異世界転移は分解で作成チート

神無木雷兎

第33話 ポーション。

第33話 ポーション。


 俺はあの後、すぐに宿に戻った。


 そして、宿の自分の部屋の前。

 やっと、着いたぁ。正直、門から宿ここまで結構遠くて歩くの面倒なんだよなぁ。今度から転移して行こうかな?

 まぁそれは今度考えよう。



 さて、中に入るか。ってか、ハク達はスマホで遊んでるのかな?

ガチャ「ただいま。」

「おかえりなさいです、マスター。」
「お疲れ様なのじゃ、主殿。」

「おう、ありがと。2人は仲良くしてたか?」

「はい。」「はいなのじゃ。」

「そうかそうか。それはよかった。
 ……あ。そういや、お前らずっとスマホやってたのか?」

「そうですね。私はこのスマホというもので本を読んでました。」
「あ、我はこのアニメというものを見てたのじゃ。」

「そっか。気に入ってくれたようでよかったよ。あ。2人はまだこのままスマホで遊んでるか?」

「はい。私はそうするつもりです。」
「あ、我もこのままアニメを見てるのじゃ。」

「そうか。」

 ……ふむ。俺はなにしようかな?なんか作るか?
 でも、作ると言っても戦闘に必要な武器とか防具は作ったし、スキルとか魔法も色々と作った。

 あと、作ってないのってなんだ?

 ……あ。異世界定番のポーション作ってなくね?
 うし。ポーション作るか!
 でも、この部屋だとやりにくいし自分の空間に行くか。
 時間はいつもの逆で中の時間を遅くしてっと。外の5分が中の1分にするか。よし。

「2人とも。俺ちょっと、自分の空間に入るからよろしく。」

「ん?わかったのじゃ。」
「了解しました。」

「んじゃ、行ってくる。」



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


〜ゼロの創造空間〜

 ふぅ。なんでか知らんけど、ここすごく落ち着くんだよなぁ。

 よしっ。んじゃポーション作り始めるか。作り方知らないけど、全知さんなら知ってるだろ。っつーわけで。

(“全知”“ポーションの作り方”。)

『ポーションの作り方。

材料:水(1L)、薬草(一束)、ヒール草(一束)。

1.まず、薬草とヒール草を乾燥させます。

2.乾燥したらすり潰して、粉状にします。

3.水を沸騰させ熱湯になったら温めるのを止めます。

4.熱湯の中に薬草とヒール草の粉を円を書くようにいれます。

5.約20分全体に行き渡るように混ぜます。

6.混ぜ終わったら約30分放置します。

7.放置が終わったら布などで濾して、薬草等の粉の残り、ゴミを取り除きます。

8.最後に空き瓶などに入れて完成です。』


 んじゃ、材料と作り方がわかったし作りますか。

(創造:“最高位の水”“最高位の薬草”“最高位のヒール草”。それと“すり鉢”と“空き瓶”。)

『最高位神純水、最高位神回復草、最高位神再生草、最高位神粉砕鉢、容量無限瓶を創造しました。』


 お、おう。なんかすげぇのになったが気にせず作ろうか。


 えーと。まずは乾燥か。つまりは水分を消せばいいのかな?

(改造:最高位神回復草、最高位神再生草の水分をない状態に改造。)

『改造しました。』

 よし。出来たな。次は、すり鉢粉砕鉢で粉状にしてっと。よし。

 えーと、次なんだっけ?うーん。……あっ。熱湯か。

 んじゃ、
(改造:最高位神純水を熱湯状態に改造。)

『改造しました。』

 これでよし。それじゃ、これの中に薬草とかの粉を円を書くように入れてっと。

 あとは20分混ぜるのか。めんどいな。

 よし。液体魔法で混ぜながら時間魔法で進み方を10倍くらいにしてさっさと済ませるか。

〜2分後〜

 よし、もう良いな。えーと、次はっと。

 ……30分放置か。時間魔法を使ってすぐに終わらs…ました。(マイ〇クラ〇トでよくある、ました工法。)

 よし。あとは濾すだけだ。でも、面倒いから。
(改造:ゴミをない状態に改造。)

『改造しました。』

 あとは、容量無限瓶に入れるのだけか。これはちゃんと手でやろ。。

〜3分後〜

 そして、やり終わったものがこちら。

最高位神再生薬・覇 1L(約5本分)

 飲むと、HPとMPが全回復。傷や欠陥を再生する。呪いや状態異常を消す。
 死んでいても一年以内なら生き返る(寿命で死んだ場合は2年だけ生きられる。)。
 永続効果として、HPとMPの最大値が5000上がり毎秒最大値の100分の1回復する。


 うん。すごいな。まぁ材料があれじゃな。当たり前か。
 ってか、欠陥とか呪いはわかるけど、死んでも生き返られるってすげぇな。
 作ったの俺だけどな。よし。さらに作るか!


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 俺はあの後、さらに20本分作った。


 あ。今、どのくらい経ったんだ?
 全知!What time is it?今何時?

『はい。マスターがこの空間に入って約50分経過しています。外では約4時間経過しています。』

 4時間か。ってことは、19~20時間くらいかな?

 んじゃそろそろ出るか。

  ☆☆☆

 その後、俺は部屋に戻り飯食ってすぐにみんなで寝た。


 次の日、朝から魔物退治に向かった。
 その次の日、この日は依頼を受けた。
 さらに次の日、みんなでスマホで遊んだ。そして〜〜〜〜。


 そんな特に面白みもない生活を続けること約2ヶ月がたった。

コメント

  • ノベルバユーザー284939

    依存症は危ないよ

    2
  • ぷのーる

    いきなり、スマホとか出てくると近代的過ぎて風景の描写とかがとりにくいから世界観が崩れる。
    所々に風景の描写を挟んで欲しい。

    1
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