イタダキマス〜とりあえず魔王の手下になって世界作り直します!あれ?なんかループしてない?〜

駅構内の狂っぽー

夕食会自体は美味しくないですよ

ルイはドレスではなく何故か学生服を着ることになった。しかもお腹がずっと見えているのでなんだか寒そうだ。廊下を歩いている最中にやたら今日の夜は楽しみですね。と呟いてくるので何かが起こるのかと期待している。
「ようこそ、夕食会へ。中で国王がお待ちしております」
「あぁ、どうも、はぁ、恐縮です」
ルイはなんだか変な感じだ。扉を押し開けるとそこには豪華絢爛、贅沢至極といった美語美句を並べても足りないような空間が広がっていた。
「おぉー」
「凄いですね主」
驚いて足が動かない私達を王が見かねた様子で声をかける。
「まぁ、そこに座ってくれ」
そこには社長椅子の進化版のような椅子がふたつ並んでいた。
「椅子がふかふかしてるー」
「この椅子半端ないってぇー。普通椅子こんなんじゃないやん、ふわふわし過ぎやってぇ〜。こんなに駄目にしてくるなら言っといてや。また駄目になるぅ〜またまたまたまたや。ほんま凄いなー。どうやったら降りられるんやろ」
「大丈夫?ルイおかしいよ?」
「時事ネタと言うやつですかね?あ、ご存知ない?そうかそうか」
王はなんだか困っているようだ。どうしたらいいのか、と悩んでいた矢先。
「お料理を今から配膳致します。まず前菜のハイタートルの甲羅肉のサルメ合えです」
そう告げると同時に給仕のメイドさんがワゴンを押して入ってきた。そしてテーブルの近くまできた。
「「おぉー」」
ワゴンから降ろされる2つのお皿には生のカルビがレタスともキャベツとも言えない何かが巻かれている。
「我が国が誇るサルメです。どうぞご賞味ください」
この葉っぱはサルメと言うらしい。
「美味い、美味いですよ主!」
「ハッハッハ、それは何よりだ。君も遠慮なく食べていいんだよ?」
「どうも、頂きます」
タートルってさ、亀のことだよね。なんて思考が頭を巡るまでには口の中には既に料理が入っていた。
「んっんんんん」
なんだこれ、淡白なかm、じゃなくてハイタートルの身に絡んでいるサルメが絶妙なバランスだ。サルメは少し塩が効いている。調味料ではなく素材の味をそのまま食べているのを感じる。
「それは良かった。異国の方にこの味が気に入って貰えるか料理長は大変気がかりだったんだ。なぁ?」
「はっ、大変苦心致しました。しかしながら今の御二方の反応を見る限り気に入って頂けたようですね」
(面倒だなー。今の主は記憶喪失だから普通の少女でしかないけど、前のは本当にこういうの嫌いなんだよなー。まぁ今日の夜はお楽しみだし。なんとかなるっしょ)

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