AAクラスのモンスター生徒は最強達ばかり

みさにゃんにゃん

5話 クラス担任と副担任

クウガさんが同じ転生者とわかった途端ベアトリーチェさんはどこか不機嫌だった。

「ベアトリーチェさん、どうしたんですか?」

「え、いや……なんか(この性格…空助に似てる気が… まさか、ね。)」

ベアトリーチェさんがじっとクウガさんを見ている、もしかして何かに気づいたんじゃ?

「このクラスは6人で全員みたいだね。」

え? とみんなハモる。
たった6人? 少人数クラスなの? 
アレかな、特進クラスみたいな感じかな?
うーん、特進クラスでもそれなりに数は多いいはずだけどなあ。

「たったの6人?? 少なくない!?」

「いや、多分他のメンバーはサボりかなんかだろ」

「いやいや〜違くて〜まあ、本当はこのクラスあと1人合わせて7人なんだよー」

何ともまあ、微妙な数…。

などと話していると教室のドアが開いて2人の男女が入ってきた。

「しぇ…しぇきにちゅい…ひゃうぅ……また噛んじゃったぁ…」

「ルルリル…なんでそんなに可愛いんだ…」

「はうぅ…可愛くないよぉ…」


突然と入ってきていきなりいちゃつく2人に私たちは驚き…呆れを隠せない。

「何あれ…」

「またなんか変なの来たぞ」

「やぁ〜ん あの子マリカとキャラ被ってるぅ!」

「いや、マリカそこじゃねぇよ」

「ここって6人の数人クラスじゃなかったのか?」

「あれれ〜? おっかしい〜な〜」

「コ○ンかお前はっ!」

「あの…とりあえずみんな席につこうよ…」

私のその一言でみんな渋々と席に着いた。


「ごほんっ! えぇ〜っと みなしゃ…みなさんおはようごじゃいましゅ!」

「……」

女の子の挨拶にみんなシーンとしている。
3人は呆れ1人は嫉妬そしてもう1人は興味なさげな態度を取っていた。

「えっ…えっとぉ ルルは 今日からみんなの先生になります
ルルリル・エルアですっ これから300年間よろしくおねがいしましゅっ んにゃっ また噛んじゃったぁ…」

「ルルリル〜 可愛すぎるぞ〜 今すぐ結婚しような〜」

「し…しないよぉ! そ…それよりキオくんもぉ ちゃんとみんなにあいさつしよぉっ
ね!」

キオと言う名前の男の人は私たちを見渡しため息をした後に自己紹介をしてくれた
名前はエドワード・キオ・アバッシュリア先生

このクラスの副担任を務める人だ
キオ先生は担任のルルリル先生以外に眼中はないみたいで生徒がいるにもかかわらずお構い無しにイチャつき始める…

こんな先生で本当に大丈夫なんだろうか…


「えっとぉっ 今日はみんなの実力がどれ位か知りたいので今から実力テストをするね!」

テスト…? 入学初日にテスト?
などと疑問に思っているとベアトリーチェさんがその疑問をぶつけてきた

「何故です? 私たちは今日入学してきたばかりで何故か入学式に参加せずここでテストをする羽目になるのでしょうか?
納得できる理由を100字で答えてください」

「ふぇっ ? えっと…」

「お前小学生かよ…」

「誰かが言わないと始まらないことでしょ」

「そりゃそうか」


困惑してるルルリル先生をよそに私以外の5人はあははと笑っていたがルルリル先生の横に立っているキオ先生はとても静かな声で説明してきた。


「お前らがこのクラス AAクラスに入ってこれるほどの実力だからやるのは当然だろ
それにお前らはこのクラスに入った時点で魔王軍幹部候補として存在してんだよ分かったかクソガキ共文句くっちゃべってねぇでとっと実力テストを受けろ 」

「すげぇぴったり100字…」

「それとウチのルルリルを泣かせてんじゃねぇよ!ルルリルを泣かせていいのは喘いでる時に俺が鳴かせるんだよ!」

「なんの話しだ! 変態教師!」

「お前らには興味ねぇよ 俺はルルリルにしか興味が無い なぁ〜? ルルリル」

そう言いながらルルリル先生とキスをしだすキオ先生…

このクラスにクラス担任本当に大丈夫なんだろうか…

それにこれから実力テスト… 
筆記とかなら何とかなりそうかも

「ぷはぁっ はううっ はっ! それでは今から第4体育館へい…行くからね!」

筆記という私の希望はこうも容易く潰されてしまうわけで、はい。

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