コラボ─チート無しクラス転移・厨二病が率いる異世界ライフ

Akisan

8話:鋼鉄と姉妹喧嘩

お姉ちゃんに会いたい女の子が取り付いた
ゴーレムの突進を回避して
秋が提案した作戦は

「とりあえず分解ばらそう」
「恐いこと言うな 」



「分解するって言ってもどうやるんだ!?」
ミキオがゴーレムの突進を再度回避する
なお、マドリは少し離れたところに座らせた
「ミキオの鎖だとゴーレムの突進を
何秒止められる?」
ゴーレムの動きを見ながら
ミキオに問うと
「距離にもよるけど大体5秒かな」
ミキオが答えるが速いか
「充分だよ」
秋がゴーレムへ走っていく
こっちへ走って来ていたゴーレムの
隙を突き後ろへと回り

「おーい!ゴーレム!俺はこっちだよ!」
挑発した

上体を180°回転させ秋を見つけると
秋めがけて突進をしてきた

「今だ!ミキオ!手を止めるんだ!」
ミキオが伸ばし鎖がゴーレムの両腕にくっついた
「良いぜ!サイトー!行けッ!」
その声を合図に急ブレーキをかけて
ゴーレムへと向かい間合いを見て跳躍
龍化させた右腕を振りかぶり

「その身に刻め龍の名を─龍刻─!」
爪を立て引っ掻くように腕を振り下ろす
右手が空気を纏った鉤爪と化し
ゴーレムの右腕を切り離す
そして、返す刃で左腕も切り離す

この時、ミキオはつくづく秋が味方であって
良かったと思った

「何で邪魔をすルノ?キエテ!」
その声が終わるや否や先ほど切り離した
腕がゴーレムへと飛んでいき

───再生した

「おい、くそチートかよ!」
ミキオが声をあげる

あの巨体の突進を身一つ鎖二本で
おさえなければ行けないため
かなり体力を消耗したのだろう
その声には多くの苛立ちが含まれていた

「サイトー!もう一回やるぞ!」
ミキオが鎖を伸ばしながら言う

すると秋が
「いや、もうその必要はないね」
と、地面に座った

「どう言うことだよ!?まだ分解できてないぞ!」
「もう、ぼくらの出番じゃ無いってことだよ」
そう言うとミキオも諦めて鎖を仕舞い
秋の横へと来た

だが、ゴーレムは突進を始めた
秋は何もアクションを起こさない

(落ち着け、サイトーは何を考えている?
勝てないと諦めたのか?いや、そのわりには
どうも落ち着いているし作戦でもあるのだろうか)

そして、ゴーレムがあと何歩と言うところで
見えない壁にぶつかった
衝撃音が大きく鳴り、その威力を示していた
「な!なにこれ!」
ミキオが驚いた声をあげる
「お二方、妹がすいません」
声の方を見るとマドリが立っていた
「妹…?お前…こんなこと出来たのかよ?
て言うか妹?マドリだろ?」
ミキオが問うとマドリはただ微笑み
ゴーレムへと歩を進める
その堂々とした態度から
ゴーレムも只では済まないと思ったのか
腕を振りあげハンマーのように
腕を振り下ろしたがマドリが
手を上げ、その手から30㎝程度の所で
ゴーレムの腕は弾かれてしまう

「なぁ、サイトー?俺は何がどうなってんのか
全然理解出来ないんだけど…?
マドリに何があったの?」
「僕がマドリを置いたところは
あの花の近くだったんだよ
マドリなら同じ性別だから
あの子のお姉ちゃんが取り付きやすいかなと
思ってね
妹が暴れているのにお姉ちゃんは高みの見物なんて
させるわけないでしょ」
そう言って笑いかけてくる秋にミキオは
「それならそれで速く言ってよ…
心臓止まるかと思ったじゃんか…」

そんな話をしているなかでも姉妹はバトルをしていた
『お姉ちゃん』は歩くペースを変えず
ただ、笑いかけながら歩いていたが
急に止まり両腕を開くと
「さあ、おいで、待たせちゃってごめんね」
と、言うとゴーレムの体はバラバラに吹き飛び
そこに女の子が泣きながら立っていた

「お姉ちゃん…ずっと探してたんだよ!
やっとやっと会えた…よ…」
女の子はお姉ちゃんに抱きついたそして
「はい、このお花ずっと見せたかったんだ」
と言って取り出したのは白い、小さな花だった
「ありがとう、きれいな花だね」
と、お姉ちゃん(体はマドリ)が言うと
「先に行って待ってるね、早く来てね!」
と、言うと空に溶け込むように消えていった

お姉ちゃんが振り返りこっちへ歩いてきて
「妹がすいませんご迷惑をおかけしました」
と、深くお辞儀をしてきた

「ホントですよ、全く冗談になってない
お人形遊びでしたよ」
と、秋が冗談混じりに返事をすると
「そう長くこの人の中にいるわけには
行かないので私はそろそろお暇させていただきます
妹が本当にごめんなさい、
そしてありがとうございました」

そして、妹の所へ行ったのだろう
マドリが力なく倒れてきて
秋が受け止める、どうやら眠っているようだ


しばらくして、マドリが目を覚ました
「あれ?ゴーレムは?私はどうなってたんだっけ?」
どうやら覚えてないらしい
「寝てたよ、ずっと」
ミキオが言うと
「そっか、女の子は?」
不安そうな目をしている
「お姉ちゃんに会えたんだ
そして、お姉ちゃんと一緒に…」

この時、秋は笑いを噛み締めていた
そして、ミキオも同じ状況だった
取り付かれていたとは言え
見た目が同じなのだから

「向こうで幸せになれると良いね」
マドリが立ち上がりながら
花を髪の毛に差し、空を見上げた

後に続いて空を見上げた
爽やかな風が辺りを包む

しばらくそうしていると再び霧に包まれた
「またこれか」
秋が呟くと

『──コラボ企画』
そして、意識を失った



気が付くと草原に寝ていた
隣には同じように起きたマドリにミキオがいる

「夢…だったのかな?」
秋がなんとなくいってみると
マドリが空を仰ぎ
「夢じゃ無いんじゃないかな?」
と、髪についた花を風に揺らす

「さて、光希たちを探すとするか」
と、立ち上がる
「それもそうだな、あののんびりした空気に
触れたいぜ」
体を伸ばしながら秋とミキオが歩きだす
そして、マドリが立ち上がると
『お姉ちゃん、ありがとう』
と、声が聞こえた気がした

「マドリー!早く~!」
「置いてくぞ!早く来いよ!」
秋とミキオが手を降っている

「うん!今行くよ!」
風が花をさらっていき空に舞う─




はい、どうも、Akiです
今回で分岐ストーリーはおしまいになります

次からは皆一緒に登場します

質問があったのでお答えします

ゴーレムの大きさですが
3メートル前後です
描写が抜けてしまいすいません


今回、戦ったゴーレムと
ミッションの鉄人形ゴーレムには何の関係もありません
動力も人間じゃありません

はい、そんな感じです!

今回、少しスランプ気味だったのですが
見捨てることもなく相談に乗ってくれた
キズミズミさんありがとうございました!!


そして、読んでくださっている皆様
これからも頑張りますので
『クラス全員で異世界転移!?
─厨ニ病が率いる異世界ライフ─』
応援よろしくお願いします 

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