異世界転生特典は「従順な従者」でした

もっちもち

プロローグ

八月中旬  アスファルトから反射した熱を浴びながら重い足取りで学校へとむかっていた。
夏休みなのになぜ学校へ行かなければならないんだと愚痴をこぼすが五月蝿いぐらいの蝉の声によって掻き消される。
そもそもなぜ学校へと行かなければならないのかそれは夏休み前  ハゲ散らかっているクソ教師から渡された大きく補修と書かれた紙を渡されたからだ。もちろん行く気などなかったが母に逆らう度胸も無く大人しく行く。
そんな私を容赦無く暑さが襲う  額から大粒の汗が頬を伝うその汗を乾かすように太陽が照りつけるそんな中ギィギィーーと耳を突き刺すような不快音とともに
私「小鳥遊 葵(たかなし あおい)」は16歳という短い人生の幕を閉じた。

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く