転生したら魔王軍に連れていかれました

ふらふら〜

魔王軍四天王と三大幹部にとっては敵なんていないのも同然......


戦争だァァァ!!




俺は今戦場を駆け回っている。やられそうな仲間を治癒魔法で治しつつ襲って来る敵を気絶させながら走っている。ふと上をみるとシルフィンさんと敵の賢者が魔法の撃ち合いしていた。
すげーな...敵の賢者が2つの魔法を同時に詠唱しているのに対してシルフィンさんは4つの魔法を無詠唱で放っている。流石に三大幹部はダテじゃないな!

「ドォコォォーーン!!」

なんだなんだ!?遠くの方を見るとゴルドさんが暴れていた。

「化け物だよなあのおっさん......」

そうこうしている間に敵を倒して行ってたがいつの間にか敵に囲まれていた......

「ありま〜...囲まれてら......パッと見500人ぐらいか」

『マスター油断は禁物ですよ。』

スキルにも注意されちまった俺はもう終わりだな...

「なにへらへらしてやがる!」

うわ〜めんどくさい奴らだな。

「まさか魔王軍に人間が居たなんて!」

そうなるよなー......

「構うな!殺せ!」

うわ〜突っ込んできやがった...流石にきついぞ!

「おいおい!集団で1人を襲うなよ!」

「うるせー!やっちまえ!」

やっぱり聞く耳を持たないのな。
そして一斉にかかってくる。そしてそれを右に左に飛んで敵を踏み台ついでに蹴り飛ばしたり殴ったりする。しかしいくら«身体強化»«電光石火»を使ってるとはいえ敵の数が多すぎて攻撃を食らう。

「クッ......うぐ...!」

くっそー!!もっと!...もっと!はやく!

「ぐはッ!...電光石火...」

もっと!...もっともっとはやく!

「電光石火!...電光石火ッ!!」

「なんだこいつ!どんどんはやくなっていきやがる!も、もう目で追えねぇぇー!」

もっと!!はやくッ!!!

「疾風迅雷ぃぃぃ!!」

『スキル«電光石火»が進化を開始しました。.....成功しました。«電光石火»から«疾風迅雷»に進化しました。」

「うおおおおぉぉぉ!!!」

今のレンの速度を目で追えることができるのは最早魔王軍幹部でも難しいであろう。そして、目にも止まらぬ速さで決着がついた。

「ハァ...ハァ......つ、疲れた...」

そしてその場に大の字で倒れる。

「貴様がこれをやったのか?」

横から声がする。その方向を向くと如何にも隊長ですよ感が出てる騎士が立っていた。

「あ?誰だよ...お前......」

「まさか、魔王軍に人間の幹部がいたなんて...」

ん?なに勘違いしてるんだ?この人

「いや違うぞ?俺は幹部じゃない...雑用兵だぞ」


「馬鹿を言うな!雑用兵が500人の兵を1人でやられる訳がないだろう!」

「あ、はい...信じないならそれでいいよ、1つ違うとしたら俺は魔王のお気に入りってことぐらいだな」

そう笑いかける。

「な、なんだと...!?」

「ハハッ気にするな」

めっちゃ歯ぎしりしながら今にでも爆発しそうだ。

「下がっておれ...」

ん?また違うおっさんが来たぞ?

「面白いぞ小僧...」

「面白くともなんともないぞおっさん...」

「元気でよろしいなー!」

余裕だなこいつ。

「まぁ良い...私と一騎打ちをしなさい」

「は?」

なんだよいきなり一騎打ちなんて...

「ふッ......剣を取れ!」

な!?剣だと!それはつまり...

「どちらかが死ぬまでやるんだ...」

「お、おい!?それは!」

「拒否権はなしだ!」

俺は人を殺したくないんだよ!

「では!行くぞ!」

おいおい心の準備が!

「ちょ待てよ!」




シルフィンside

このおじさん嫌いだわ...

「へへっ儂が勝ったら遊んでおくれよ!」

そして、2つの魔法を同時に詠唱する
さっきからこればっかり...呆れちゃうわね

「あなたは私に勝てないわ」

そして4つの魔法を無詠唱で放つ。

「な、なんじゃとーー!?」

「三大幹部に勝てると思って?」

あの子は平気かしら?
そして下を見下ろしレンを探す...すると沢山の兵士に囲まれていた。

「大丈夫かしら?」

観ていると。どんどん敵を倒してき加速してく。

「ふふふ♪あれはそこらの人じゃ目で追えないわね...心配ご無用だったわ」





ゴルドside

「ハッハッハー!どうした!どうした!」

どんどん兵士が吹っ飛んで行く。周りにいた1500の兵士共は隊長や幹部を含めて既に後200人程度しかいなくなっていた。

「ば、化け物め!!」

「化け物だと!?どこにいる!」

「お前だよ!」

「俺か!ハッハッハー!そんなことを言うやつには取って置きをプレゼントだーー!」

「ドォコォォーーン!!」

そしてクレーターのみが残った。





全員暴れてました。
次回はレンとおじさんの一騎打ちですね!



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