イタダキマス〜とりあえず魔王の手下になって世界作り直します!あれ?なんかループしてない?〜

駅構内の狂っぽー

新しいセカイ

新世界と言ったが、あれは誇大広告ではない。ここは基本的には剣と魔法のファンタジー世界である。
なら普通は武器と言えば基本的なバスタードソードなどの斬る、刺す、射る。という単純な動作を魔法で補助する、というのが一般的な戦闘スタイルらしい。
しかし、赤城さんの作る武器は複数の人間が複雑な動きをするための武器。というところらしい、モン〇ンで言えば、エリアルスタイルか。
モ〇ハンかー。用語は知ってるちゃ知ってるけどやったことないんだよな。でももう出来ないしな。
それは置いておいて、少なくとも元々の戦闘スタイルでも最低で術師と剣持ちの2人、つまり多数で狩りをするという文化が形成されているという裏付けになる。
この前提があれば複数で攻撃対象を絞らせない戦い方を作るのはそう難しい事ではない、と思ったという。こちらの世界で1度は冒険者として前線に立った経験のある赤城さんだからこそ出来る事な訳だ。実際、赤城さんの武器を使っているパーティーの傷害率は他のパーティーの4分の1以下だという。
しかし、赤城さんの実験室に置いてある物の1つ1つ説明を聞いているうちに段々と次元の違いに気づいた。
なんなら赤城さんは2次元の中に住んでいて、俺はそれをたまに垣間見る程度だもんな。それは違うわけだ。
魔導力エンジン、それは実用化には至っていないとされている。
所謂、都市伝説のようなものなのだが、俺はそのオーパーツ地味た物を内蔵している武器の数々を目にしている。主に刃の部分を熱して一撃の威力を上げる武器の数々。スイッチを入れるとスピアの先端部分が高速回転し、確実に敵を仕留められる武器。そして高位魔獣の魔石を、魔力を帯びた金属である魔鉱に練り込んだ合金、ギミックは1つだけ、魔力を流すと変形すること。変形する形は元々形状記憶合金の様に1つか2つ。基本はどんな形にでも変形するという魔石鉱なる金属の開発。
そういう常識の説明を聞いた後、提案があった。
「魔石鉱の武器使ってみてくれる?」
無論強ければ使う。シンプルな考えだ。
「強度とか切れ味とか教えてもらえますか?」
「乗り気だね。強度はかなりだよ、魔鉱は1トンに余裕で耐えられるレベル。その10倍から50倍と見込んでいるよ。」
「1トンの50倍、50トン…ティラノサウルスが大体3トンだから、16匹も」
訳が分からない。ただ凄いということが分かった。
 「切れ味についても、魔石は近くの物に癒着して自分の体としてある意味、寄生するらしいからいつでも切れ味が保てると思っています。まぁ君の子もある程度育てばここに移せばいいと思っていますから」
君の子?ヴィーヴルの事かな。移すって魔石の事だろう。「武器はいつ出来ますか?」
赤城さんは首を傾げる。
「え?今日持ち帰ったらいいよ」
「今日?!じゃあ出来てるんですか?」
「いや、これから作る。」
そう言うと足元から錆びた銅剣を取り出した。
「これはベースになる剣の型だよ。作るのに時間がかかるから寝てていいよ」
「寝るってどこで?」
「向こうのソファー」
指差した方向にはソファーがある。最初は座っていただけだったが眠くなってきた。目が開かない。寝た。

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