イタダキマス〜とりあえず魔王の手下になって世界作り直します!あれ?なんかループしてない?〜

駅構内の狂っぽー

赤城流雷纏武術の教え

「いや〜昨日は色々あって疲れたな。でも、ぐっすり寝れたしいい朝だな」
伸びをしながら朝の日差しが差し込む中庭に目をやる。
「ねぇ?涼さん、いい朝ですね」
「そうだな。今日はお前にこれを教える、まずは食らってみろ。」
「え」
俺の腹は跡形もなく消し去り、下半身の半分が炭になっている。辛うじて下半身が崩れなかったので俺の頭が落ちることは無かったが…
「いや、何やってるんですか朝っぱらから!!おかしいでしょう、こんな人のお腹を消し飛ばすなんて」
「いや、何て言うか口じゃ伝わりにくいから何とかして伝えようと思ってな」
「だとしても酷すぎるでしょう!さっきのは何なんですか」
「赤城流雷纏武術の事か?」
「名前じゃなくて、どうやってあんな破壊力を持たせたんですか?って話ですよ。ただのデコピンじゃあの破壊力は出ませんよ。普通は」
あぁそうか。と小さく呟いて涼は詠唱を始める。
「雷魔法第9階位稲束いなたば
涼の左手にはいつの間に両手でギリギリ抱えきれる程の細い黄緑色の筋がドラム缶程の太さまで集まっている。
ほいっ、涼は軽々と束を投げた。そして危なげにキャッチする____はずだった。
 しかし、誠に残念ながらその束は無数に分裂し、凶星の体を駆け巡る。そして、地面や空中に放出され、魔素に還った。
「あばばばばばばば」
「馬鹿か?馬鹿なのか、お前」
少し前まで進み、仰向けで倒れている凶星の髪を掴み、持ち上げる。
「軽っ!あとさあれ、電気な。触るとビリビリ来るぞ。てか全身火傷する」
凶星の目を覗き込み、虚ろな目を見て鼻で笑う。
「あ、そうだな。せっかくだしいいスキルを習得させてやるよ」
凶星を持ち上げたまま、凶星とは反対の方向に手を向ける。すると、そこに大きな釘が地中から生えてくる。あっという間に釘が裏庭を埋めつくし、1本1本が大きくなっていく。
そして辺りが釘の海になったところで凶星の左足に釘の先端に当て、手を離す。とても細い釘の先端は凶星の皮膚を食い破り、いとも容易く反対側へと通過していく。

スキル〜赤城流雷纏武術〜を習得しました
スキル〜痛覚無効〜を習得しました
スキル〜雷魔法〜を習得しました
称号〜虐げられし者〜を習得しました
称号…電…の…霊の主〜…を……しま…




体に覚えさせてやったし、これでアイツも何とか生きていけるだろう。さてとペリュトン、お前大丈夫か、え?慣れっこだよって?何がだよ?死ぬ事か?違う?人との別れか?あー、分かったよ。分かった。無茶だろ?知ってるよ。今回は無理だろって?いけるよな、でも悲しいな。アイツにはこっちに来ないで欲しいもんだ。おい、もうお迎えが来たようだぜ、さぁ行こうか。

涼は窓枠に立ち、宣言する。
「えー、オホン。諸君に告ぐ。我こそは『憤怒』。怒りを力とする者である。忠告しておこう。10万などという兵の数で我らを止められると思うな。可愛い彼等の仔らよ、さぁさぁさぁ皆の者!!遠からずんば斬首の音に聞け!!近くば寄って血飛沫を見よ!!我こそは大罪の『憤怒』にして七人衆の『憤怒』」
眼下の兵士たちは不安と高揚をその胸に抱きながら近づいてくる死を感じていた。
ペリュトンは涼の影から出て、名乗りを締める。
「「Shall  we dance?」」

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