。・・・いや、まじで何時くらいに来てるんだろ? ってかもしかして俺って教師として結構ギリギリだったりするのかな?
「はようございまーす。」
「む。おぉ、ゼロか。」
俺が挨拶をすると、真っ先に校長が気づき、挨拶を返してくれた。
・・・ん、あれ? なんか俺が職員室に来て挨拶するといっつも校長が最初に話しかけてきてね? 気の所為?
「ところでゼロよ。お主、ブロスターに何かしておらんかったか?」
「ん、ブロスターですか? あー……はい。ここに来る途中、ちょうどブロスターと鉢合わせしましてね。
それで会っていきなり『戦ってくれ!!』って煩かったので、適当に訓練用の人形渡しましたけど?」
ってかもうその報告入ってたのね。・・・情報伝達速度早くね?
「うむ、それでの。先程、生徒と職員から『ブロスター教官がなにか人型のものを持って走っていった』というのと『訓練場がめちゃくちゃになっている』との報告が入っての。・・・これ、お主が原因じゃろう?」
・・・あ、あいつ、もう使い始めてたのね。
んん? でも普通、剣とかを使うだけじゃ訓練場がめちゃくちゃになることは無いよな……。
魔法とかを使ってならともかく、あいつはたいして魔法は使えなかったはず……。
……ってことは、もしかして、この前俺に試してた強化系のやつ使ってるのか? でもあれは制御できてなかったはずだからちげぇよな。・・・ま、いいや。
「あー、はい。多分俺が原因ですね。・・・多分、何を考えてるかわかります。ので、言われる前にやります。」
「うむ、はよう連れ戻してきなされ。」
「『召喚』『無力化』『意識覚醒』『精神安定』」
「グエッ!? グハッ……。 ハッ! おぉ?!」
俺が手を突き出して権能を使うと、目の前に魔法陣・・・召喚陣が出てきて、ブロスターが現れた。
そして、ブロスターがバタッと倒れたかと思うと急に立ち上がり、体を落ち着かせた。
「おぉ、ゼロか。……あ! お前に貰ったあの人形すごいなっ! 俺がパワーアップしたらあの人形もパワーアップしたぞ!? これさえあればさらなる成長が見られるな!! もういっその事ずっと戦っていたかったくらいだぜ!!
ってどうしたんだ? そんな顔して。っと、ここはどこだ? ・・・おぉ! 職員室か! ん、そういえば校長の野郎はどこだ?」
俺は顔を歪ませながらブロスターの後ろを指さした。
「お主は……オメェは……てめぇは何度言ったらわかるってんだ!! この筋肉ダルマ!! てめぇは仮にも教師だろうが!!! 
つーか、なんでじっとしてらんねぇんだ!? この前も言っただろうが!! そもそもてめぇは──」
Oh……。なんかこの前も似たような光景見たなぁ。あの時も確かブロスターが原因なんだっけか。……こういうのを犬猿の仲って言うんだろうなぁ。
・・・ってか今更だけどなんでブロスターを教師にしてんだろ? それと校長なら普通に解雇とか出来るだろうに……。まぁいいや。
取り敢えず校長止めねぇとな。ほかの教師達もなんとか収めようと必死になってるっぽいし。あとまた阿修羅出てるし。
『阿修羅よ、聞こえるかわからんが俺だ。目の前のやつだ。校長を冷静化してくれ。』
《ッ!? ハ、ハイィィィィ!!!》
あ、通じたっぽい。ってか、返信きたっぽい。
そして、この前の如く阿修羅が指を動かして校長を沈静化させた。
「はぁ、はぁ、はぁ。・・・今回は、まだ、やる事が、あるから、ここまでとする。
じゃが、もう、次は、ない。・・・お主達ももう平気じゃ。すまなかったの。」
「おぉ? なんかよくわかんねぇが、校長どうかしたのか? っともうこんな時間じゃねぇか! 早いところ授業の準備しねぇとな。」
・・・うん、よくこの惨状みてそれが言えたな。・・・まぁ俺も授業あるし早いところ準備しようかな。
他の教師達もみんな自分の授業の支度やプリントの制作、書類の確認など、自身のやるべきことへと向かった。
◇◆◇◆◇
──教室
「おっはよ「バルスッ!」ぉーう?」
なんで入った瞬間に滅びの言葉を向けられ「またあんたはー!!」
あぁ、なるほど。理解した。またいつものか。
「『問題児セット』」
「……。」「……!」
うん、やっぱりまとめておいて良かったわ。超便利。
「はーい、それでは日直さんよろしくお願いしまーす。」
「はい!  起立──」
こうして今日も一日、授業が始まる。
・雑談
ブロスターとゼロは似ているところがあり、ユウとゼロも似ているところがある。けどユウとブロスターはあんまり似てない不思議! どうもテトです。
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