抗え幽霊少女

シシカバブ

少女の嘆息

少女は僅かに嫌悪するようになっていたた。

毎日暗くて湿っぽくて苔臭い呆れるくらいボロボロの空き家に。

毎日融通のきかないロボットの様に規則正しく同じルートを進んでいく人々に。

毎日眠くなる位の速度で自分達にのまとっていた夜の闇をじわじわ消していく無数の建物達に。

毎日飽きずにのぼってきては無尽蔵に光を撒き散らす太陽に。

この変わらない毎日にさえ。

格段少女にはこんな退屈な日々から消え失せる方法がない訳では無い。

だが無論まだそれはできない。

自分が一体何者なのか。

何故自分がここから離れられないのか。

それを知るまで。



初めまして、シシカバブです。下手くそな文章で読みづらい箇所も多々あると思いますが、話を進めながら改善していくつもりですのでどうかこれからもよろしくお願いします。








 

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