奪~クラス殺しで異世界旅行へ~

玖 慰

一話=転移+王都




 俺は今、王城に居る。
理由は、一時間くらい前に遡る。

 俺の名は、山師やまし大翔たいが、高校1年生である。
今日もいつも通り、学校から帰ろうとしていると、床から白い魔法陣が現れた。俺たちはその光が強まるとどおじに意識を失った。

 目が覚めた俺は周りを見た。回りは中世ヨーロッパの感じで城のような感覚があった。
 前には人がいてとても偉そうにしていた。それが俺にはイラついて仕方なかった。


 そして今始めの冒頭に戻る。此処は王城であった。

 そして今さっき王様の話が終わって俺ははじめより苛々していた。王様の話をまとめると、

一つ、魔王を倒すために俺らが呼ばれた

一つ、俺等は勇者としてこの国に尽くさなければならない

一つ、魔王を倒しても元の世界には帰れない 

一つ、この世界は剣と魔法のファンタジー世界であること

一つ、超力を持たぬものを勇者とせぬ

一つ、勇者じゃ無いものを処分する

 これが話の内容だった。こんなひどいものが他にあるか?と思い俺は王様にこう聞いた。
「おい、国王様。」
「なんじゃお主その態度は」
王様の横にいた貴族が言い出した。が、王様が手を出して止めた。
「何だ?儂に聞きたいことでもあるのか?」
「あぁ、あるよ。俺はこの国を出ていく。」
そういった瞬間に王様は立ってなぜだ!と聞いてきた。
「王様が今出した六つの内容、俺等はお前らの家来でも何でも無いんだよ!。」
その言葉を聞いた王様はイラついたのか変な事を言い出した。
「何がだ?儂に支えられることに何か文句があるのか?馬鹿なのかね。」
その言葉にカチンと来た俺は最終的に王様をバカにしてしまった。
「お前こそバカだろ 俺らを利用することしか考えてないんじゃないの?。」
その言葉に図星をつかれた王様が何も言い返せずにいた。
 そんな王様を見て、俺はさっき王様から聞いたステータスの確認方法で超力を確認した。
「ステータスオープン。」
そういうと俺の前にラノベ等でよくあるステータスが現れた。
名前=タイガ・ヤマシ
種族=人間
LV=1
年齢=15
性別=男
攻撃=50
防御=100
俊敏=100
体力=1500
MP=1500
HP=1000
法属=火 水 風 雷 回復 召喚 
術属=妖 呪 忍 幻
スキル=❬料理LV1/30(1/5)❭ ❬剣術LV1/30(1/5)❭
❬全態勢LV1/30(1/5)❭ ❬火LV1/50(1/5)❭
❬水LV1/50(1/5)❭ ❬風LV1/50(1/5)❭ ❬雷LV1/50(1/5)❭
❬回復LV1/50(1/5)❭ ❬召喚1/50(1/5)❭ ❬妖LV1/50(1/5)❭
❬呪LV1/50(1/5)❭ ❬忍LV1/50(1/5)❭ ❬幻LV1/50(1/5)❭
超力=❬奪貸超力スチールゴッドパワー
武器=
鎧兜=❬学生服❭
称号=❬異世界人❭ ❬異界の勇者❭ ❬神の勇者❭
 それを見て俺は絶句した。そして隣のステータスを見てまた絶句した。
 それもそのはず。なぜなら大翔のステータスのスキル、超力が他人よりもすごかったからだ。ためしに隣のステータスをとってみた。すると
名前=タイガ・ヤマシ
種族=人間
LV=2
年齢=15
性別=男
攻撃=100
防御=200
俊敏=200
体力=3000
MP=3000
HP=2000
法属=火 水 風 雷 回復 召喚 
術属=妖 呪 忍 幻
スキル=❬料理LV1/30(1/5)❭ ❬剣術LV1/30(1/5)❭
❬槍術LV1/30(1/5)❭ ❬全態勢LV1/30(2/5)❭
❬火LV1/50(1/5)❭ ❬水LV1/50(1/5)❭ ❬風LV1/50(1/5)❭
❬雷LV1/50(2/5)❭ ❬回復LV1/50(1/5)❭ ❬召喚1/50(1/5)❭
❬妖LV1/50(1/5)❭ ❬呪LV1/50(2/5)❭ ❬忍LV1/50(1/5)❭
❬幻LV1/50(1/5)❭
超力=❬奪貸超力スチールゴッドパワー❭ ❬強化超力ブーストゴッドパワー
武器=
鎧兜=❬学生服❭
称号=❬異世界人❭ ❬異界の勇者❭ ❬神の勇者❭ ❬ステータス泥棒❭
 俺は絶句の連続だった。なぜなら隣の奴が急に死んだからだ。ステータスが増えて相手が死ぬ。ヤバい、マジでヤバいそう感じてすぐにでもこの国を出ようと思った。

 翌日、そう俺は王城で一泊してしまったのだ。
 王城では、今、犯人の捜索が続いてる。でも急に死んだため誰も犯人が誰かわからない。クラスメイトたちも元々病弱だった彼が、ショックで死んだのだと思っている。そのため、俺が犯人扱いされていないのが幸いなのだか。

 俺たちは今食堂で食事をしていた。もう皆食べ終わり食休憩をしている。すると、王様が急に、この中に犯人が居るかもしれない。と言い出したのだ!俺等は驚愕と狂気でいっぱいだった。クラスのみんなのステータスに「殺人」の称号があれば殺すと言われているのだから。

 だが、俺ともう一人、願咲咲良はとても冷静だった。いや、彼女は元々あぁなので多分焦っているのだろう。
 ただ、俺はなぜかは知らないが冷静でいられた。

 そして、俺の番になった。俺は素直にステータスを見せたら、あれ?と言われた。
 その理由は、この中に「殺人」の称号の人がいないのだ、それも当たり前だろう。なぜなら犯人は俺で俺はステータスを盗っただけなんだから。そしたら王様が適当に俺と咲良を指差しこの者らを王都から出せと言われた。

 俺は苛々のあまり咲良以外のステータスを全て取ってしまったのだ。クラスの人数は四十五人そのうち一人は盗った。そして一人は永久に盗らない(予定)だ。そのため、俺をのぞいて四十二人のステータスを奪いながら王宮の外へと連れていかれた。

 その後は俺と咲良は、普通に連れ出された。
 門の前で俺が騎士四人のステータスを盗って殺した。

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