異世界転移は分解で作成チート
第148話 あっ(察し)。
第148話 あっ(察し)。
あの後、俺はホームルームが始まるまでうつ伏せになり、目を閉じていた。少しうとうとし始めあともう少しで眠れそうなところで突然、バンッという物音で体を起こした。
なんの音だ? と音がした方を見ると、そこには奇声を発しながら走り込んでくるボロボロな姿のジョージがいた。
「一一またあんたは危ないことに首を突っ込んで!」
「キュルフェー!?」
あぁ、またか。・・・いやまぁたしかに今朝方のやつは絶対にこうなる系案件のやつだったよなぁ。そりゃ怒るわな。
まぁでもそんなのは関係ねぇ。俺の教室に入ったからには大人しくしてもらおうか。
「『停止』」
「あっ!?」「ぐりゅるふ!?」
・・・ってかいい加減教室入ったらこうなるって学習しろよ。・・・ん、あ、違うのか。ジョージは学習した上で入ってきてるってことか。
つまり、逃走手段として使ってるのか。・・・いや、先生を利用すんなよ。
「もう他の命令すんのめんどいから『問題児セット』これでいいか。」
「一一ッ!?」「一一。」
いっつもJEコンビに同じ命令すんの面倒くさいし、問題児セットにまとめてみた。
ちなみにまとめた内容は『遮音』と『着席』と『集中』と『学習』。遮音は黙るやつ、着席は席に着くやつ、集中と学習は授業をちゃんと受けさせるやつだ。
・・・これを全部まとめて問題児セット。・・・なかなかいいだろ?
「さて、んじゃいつものやつはこれで流しといて、そいつらが来たってことはもうだいたい居るだろ?」
「はい」×多数
あいつら追いかけっこする時はいつも遅れてくるからなぁ。まぁ学園側も何故かそれを理解してるみたい。・・・学園系主人公あるある〜。
・・・あ、ってことはハク達も既に……いたわ。なんかこっち睨んでたわ。・・・多分置いていったことを恨んでんのかな?
まぁ少し早く出るのは仕方ないでしょう。先生だもの。みつ(ry
「んじゃ早速朝の会を一一っと、その前に転校生について紹介しないとな。まず転校生全員、前へ来てくれ。」
俺がそういうと勇者達は前へ出て横一列に並んだ。
「んじゃまずは一番端の雲海から自己紹介してくれ。」
「はい! まず僕の名前は一一」
◇◆◇◆◇
〜約10分後〜
「一一以上だよー! よろしくねっ!」
最後にマルで終わり、みんなが各々の言い方で宜しくと声を上げる。
「さて、勇者たちの自己紹介も終わったところだけど、何か勇者君達に質問がある人はいるか?」
すると、至る所から手が上がり、はい!といくつもの声が上がる。
・・・質問を募集した俺が言えることじゃねぇけど、今朝あんなに質問攻めしてたのにまだ足りねぇのか。
「おぉう! おーけーおーけー。こんなに多いと先生も決めらんねぇし、ここは勇者君達に決めてもらおうか。んじゃまずは雲海君に質問ある人ー!」
・・・さっきのやつに比べて5分の1くらいは減ったが、まだまだ多いな。・・・あれ? ってか下げたの男だけじゃね?
・・・とりあえずこの中から決めてもらうか。
「ってことで雲海。この中から選んでくれ。」
「はい、では前から2番目、左から4番目の人。」
雲海はそう言うと1人の赤髪の男子生徒を指さした。
「はい! 勇者様はどこから来たんですか?」
男子生徒の質問に勇者は少し考えるような素振りをした後、直ぐに男子生徒の方に向き直し「トリルス王国です。」と答えた。
どうやら日本と言っても理解してくれなそうなので召喚された国を名乗ったようだ。
「んじゃ次の質問一一」
と言ったところで俺の声は大勢のハイハイハイという声でかき消された。
「えーと、じゃあ次は右から三番目の最後列の人!」
続いて緑髪の女子生徒。
「はい! 勇者様達には彼女はいますか!?」
勇者達もこの質問には苦笑い。全員がいないと答えた。すると、すぐさまに男女両方の黄色い悲鳴があちこちから聞こえてきた。
・・・まぁ確かにあいつら(勇者達)って同い年で勇者という力と権力を持った、言うなれば玉の輿ってやつだしな。上手く行けば……と思うのも仕方ない。
一一生徒達が勇者達に次々と質問を出していくと、とうとうこんな質問が出てきた。
「一一えーと、なら右から二列目の一番目の人!」
「お! やっと俺か! えーと、勇者様、と言うよりゼロ先生にも質問なんだけど一一」
ん!? ……特に話すこともないからぼーっとしてたら急に話題に出てきて少し驚いちまったわ。
「ん? なんだ?」
「ゼロ先生と勇者様達ってどっちが強いんだ?」
「あ! 私もそれ気になってた!」「俺も!」「えー? それは普通に勇者様じゃない?」「え? ゼロ先生だろ!?」
一人の生徒の質問に他の生徒達が口論を広げ、勇者達は何故かこの流れを見て全員が顔を見合わせ、勇者全員が同時に頷いた。
そして勇者も話に参加して
「僕もそれが気になってたところなんだ。」
と言い出した。
・・・あ、この流れ……。(察し)
・雑談
とうとう妹が寝返りをした後にさらに寝返りがうてるようになりました! しかももうハイハイしようとしてたりして……成長早い気もしますが、兄として嬉しい限りです!どうもテトです。お前のせいだ。
あの後、俺はホームルームが始まるまでうつ伏せになり、目を閉じていた。少しうとうとし始めあともう少しで眠れそうなところで突然、バンッという物音で体を起こした。
なんの音だ? と音がした方を見ると、そこには奇声を発しながら走り込んでくるボロボロな姿のジョージがいた。
「一一またあんたは危ないことに首を突っ込んで!」
「キュルフェー!?」
あぁ、またか。・・・いやまぁたしかに今朝方のやつは絶対にこうなる系案件のやつだったよなぁ。そりゃ怒るわな。
まぁでもそんなのは関係ねぇ。俺の教室に入ったからには大人しくしてもらおうか。
「『停止』」
「あっ!?」「ぐりゅるふ!?」
・・・ってかいい加減教室入ったらこうなるって学習しろよ。・・・ん、あ、違うのか。ジョージは学習した上で入ってきてるってことか。
つまり、逃走手段として使ってるのか。・・・いや、先生を利用すんなよ。
「もう他の命令すんのめんどいから『問題児セット』これでいいか。」
「一一ッ!?」「一一。」
いっつもJEコンビに同じ命令すんの面倒くさいし、問題児セットにまとめてみた。
ちなみにまとめた内容は『遮音』と『着席』と『集中』と『学習』。遮音は黙るやつ、着席は席に着くやつ、集中と学習は授業をちゃんと受けさせるやつだ。
・・・これを全部まとめて問題児セット。・・・なかなかいいだろ?
「さて、んじゃいつものやつはこれで流しといて、そいつらが来たってことはもうだいたい居るだろ?」
「はい」×多数
あいつら追いかけっこする時はいつも遅れてくるからなぁ。まぁ学園側も何故かそれを理解してるみたい。・・・学園系主人公あるある〜。
・・・あ、ってことはハク達も既に……いたわ。なんかこっち睨んでたわ。・・・多分置いていったことを恨んでんのかな?
まぁ少し早く出るのは仕方ないでしょう。先生だもの。みつ(ry
「んじゃ早速朝の会を一一っと、その前に転校生について紹介しないとな。まず転校生全員、前へ来てくれ。」
俺がそういうと勇者達は前へ出て横一列に並んだ。
「んじゃまずは一番端の雲海から自己紹介してくれ。」
「はい! まず僕の名前は一一」
◇◆◇◆◇
〜約10分後〜
「一一以上だよー! よろしくねっ!」
最後にマルで終わり、みんなが各々の言い方で宜しくと声を上げる。
「さて、勇者たちの自己紹介も終わったところだけど、何か勇者君達に質問がある人はいるか?」
すると、至る所から手が上がり、はい!といくつもの声が上がる。
・・・質問を募集した俺が言えることじゃねぇけど、今朝あんなに質問攻めしてたのにまだ足りねぇのか。
「おぉう! おーけーおーけー。こんなに多いと先生も決めらんねぇし、ここは勇者君達に決めてもらおうか。んじゃまずは雲海君に質問ある人ー!」
・・・さっきのやつに比べて5分の1くらいは減ったが、まだまだ多いな。・・・あれ? ってか下げたの男だけじゃね?
・・・とりあえずこの中から決めてもらうか。
「ってことで雲海。この中から選んでくれ。」
「はい、では前から2番目、左から4番目の人。」
雲海はそう言うと1人の赤髪の男子生徒を指さした。
「はい! 勇者様はどこから来たんですか?」
男子生徒の質問に勇者は少し考えるような素振りをした後、直ぐに男子生徒の方に向き直し「トリルス王国です。」と答えた。
どうやら日本と言っても理解してくれなそうなので召喚された国を名乗ったようだ。
「んじゃ次の質問一一」
と言ったところで俺の声は大勢のハイハイハイという声でかき消された。
「えーと、じゃあ次は右から三番目の最後列の人!」
続いて緑髪の女子生徒。
「はい! 勇者様達には彼女はいますか!?」
勇者達もこの質問には苦笑い。全員がいないと答えた。すると、すぐさまに男女両方の黄色い悲鳴があちこちから聞こえてきた。
・・・まぁ確かにあいつら(勇者達)って同い年で勇者という力と権力を持った、言うなれば玉の輿ってやつだしな。上手く行けば……と思うのも仕方ない。
一一生徒達が勇者達に次々と質問を出していくと、とうとうこんな質問が出てきた。
「一一えーと、なら右から二列目の一番目の人!」
「お! やっと俺か! えーと、勇者様、と言うよりゼロ先生にも質問なんだけど一一」
ん!? ……特に話すこともないからぼーっとしてたら急に話題に出てきて少し驚いちまったわ。
「ん? なんだ?」
「ゼロ先生と勇者様達ってどっちが強いんだ?」
「あ! 私もそれ気になってた!」「俺も!」「えー? それは普通に勇者様じゃない?」「え? ゼロ先生だろ!?」
一人の生徒の質問に他の生徒達が口論を広げ、勇者達は何故かこの流れを見て全員が顔を見合わせ、勇者全員が同時に頷いた。
そして勇者も話に参加して
「僕もそれが気になってたところなんだ。」
と言い出した。
・・・あ、この流れ……。(察し)
・雑談
とうとう妹が寝返りをした後にさらに寝返りがうてるようになりました! しかももうハイハイしようとしてたりして……成長早い気もしますが、兄として嬉しい限りです!どうもテトです。お前のせいだ。
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コメント
ドリーヴ繋
テト氏、もしかしたら妹さん人生二度目だったりして……なんちゃって!!
……もう今更感半端ない疑問ですが、ゼロって一応神様なのに一切崇められませんよね。
エルナ・アストル
読んでる側だと、どっちが強いとか明白だよね笑