悪役令嬢は魔王の小鳥
11話
「……追放、か…」
「ふふ、あの皇子は1度痛い目見た方がいいわねぇ…。それとお義兄様にも。」
白髪碧眼の美女と赤と黒の混じった髪と瞳をもつ男が手紙を見ている。
内容は簡潔に言えば、“マリアンヌ公爵令嬢が黒の森に追放された”
という内容のものだった。
彼らエカルラート侯爵夫妻。
エカルラート公爵家当主の名はルマン・エカルラート。
その妻はシャーロット・エカルラート。マリアンヌの実の両親である。
子のいないスカーレット公爵家に養子としてマリアンヌをあずけたのである。
ちなみにシャーロットの旧姓はシルヴィア…現国王の姉にあたる存在だ。
そしてルマンはスカーレット公爵家当主の義理の弟である。なぜ義理なのかというと彼は捨て子であるから。
詳しい話は後々お話しましょう。
マリアンヌが見たこともない祖母を慕っているのもルマンが母をひどく慕っており、マリアンヌによく母の話をしていた。その影響でルマンの言っていたことを祖母が言っていた、と言い見たことの無い祖母を慕っているのである。マリアンヌの由来も母から貰い、少し変えてマリアンヌと名付けた。
「………まずは、陛下に話を聞こうではないか。きっと殿下の事だから勝手に話を進めたのだろう。現に殿下は婚約者であるマリアンヌを放って礼儀もなっていない伯爵の娘なんぞに現を抜かしていたからな。」
「えぇそうねぇ…ふふ、実は証拠を取っておいたの。えーと、王国の侍女長でしょ?執事長でしょ?近衛兵さん達にも貰ったし…これだけあれば十分よ。
そういえば殿下、既に痛い目みてそうですわ。」
ふふっと黒い笑みを浮かべるシャーロット。きっと泣き叫ぶミッシェルを思い浮かべているのだろう。
そんな妻を見てぶるっと身震いするルマン。
「…まぁ、あれだけ国民が城に集まればな。それに国1番の商会、あれマリアンヌが作ったものだし…代理の代表、私たちにしておいて良かった。」
「きっとあのお義兄様は自分の義理娘があの商会の代表をやっているとは思わないでしょう。きっと横領しているとか言って…ふふ」
「まぁ、ちゃんとあそこの管理しなければな…まぁ商会は私に任せろ。断罪は頼んだぞ」
「えぇ、もちろんよ。」
今、最強のふたりが動き出した_
なんか最近魔王様とマリアンヌちゃん書いてない気がする…次はちゃんと2人を書きます(´◉ᾥ◉`)
少し訂正しました
「ふふ、あの皇子は1度痛い目見た方がいいわねぇ…。それとお義兄様にも。」
白髪碧眼の美女と赤と黒の混じった髪と瞳をもつ男が手紙を見ている。
内容は簡潔に言えば、“マリアンヌ公爵令嬢が黒の森に追放された”
という内容のものだった。
彼らエカルラート侯爵夫妻。
エカルラート公爵家当主の名はルマン・エカルラート。
その妻はシャーロット・エカルラート。マリアンヌの実の両親である。
子のいないスカーレット公爵家に養子としてマリアンヌをあずけたのである。
ちなみにシャーロットの旧姓はシルヴィア…現国王の姉にあたる存在だ。
そしてルマンはスカーレット公爵家当主の義理の弟である。なぜ義理なのかというと彼は捨て子であるから。
詳しい話は後々お話しましょう。
マリアンヌが見たこともない祖母を慕っているのもルマンが母をひどく慕っており、マリアンヌによく母の話をしていた。その影響でルマンの言っていたことを祖母が言っていた、と言い見たことの無い祖母を慕っているのである。マリアンヌの由来も母から貰い、少し変えてマリアンヌと名付けた。
「………まずは、陛下に話を聞こうではないか。きっと殿下の事だから勝手に話を進めたのだろう。現に殿下は婚約者であるマリアンヌを放って礼儀もなっていない伯爵の娘なんぞに現を抜かしていたからな。」
「えぇそうねぇ…ふふ、実は証拠を取っておいたの。えーと、王国の侍女長でしょ?執事長でしょ?近衛兵さん達にも貰ったし…これだけあれば十分よ。
そういえば殿下、既に痛い目みてそうですわ。」
ふふっと黒い笑みを浮かべるシャーロット。きっと泣き叫ぶミッシェルを思い浮かべているのだろう。
そんな妻を見てぶるっと身震いするルマン。
「…まぁ、あれだけ国民が城に集まればな。それに国1番の商会、あれマリアンヌが作ったものだし…代理の代表、私たちにしておいて良かった。」
「きっとあのお義兄様は自分の義理娘があの商会の代表をやっているとは思わないでしょう。きっと横領しているとか言って…ふふ」
「まぁ、ちゃんとあそこの管理しなければな…まぁ商会は私に任せろ。断罪は頼んだぞ」
「えぇ、もちろんよ。」
今、最強のふたりが動き出した_
なんか最近魔王様とマリアンヌちゃん書いてない気がする…次はちゃんと2人を書きます(´◉ᾥ◉`)
少し訂正しました
コメント