イタダキマス〜とりあえず魔王の手下になって世界作り直します!あれ?なんかループしてない?〜

駅構内の狂っぽー

魔王が目の前に..…

目を開けるとそこはなんだか禍々しく、神殿のような場所にいるのかと思ってた。
だがどうもそんなものとはかけ離れている内装でひたすらに巨大な聖堂みたいなところだろうか。そういえば誰もいない。個別に召喚されたんだろうか?その時、雷が鳴った。
僕のちょうど後ろで。
流石にタイミングがおかしい、後ろを振り返ると誰かいるパターンだ。だが僕は何かに吸い寄せられるように後ろに体が回っていく。
そこには王座と、そこに座っている「魔王」という言葉が似合う人に角が生えた、りゅ〇おうのような人がいた。ドラ〇エかよ。
挨拶をしなければ殺されそうだ。それぐらいの圧力がこちらを見つめてる。
「ようこそ魔王の城へ。」え?先制攻撃!?マジかよ。じゃあ、この人ってもしかして…
「魔王なんですか?あなたは。」
よく分かったな…とか言って殺られるんじゃなかろうか。だが第一印象は宛にならなかった。
「あ~、やっぱり?分かっちゃいます?ですよね。あ、魔王です。よろしくお願いします。」
「え?え、あ、はい、よろしくお願いします。」
なんだ?なんなんだ?訳がわからない。
「あのー、すいません僕って多分あなたを倒すために来たと思ったんですけど?やっぱそうですかね?」
バトルか?バトルなのか?
「そうですね、まぁ僕を倒すために来たんだと思います。」
あ、バトルじゃないのか、安心した。
「だから、1度死んでもらいます。」
うん平和主義じゃないのか、やっぱりここで死ぬのか。そう思ったか、思わないかのところで、腹が無くなった、というかなんかが代わりに入ってきた。
お腹を見れば、黒い肉々しい何かがお腹に入ってきた。直感で、貫通したのか。と思った。そして何か・・の続くところが王座の脇に立ってる人だと分かったところで僕は黒を見てた。色の黒、目を開けてるのにひたすらに周りが暗い、というか黒い。
誰かに肩を掴まれた気がした。声がする。
呼んでるのか?もう死んでしまったからそっちには行けないよ。と必死に声を出す。揺さぶられる、体が痛いよ。瞬きしている間に段々色が戻ってきた。
清潔感のあるシーツの上に僕はいた。その隣に魔王がいた。また殺される、逃げなきゃ、上半身を起こしていた僕は魔王に背を向ける形で、ベットの延長線上の空を僕の手が掴んだ。要するにベットから落ちたんだ。
そうしたら、魔王は僕のそばに来て、大丈夫ですか?って言った。不思議なことばかりだ。まず僕を殺そうとしたところからだ、聞くのは。
「なんで僕を殺そうとしたんですか?」魔王は意外そうな顔をしている。
「なんで死んでないのかとか聞くことはあるんじゃないんですか?」
「確かにそうですね。じゃあなんで僕一人が魔王の城にいるのか、教えてもらえますか?」
魔王はやっぱりな、という顔をしている。
「じゃあその前に楽にしていいですか?」
よく分からないからどうぞ、と言った。
「いや、この喋り方も辛いんだよ。」
へ?キャラが…
「いやね、魔物もね威厳のある喋り方じゃないと付いてこないから辛いねー」
あー無理してるやつだこれ
「あ、僕は元々君の世界の人間だよ?」
サラッと明かされる魔王の秘密。こんなでいいのか魔王よ!?
「あ、そうなんですね?ていうか僕はなんで生きてるんですか?」
やはりこれが一番の疑問だ。
「それは君を連れてきたのにも関係するんだ。まず君を殺そうとなんてしてない。これが1つ、もう1つは君を助けるためだよ。」
「言ってることが分からないんですけど。」
正直に伝える。うん、本気でわからん。
「君は多分、魔王によってこの世界は危機に瀕していると聞いたと思う。あれは嘘だ、確かに交戦状態ではあるが、仕掛けたのは人間側だ。」
へーそうなんだ、
「そして君が巻き込まれた勇者召喚だが、よほど強くない限り戦奴隷に落ちる。そこから君を救う為でもあったんだよ。」
なんだ普通にいい人じゃん。
「分かったんですけど、さっきの攻撃は殺そうとしてないなら、どういうことですか?」
魔王はそういえば、と言った顔で自信満々に語り始める。
「ここは西大陸の奥深く、魔素という空気中の物質が最も多い場所だ。そして魔法を使うのには魔素を使う。それに生き物は魔素を呼吸で取り入れて強くなる。だが、人間は魔素に対する抵抗が一番弱い生き物だ。そんな人間がここに来たらどうなるか、ましてや魔素がない世界から来たんだ。だから魔石を埋め込んだ。ラノベによく出てくるだろ?」
言ってることが超越しすぎてるけど、要するにそのままにしてしまうと死ぬから助けてくれた。ということらしい。だが魔石を埋め込むというのは…魔石はそもそも魔物の核だ。それを違う生き物に埋め込むのはどうなのか。どっかのカネキくんになるかもしれない。
「多分分かってるだろうけど、他の魔獣を食べないと死んじゃうよ。」
「エネルギーを得るなら果物とか野菜とか食べればいいじゃないんですか?」魔王はこちらを馬鹿にしたような顔で呟く。
「君はまずヒトじゃないんだよ。」
酷い目眩が僕を襲った。

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コメント

  • 神風戒人

    改行した方が見やすいですよ

    0
  • レイ・ブラドル・ドラニス

    魔石は魔物の核だ。なんの説明もなかったような気がするけど、まあ、主人公もラノベとかよく読んでるんだろうって思っとけばOk?

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