GRO story

ニュートリノ

休暇

ウィティカ温泉にて


エピソード「ようやく着いた~!」

ゼノ「いやいや、ようやくとか言うほど離れてないしw」

女将「いらっしゃいまし。ウィティカ温泉へようこそ。」

ショウマ「そういえば、ここ最近出来たんですか?新しい感じがするし…」

女将「はい、こちらの世界に来て混乱がだいたいおさまったくらいの約1ヶ月前に開きました。」

ミュリノ「確かに、こっちに来て今12月だからもう8ヶ月ですね。」

女将「さぁ、皆さんどうぞ中へ。」

女将「一部屋になさいますか?それとも二部屋になさいますか?」

エピソード「どうする?お金もまだまだあるけど一部屋にする?」

ゼノ「私は二部屋がいいな。変態紳士と同じ部屋だと何されるか分からないし。」

エピソード「誰が変態紳士だ。じゃあ、二部屋でお願いします。」

女将「分かりました。では、晩御飯ができるまで温泉でゆっくりしてて下さい。」


男湯にて

エピソード「そういえば、ボスゴブリンの時のスキルどうしたんだ?ずっと気になってた。」

ショウマ「自分でもよく覚えてないんですよ。」

エピソード「もしかして、あれってSAOでいうスターバーストストリーム的な感じなのか?」

ショウマ「たぶんそうですね。」


女湯にて

ゼノ「おお!露天風呂だ!」

ミュリノ「うう、外寒い。早く入ろ!」

ミュリノ「ふぅ~。温かい~。生き返る~。」

ゼノ「あ、こら、髪くくって。」

ミュリノ「あ、ごめんなさい。」

ゼノ「火山の西の景色けっこういい!」

ミュリノ「あ、そうですね。星がよく見えます。」

ゼノ「あ、元男のくせに生意気な!」

ミュリノ「え、何がですか!?」

ゼノ「その胸を私に分けろー!」


男湯にて

ショウマ「いったい何してるんですか?エピソードさん」

エピソード「何って、板の隙間探しだよ。向こうが騒がしいから、ちょっと気になってな。」

ショウマ「覗きは犯罪ですよ。エピソードさん。」

エピソード「そんなこと言って実はお前も気になってるんだろ?」

ショウマ「ま、まあ少しは。」

エピソード「じゃあ一緒に探せ。」

ショウマ「ダメだ!」

エピソード「じゃあ、俺一人で探す。」


エピソード「お、あったぞ!」

スコーンスコーン

ゼノ「何があったって~?」


部屋で

エピソード「申し訳ございませんでした。」

ゼノ「そっちだけ見るだけなんて卑怯と思わないの!?」

エピソード「え、そこ!?」

ゼノ「で、私たちの体見たの!?」

エピソード「いえ、見えてません。」

女将「まさかあの壁に穴があったなんて。」

ショウマ「俺はやってないのになんで俺まで…」

ゼノ「なんか言った?」

ミュリノ「ショウマは少なくとも私が見てきた中ではそういうことしないよ。本人もやってないって言ってるし。」

ゼノ「分かった。ミュリノちゃんに免じてショウマ君は無罪。でも、エピソード!あんただけは許さない!」

エピソード「グハァ!」


就寝前

男子部屋にて

エピソード「まさか、ゼノちゃんがミュリノちゃんに負けてるとは…」

ショウマ「ん?何がだ?」

エピソード「胸の大きさに決まってるじゃないか。」

ショウマ「要はあの場で嘘をついたと言うことですね。」

エピソード「言うなよ。」

ショウマ「で、実際どれぐらいだったんですか?」

エピソード「」ゴニョゴニョ

ショウマ「あー、なるほど。」

エピソード「今思ったんだけどさ、ミュリノちゃん、リアル男なのに女湯入ってさズルくないか?」

ショウマ「確かに。」


女子部屋にて

ゼノ「ねえねえ、ずっと一人称が『私』だけど本当にリアル男だったの?」

ミュリノ「男ですし、オカマでもないですよ。それはいいとして、ゼノさんは好きな人いるんですか?」

ゼノ「いないよ。ミュリノちゃんは?」

ミュリノ「  いませんよ。」

ゼノ「何今の間。本当はいるんじゃないの?」

ミュリノ「だからいませんって。」

ゼノ「で、ミュリノちゃんは男か女かどっちが好きなの?」

ミュリノ「最近その辺よく分かんないんですよ。自分が何が好きなのか。」

ゼノ「そうなの。まあ言いたくなったらいつでも言ってね。」

ミュリノ「そろそろ寝ませんか?」

ゼノ「そうだね。おやすみ~。」



一方、香乃ヵの宿は

香乃ヵ「宿に止まってるのに温泉宿行ってくるって…まああいつらはここに住んでる方が正しいか。」





ゼノ「ミュリノちゃ~ん。おーきーてー。朝だよー。」

ミュリノ「付き合ってくださいムニャムニャ」

ゼノ「やっぱり好きな人いるんじゃん。」

ミュリノ「ふぇ!なんか言ってました?私」

ゼノ「お、起きた。言ってたよ~。『付き合ってください』って」

エピソード「まさか、ミュリノちゃんに好きな人がいたとはな~。」

ショウマ「粒元はどっちが好きなんだ?」

ミュリノ「ただの寝言だからなんでもないよ。」



女将「ありがとうございました。また来てくださいね。」

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