日常

江力

プロローグ

別れとは、慣れないものである。

しみじみとしたのは嫌いだ。どちらかと言えばみんなで集まり騒いで終わるというよりは、最後はみんなと会わずに終わるみたいなドラマでよくありそうな終わり方の方が自分は好ましい。
と、思っていたのも去年までの話し。

今はそうは思わない。

今、高校生活最後の授業が終わったところである。

振り返ってみるとこの1年間はとても楽しかった。と言うよりかは、色々な経験ができ、それらに関わることで少なからず退屈はしなかったのである。

自分の性格上こういう言い方しかできない。将来、これを見た時、いかに自分が冷めた人間だということに気がつくかもしれない。いや、気づいてほしい。

まだ、完全に変わることは出来ていないが今は変化している途中ということでいい。これからは今まであった出来事、その中でもこの高校最後の年出会った経験を踏まえ成長して欲しい。


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