転生先は異世界学園

猫宮&宮藤みほ

姉と妹

私は1人で家まで歩いていた。
なぜならクロネコとサクヤがいると
妹は絶対に部屋から出てこないからだ
(はー全くあの子に事務所の業務頼む日が
来るとは思わなかったわ)
などと私が考えているうちに家に着いた。
そしてそこにあったのは普通の一軒家など
ではなく、そこにあったのは
とても大きな屋敷であった。
「相変わらずの大きさね」
といいながらインターホンを押そうとする前に
門が開く。
「相変わらずね」
と言いながら私は屋敷への道を歩く
そして屋敷のドアを開けるとそこには、
4人のメイド服を着た少女がいた。
その少女達は私の方を見やり
こう言った。
「「「「おかえりなさいませみほお嬢様」」」」
そんな少女達に私は笑顔でこういった。
「ええただいまミナ、アリス、
クロナ、ミランダ」
名前を呼ばれた少女達は少し恥ずかし気に
する。
「それでお嬢様、本日は
かなりおはやいですね?」
とミナと呼ばれたメイドがいい
「何か資料を取りに戻ってきたんですか?」
とアリスが言う。
「ええ、実はまほをちょっと事務所に連れて
行かなければならなくなったのよ」
と私が言うと
「まほお嬢様をですか?」
とクロナがいい
「それは大変ですね」
とミランダが言う。
「ところで1ついいかしら?」
「なんですか?お嬢様」
「メイビスはいないの?」
と私が聞くと4人は
「メイビスならまほお嬢様のお部屋に
いると思いますが」
とクロナが言う
「なるほどまあちょっとまほを連れて
ちょっと行ってくるわね」
と言いまほの部屋へと向かう。
そしてまほの部屋のドアをノックする
そして中から「どうぞ〜」という
声が聞こえ
私がドアを開け中に入るとそこには
2人の少女がいた。
一方は金髪の少女でこちらを見やるなり
ゆっくりと立ち上がるとこちらに会釈した
そしてもう一方は肩まで伸びたショートの
髪に腰にホルスターを二つ装着した
少女だった。
「おかえりなさいませみほお嬢様」
と金髪の少女メイビスはそう言うと
部屋から退出する
恐らく何となく察してくれたのだろう。
私はメイビスが退室して
数秒間部屋のベッドに腰掛けこちらを見る
少女と見つめ合う
「姉さん、今日は随分と早いのね」
と少女宮藤まほはそういい
こちらに歩み寄ってくる
「ええ、まほあなたに少しばかりついてきて
貰いたかったのよ」
と私はいいまほを見つめた
「付いてきてもらいたい場所?」
とまほは疑問顔でこちらを見やる
「ええちょっと事務所まで付いてきては
くれないかしら?」
そういうなりまほは一言こういう
「いいよ姉さんの頼みならけど
一体私の能力を使うような事態なの?」
という
改めて私は妹の能力を思い出す。
妹はチート能力者の1人で
その能力は想像を現実にするというものの
他に見たものを移す能力の二つを保有している。
だから私は妹の事を
とても可愛がっていると同時に
その能力の矛先が仲間に向いたらどうしようとも
考えていた。
「姉さん、行きましょ」
と言い手を差し伸べてくる
私は静かにその手をとりまほと手を繋ぎ
事務所へと向かう
そしてそんな姉妹の背中を5人のメイド達が
笑顔で見送る。

ーその妹チート能力者ですー(終)

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