魔法学園の最強最弱者

寺さん

5話~過去という病1~

板垣ユイの表情は明らかに暗くなった。まるで白い
絵の具に黒の絵の具を混ぜたみたいに暗くなった。
俺はとりあえず訪ねてみた。
「なぁ、どうかしたか?」しかし、ユイは何も答えない。ずっと下を向いたままだ。「すまん気に触ること言ってしまったか?」
少しだけ首を横にふった。「もしかして、悩み事でもあるのか?俺に少し話してくれないか?力になりたいからさ。」そしたら、顔を少し上げて「聞いてくれるの?」と目を見て言った。「ああ、もちろん!」
ユイの昔話が始まった
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ユイはイギリス人の父と日本人の母に生まれた。
父は、有名な魔法使いで全属性の魔法が使える人だった。兄弟もおり、姉と兄が一人ずついた。姉と兄も
魔法使いの天才で、ユイもその例外ではなかった。
生まれて4年が過ぎた辺りに変化が起きた。
ある日、外で遊んでいたら、いきなり炎の魔方陣が表れ、世界でも珍しい二刀流を手にすることができた。
「父さん!すごいぞ!ユイが、二刀流を手にした!」
「それは本当か?!」
「ああ、炎属性だ!」炎属性を持つ人は、少なく、とても貴重にされていた。この事実は瞬く間に広がっていき、やがて、世界からも注目されるようになった。
神の子、100年に一度の天才など言われるようになってきた。
しかし、なかには嫉妬や焼きもちをする人も少なくはなかった。そして、その人達は炎属性の二刀流は嘘と言うようになり、世界各国に訴えた。
そして、そんなある日に彼女の運命は大きく変わっていった出来事が起こってしまったのだ。

コメント

  • ノベルバユーザー232154

    会話と文章は改行した方が良いと思います。

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  • レイ・ブラドル・ドラニス

    二刀流?アブソry……っとこれはいいとして二刀流っていいよね!剣二本持って巧みに操る。ロマン!

    0
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