ニートが魔法警察を目指して学校生活をおくるようです。

ノベルバユーザー173668

幸子の過去

 そして、授業が、始まる。俺は、幸子にわからないところを聞くと、やはり何か素っ気ない。昼休みになり弁当の時間になった。幸子が一人で食べ始めたので、俺は、幸子に
「一緒に食べよう。」
と言った。すると、
「犯罪者と食べようとするなんて変わった趣味わね!」
と笑い声が聞こえた。その方を見ると、百合がいた。俺は、頭に来たので、いい返してやろうとすると、幸子は、 
「私に関わらないで」 
と言ってきた。俺は、驚いた。あの温厚な幸子はがこんなこと言うなんて。俺が呆然としていると、他の男子が話しかけてきた。
「守!俺たちと食べようぜ。」
俺は、
「分かった。」
と答えその男子と食べることにした。その男子集団はゲームお宅だった。
「守もゲームお宅なんだろ?」
と聞かれたので、
「そうだけど、何でわかったの?」
「雰囲気で。」
と言われてしまった。これには俺も少々がっかりである。俺は、その後の授業でも幸子に素っ気ない態度を取ってきた。
 俺は、放課後家に帰る途中一人の少年に出会った。
「貴方はもしかして、佐藤 守さんですか?」
俺は、
「あぁそうだよ。きみは?」
少年は、こう名乗った 
「僕は、鈴木  幸夫、幸子の弟です。」
俺は、
「幸子の弟?」
と聞くと、幸夫は、
「はい。貴方にお願いがあるんです。」
俺は、
「俺に?」
幸夫は、
「姉を助けて下さい。お願いします。」
俺は、
「何で、俺に?」
幸夫は、
「姉は貴方だけに心を開いているからです。」
俺は、
「俺に?」
幸夫は、
「はい。よく姉は家で、貴方の話をよくします。」
俺は、
「でも、今日もう関わらないでっていわれたんだけど…」
幸夫は、
「やはり、そうですが、姉は、多分貴方が姉と話すと、クラスで、貴方もいじめられるのを恐れているのだと僕は思います。」
俺は、
「そうか…。ごめん。ここまで気づけなかった。」 
幸夫は、
「きっと、過去のことをきにしているのでしょう。」
と言った。
俺は、
「過去のこと?」
幸夫は、
「はい。」
といい過去の話を話始めた。
「7年前僕たちのお父さんは、犯罪を犯してしまいました。インターネットで、魔法警察のデータベースにハッキングしたのです。ハッカーとしての自分の腕を示すために。しかし、それが魔法警察にばれて当然、父は魔法警察に逮捕され大きく報道されました。その結果、姉と僕が、学校の生徒や近所の住人までに、犯罪者扱いをされました。姉はたちまち、一人ぼっちになり、明るかった性格も寡黙な性格になってしまいました。でも、一人だけ、そんな姉と、友達でいてくれる人がいたのです。でも、友達は、姉をかばったせいで、いじめられ、不登校になってしまいました。姉は家に帰って来て一人で、泣いて謝っていました。多分貴方を同じ目に遭わせなくないので、貴方にわざと嫌われようとしているのでしょう。」
俺は、それを聞いてとても悔しかった。何で、それに気がつかなかったのだろう。そして、俺に言った。
「俺に向かって余計な心配なんかしやがって!」
そして、続けて言った。
「幸夫、今幸夫は、家にいるか?」
幸夫は、にやりと笑って
「うん。」 
と言った。俺は、
「案内しろ。」
と言うと、幸夫は、
「わかった。」
と言い、案内をしてくれた。案内された先は古びた一軒家だった。待っていろよ幸子。俺が今助け出すからな。




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