reverse of color~魔法の世界で俺は剣術だけを使いたい!~

兄ふぐ

1章九話 大会予選の準備



 大会の本部に参加をエントリーした蒼太は、エントリーの手続きをするまで一緒にいた、ノワールのところに行った。
 
 予選の内容は始まる時に説明されるってと、言ったら、

  「そうなんだ、じゃあ魔法に対しての対策を考えないとね。」

 と、ノワールが言った。それに対して俺は、

  「そうだな、でも魔法の対策って具体的に何をすればいいんだ?」

 と、聞くと、ノワールが言った。

  「ただ魔法をその剣で斬れればいいんじゃない。」

 と、適当なことを言った。
 え、いや、ちょっと待って、普通に辛くね魔法斬るの。

  「まあ、やってみれば出来るかもよ。」

   「出来ないと勝てなそうだな。」

   「そうだね。」

  「まあ、とりあえずやってみるか。」

 と、言って、練習することになった。




  「はぁはぁ……全然斬れる気がしない」

 やっぱり斬れないと、思ったことを言ったら、

  「そうだね、まだ武器のスキル発動させてないしね。」

  「どうやったらスキル発動するんだよ。」

 まだスキルの発動のさせ方を聞いてみると。
  
  「武器を使い込まないと、使えないよ。」

 と、言ったので、素直に従う事にした。




  1週間後

 
  「なんとか、魔法の軌道が見えるようになったぞ。」

  「よく、その間合いで魔法の軌道が見えるようになったね。」

  「俺も、成長してるって事だな。」

  「そういえば、今更だけど、この大会3人まででチームを作って戦うんだよね。」

 ………え、何それ聞いてないんだけど。
 
  「あの、ノワールさん、そんな超重要なことなんで早く言ってくれないの!」

  「え、まあ、言わない方がいいかなって。」

 まじで言ってるのかよ。辛いな。

  「ということは、ノワールが大会に出ないってことは、最大俺は3対1で戦うことになるんだよね。そう言うことは早く言ってくれ! 」

 3対1の魔法を俺は受けなけりゃいけないという事実を知ってしまった。

  「これって、俺が魔法斬れても無理じゃね。」

  「でも大体の魔法は詠唱をストックすることができないから、魔法を斬りながら、敵に向かって行けば多分大丈夫なはず。」

  「多分ってなんだよ。」

  「まあ、近接で戦う人なんていないって思っている人が多いから大丈夫だと思ったから。」

  「そういえば、剣以外に、使われてる武器ってなんかある?」

  「銃なんて使っている人がいるって聞いたことあるよ。」

  「銃もあるのかよ、この世界は!」

  「俺も言ってなかったことあるんだけどさ、俺の剣術二刀流までいけるからさ、もう一本剣が欲しいんだけど、このアブソリュートみたいな剣が出来れば欲しいな。」

  「へえー、そうなんだ。二刀流使いなんだ。まあないことはないんだけど、多分予選終わってから大会の本戦始まるぐらいには作ってもらえるかな。」

  「次の剣こそ、素材に使っているモンスターの名前知りたいな。」

  「あ、そうだね、次の素材に使うモンスターの名前は、時空竜 ドライブだったはず。」

  「次の剣の名前も決めとかないとな。」

  「そうだね。決めとかないといけないね。」

  「でも、とりあえず予選勝ち上がらないとな。」

  「あ、これも言ってないけど、予選明日から始まるって。」

 もう、何でもいいやって思い始めてきた俺はもう今日の特訓は終わりにして、宿に戻って、明日に迫っていた大会の予選の準備をすることにした。

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