破滅の華が散る日まで

澪佩

始めに

神々の力の源は、華の魔力に依存する。
その名は“マーナ”。世界創造の時から有るとされているこの華は、宿した者の感情を読み取り変化する。繊細である反面、非常に強力な魔力を秘め、あらゆる神がその力を手にしようとしてきた。しかし、“力”を求め手にしようとした神々を寄せ付けることはせず、狂わせ破滅へと導いた。
やがて、華を巡って神々の争いが生じ、力の対立によってほとんどの華は、世から散っていった。そんな中、初代最高神テミス神によって、自生していたマーナの華は改良された。感情反応を無くし、力のみが発揮される様になった華は、どの神が扱っても全く拒絶を示すこと無く受け入れ、その身体に宿す事ができるようになった。改良されたマーナの華が出回るようになり、元々自生していたマーナの華は、衰退の一途を辿った。そこで自生していたマーナの華は、自らの消滅と引き換えに自らが力を渡すのに相応しい者に直接宿る様になったという……


神立魔導図書館      レガリア伝記華の章第1項     より

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