イタダキマス〜とりあえず魔王の手下になって世界作り直します!あれ?なんかループしてない?〜

駅構内の狂っぽー

脱出します。あとルイがやけに馬鹿にしてくる

「恐らく今の状況を整理するに主は記憶喪失したというのが妥当ですね」

「記憶喪失って何?」

「うーん、説明するのは難しいですね。例えば主は主ですよね?」

「そう言えばそうなのかな」

「主は昨日なにしてたか覚えてますか?」

「昨日?分かんないかな」

「その状態が記憶喪失なんです。でも主は女性ですよね?そして私よりも胸が小さい、それは分かりますよね?でもそれは現在でもわかることなんです」

「そんなに違うかなぁ、胸小さいかな」

「小さいですよ。今の主にはいつ胸が大きくなり始めたか分からないでしょう?親御さんの顔とか、あと前にナニをした日付とか。だから簡単に言えば、今より前のことは分からないって事なんです」

「へぇ、ルイは物知りなんだね。」

「そうですよー、私はなんでも分かるんです。主のスリーサイズ、胸の大きさ、そしていつナニをしたのか…え?い、1回もした事ないとは…損してますねぇ?主、今日は遅いですし休ませてもらいましょうか」

「ルイが言うならそうしようか」

「やったー!今日は寝かせませんよ?グヘヘへへへへへへへ」

「何か着ないの?」

「そうですね、なんか着ますか。何がいいですか?」

その時、扉を叩く音がした。入ってきたのはメイド服を着た若い女性だった。

「失礼します、王が夕食を共にしたいと…失礼しました、情事の最中とは…」

「じょうじってなに?」

多分今日の夜する事ですよ、と耳元で囁いてくる。

「あー、全然大丈夫ですよ。夕食には行きますね。お姉さんもします?」

メイドは頬を赤く染め俯く。

「い、いえ私だけ楽しませて頂く訳にはいきませんので。王にはその旨を伝えておきます。失礼します」

メイドは一礼すると部屋から出ていった。

「うーん、何を着ましょうかね」

「ドレスとかいいんじゃないかな」

「主の命令ならどんな服でも着ますよ」

「自分で選んだらいいんじゃない?」

「それもそうですね」

その頃、廊下では…

先ほどのメイドが歩いていた。

「なに、お前では力不足だったのか?」

「そうではありません、情事の最中でしたので。あの少年どこから女を連れてきたのか…」

「なるほどな。お前の弟に重なったという訳だ。ハハハ、伝説の暗殺者も王宮ではただのトラウマ持ちということだ」

ピッ、という音がしてメイドが振り向きざまに男の顔に蹴りを入れる。その足の先、黒いブーツの先から刃渡り2センチ程の小さいナイフが飛び出ていた。

「ヒッ、冗談だよ。アレイダ」

「その口の軽さが仇にならないといいですね。サワーディール大臣」

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