詩集(自由詩)

加月 村将

夜桜

暗闇に浮かぶ ぼやけたシルエット

ひっそりと たたずんで

灯りに照らされ わずかに顔を出す

その時はじめて 色づいた

薄く 淡く ほんのりと 儚げに

自ら 存在を主張することなく

確かに そこにいる

暗闇のなかで そっと みまもるように










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