魔法学園の最強最弱者

寺さん

16話~猛特訓1~

キーンコーンカーンコーン

「っしゃ!終わった~」

俺がイスに寄りかかり背中を伸ばし天井を見上げてるとユイが唐突に俺の顔を覗きこんだ

「何してるのはやく行くわよ。」

急に俺の顔を覗き混むから驚いて椅子から落ちてしまった。

ガシャーン
「ててて.....ビックリした~」

「だ.....大丈夫?!私のせいで!ごめんなさい!」

「イヤイヤ大丈夫。俺の不注意のせいだから。そんなことより早くいこーぜ武道室!」

「そうね。それじゃ早くいきましょ」

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武道室の前に着くとサヤカが待ってくれてた。

「遅かったわね。待ってたわよ」

「あー、わりわり。そんじゃ集まったことだし入るか。」

ガチャッ
ドアを開けた瞬間いきなり鋭い物が俺の目の前に飛び込んできた。

「うおっ!」

華麗に交わし前を見ると、黒いマントを被った怪しい奴が襲いかかってきた。右手には長い槍を持っていて、刀は恐らく不利だと察した。

「守!!大丈夫ケガはない?」

「ああ、なんとかな。だがあの長い槍お前らのデバイスじゃちょっくら不利だぜ。多分物理魔法を使うとすぐにあの槍でブスりだ」

「じゃあ?特殊魔法使うの?」

「.....サヤカお前はバカだなこんな小さな部屋で特殊魔法使ったら部屋はめちゃくちゃでこの騒ぎがばれるぞ。だから相手も魔法を使って来ないんだよ。」

「あーなるほど」

こうなると素手でやった方がいいのか?それともあの槍をコピーするか?そんな考え事をしてたらどこら手を叩く音が聞こえた。

パチパチ
「なるほどこれなら合格ね」

出てきたのは長い黒髪の巨乳.....アンネだっけ?

「やるわね完全に不意討ちをついたつもりだけどよく交わしたわね。」

「あ.....あのこれは?」

「ん?これは入会テストよ。学園長の推薦とはいえ実力をしっかり見極めないとダメでしょ?ってことで守くんはクリア!」

「へー.....てか何であなたがここにいるんです?」

「ん?私がこの白の騎士団のリーダーだからよ」

「.....あなたがこのリーダーとは正直想像がつきません」

「えー!ひどいなー守くんは。で、それより後ろの二人が板垣ユイさんと大川サヤカさんね?」

「はいそうですが.....あなたの名前は?」

何かユイの機嫌が悪そうに見えるのは気のせいか?

「あー私はアンネクラーツよ」

「アンネさんなぜあなたは守君と知り合いなのですか?」

「それは私も聞きたいわねー」

な.....なんでユイとサヤカは切れぎみなんだ?

「あはは!守君好かれてるわね!まぁ、それはいいとしてあなたたちはさっき襲われたとき見てただけよね?」

「まぁ、そうですけど。」

「てことであなたたちは一週間特訓してもらいます。」

「「はい?」」

二人の声が重なった。

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