イタダキマス〜とりあえず魔王の手下になって世界作り直します!あれ?なんかループしてない?〜

駅構内の狂っぽー

悲壮感と微笑感

服を脱いでルイと浴場に行くと、そこには広大な空間が広がっていた。大量の湯船とそこから登る湯気。そして豪勢な絵画や芸術品、そのこだわりは浴槽の淵から床のタイルにまで及んだ。タイルの一つ一つにまで彫られた彫刻。
「主ー、すごいですよ、ジャグジーですよ、初めて見ました。感動です」
おおー、としか言えない風景。とりあえず体を洗ってから風呂に入るのは知っているので体を洗うことにした。ルイに聞くとどうやら体を洗う場所があるらしい。
ルイの指さす先、そこに行くとなんというかイカダのような形をしたマットがあった。そしてその脇には桶があった。
「これは主の元いた場所にあるセントウという場所の構造に近いですね…壁などの装飾は国王の趣味でしょうか?なんか成金趣味って感じ出まくりですね」
軽く吐くようなジェスチャーを繰り返している。
「ここではルールとかあるの?」
「そうですね…体を洗ってからお湯に浸かるのが礼儀、それ以外は特にないようです。それからタオルはお湯に浸からないようにしなくてはいけないそうですよ?っておい!!」
「ん?」
アルジは思いっきり湯船にタオルを突っ込んでいる。うわー、泡がタオルの中にーすごーい、と遊んでいる。
「え?いやちょっと!!それやっちゃダメなんですってば、もう怒られても知らないですよ?」
「その通り。我々、ギルド銭湯品質向上委員会。我らの目の黒いうちはその暴虐、許しはせん!!」
 声のした方には全裸の男が数人、前に立って声を張り上げるのは筋肉質な男。その後ろに同じようなマッチョが続き、入口の近くにしゃがむ白衣の男が試験管を浴槽に入れている。
「ええと、どなた様でしょうか?」
「我々は銭湯品質向上委員会。この大陸中の銭湯の質を上げるのを目的とし、そのためならなんでもする。それが我々、」
「あぁ、すみません、ウチのリーダーが馬鹿なもので…あ、サブを務めてます、サブローと言います。よろしくお願いします」
 マッチョの間からひょろっとした細身の男が出てきた。白衣を着てその左手には体の半分以上はある杖を持つ。これはこの世界における基本的な魔術師や錬金術師などの魔術関連の職業の基本スタイルである。




 間が空いてしまいすみません。

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