AAクラスのモンスター生徒は最強達ばかり

みさにゃんにゃん

4話 みんなの種族

「なるほどここにいる4人は私同様転生してきた人達なのですね」

「正確にはクラス転移転生召喚…なんだけど」

「あと30人のクラスメートはどこに居るんだろうねぇ〜?」

「空助がいればイツメンが完成すんのになー」

「空助…?」

「ああ、リヒトは知らなったわね」

「空助は俺らの元ダチだ 転生してから連絡もつかねぇから困ってんだよな…」

「はあ…」


この人達のお友達か…一体どんな人なんだろう。
変な人じゃないといいけど。


とか思ってたらまたドアが開きたましたー

あ、え?さっきの……ていうかリズリッドさんが2人!? ド…ドッペルゲンガー!?

「やっほー はじめましてー俺はクウガ・マギル よろしく!」

「リズリッドさんが2人!?」

「そんなわけないでしょ! クソ犬が2人いてたまるか!」

「でも同じ顔じゃん」

みんなうんうんと頷く。

「安心していいよ、僕とリズは従兄弟だから」

あ、なるほどそれなら納得。

「ホントーにそっくりぃー!」

「あはは〜ありがとう」

「あー頭痛い、そして最悪今朝のクソ魔族と同じクラスだなんて」

「言っておくけどこのクラスにいる僕含めて6人はそれなりの強さを持ち最強の強さを持つ魔族が揃っているんだよ、ていうか君もそのクソ魔族・ ・ ・ ・なんだけどなぁ〜?」

「おいクウガ…」

「不良女の言葉をそのままそっくり返しただけなんだけど?」


ああ…ベアトリーチェさんが憤怒で震えている…。

「上等よこのクソドラゴン…さっきの続きを……」

「あ、僕レッド・ブラッディ・ザ・スカーレットドラゴンていう種族ね」

「長っ」

と、この時全員ハモリました。

「そんな変な種族いてたまるか!」

「変な種族? いやいや、きみたちもそれなりの種族に別れて立派な種族名があるんだよ。
例えば右端から…えーっと何君?」

「サイハ・イズミカミ…」

変わった名前…逆にすれば日本人っぽい名前だけど。

「苗字を逆にすれば日本人みたいな名前だね、なるほど東方の国出身?」

「はい、まあ。」

ん? 今この人日本人・ ・ ・って……
もしかしてこの人────


「サイハ君は東方伝統的な種族の百眼」

「サイハまじか」

「え、うん…当たってる。」

「目が100個あるの?? きもちわるーい!」

マリカさんそれは言っちゃダメ。
軽い悪口だよ…。


「その隣が──えっとー」

「キビト・キラ・ホリングワーズだ」

「ワオかっこいい〜 噛みそうな名前〜えっとキラ君はね
ブラッディ・ザ・ヴァンパイアだね」

「吉良君吸血鬼だったのぉ!? すごぉーい!」

吉良君?

「名前が妙に厨2臭い…」

「ヴァンパイアにもいろんな種類があるからね、
キラ君の場合は極一般的な血を吸うヴァンパイアだね」

「ね!ね! アタシは!? アタシは!? 当ててみてぇ〜!」

凄い食い気味…。

「君は────」
「マリカ・エアルドレッドだよぉ〜! 種族はね〜」

当ててみてって言ってなかったっけ…
我慢できずに言いそうな勢いの中ベアトリーチェさんが何とかなだめ落ち着かせた。

落ち着かせ方が馬みたい…「どーどー」って言ってる…。

「マリカちゃんはね〜」

「うんうん!」

「人魚×ハーピー×ドワーフの混沌種だね〜」

「ぇ。」

「え」がちっちゃかった…もしかして詳しくは知らなかった、とか?
と言うより色々混ざってる、さすが魔界…

「マリカの親ってハーレム婚なんだ?」

「親がカオスすぎるでしょ…さいごのドワーフて」

「そういや確かにほかの種族の匂いすんな…」

「マリカどんまい」

「りっちゃん「どんまい」ってどぉいうことぉ!? そんな慰めはやめてー!!」


「りっちゃん?」

「私のあだ名…」

「ベアトリーチェなんて長いでしょ? だからりっちゃん!」

「なるほど。」

「リズはわかってるから飛ばすね〜
えーっと そこの超絶可愛い美少女さんは〜」

「え? 私のことですか?」

「君以外に誰がいる?」

ベアトリーチェさんと、マリカさんがいますけど…
それに、可愛いと美少女はこの二人が当てはまると思うんだけどな…。

「えっと リヒト・リリィ・ハートシュタインです。」

「なるほどOK リヒトね〜 君はごく普通の悪魔種族……なーるほど うん!普通だね
1部を除けば、ね? さーて次は〜」

え? 今最後意味深なことを言ってた気が…。


「最後は君だよ暴力不良女〜」

「喧嘩売ってんの?」

「え? そんなことないよ〜」

そんなことあるって顔してる…。


「私のは見ても面白くもないわよ」

「そう? どれどれー? 
わ〜! すごーい見た目と性格はアレなのに種族は心清らかだ〜 いが〜い」

「そろそろアンタを殴ってもいいかしら?」

「えーヤダー」

やだと言いつつモジモジしてる…なんでだろう。

「りっちゃんの種族ってなーにー?」

「清らかって…なんだ? スライムか?」

「人魚かも」

「こいつが?」


ゴンッとベアトリーチェさんがリズリッドさんの頭を殴った。
うわぁ、痛そう…。


「こらクソ狼しばくわよ」

「ていう前からしばいてるよ! 暴力怪力ゴリラ女! 痛てぇよ!」

「あはは! 天使の怒りの鉄槌だねー」

「……。」


清らか…ああなるほど確かに清らかだ。
でも似合わないなくないと思うんだけどな…?

そんなことを思っていると、ベアトリーチェさんがクウガさんの胸ぐらを掴んだ。


「りっちゃん! イケメンに暴力はダメだよ! 落ち着こうよぉ!」

「マリカ少し黙って、あんたが喋ると話がややこしくなりそうだから」

確かに……。



「あんた何者よ 私たちの種族を言い当てるなんて、ただの魔族じゃないわね?」

「ありゃー、バレちゃった?」

「え? どういうことぉ?」


「つまりこいつも私たち同様、同じ転生者って事よ。」


────はい?

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