魔法使いになる方法
第一章〜はじまりはいつも突然だ〜
ゴールデンウィークと呼ばれる大型連休も終わり、通常授業が始まったある日彩那は市立図書館にいた
(連休とか言っても部活してたら休みなんてないじゃん…)
腰まで伸びた長い黒髪をポニーテールにしているのがトレードマークになり前髪を作ってないせいか少しキツめの印象を受けるが、どちらかと言えば整っている目鼻立ちがハッキリした顔だ。可愛いと言うより綺麗な方だが決して美人ではない。
そんな彩那は図書館でとある本を探していた。魔法に関する本だ。
彩那は幼い頃から2つ年上の兄の影響で剣道をやっていた。今日はその部活をサボって本を漁りに来ていた。
活発で男勝りな性格から男子より女子に告白されてしまう「カッコイイ系女子」なのだが、当の本人はぬいぐるみ大好き、フリフリ大好きのラノベ好きなどちらかと言えばヲタク系女子。本気で魔法使いになれると信じているちょっぴり暖かい頭の女の子。
(はぁ…)
ため息混じりに本を探す。
(魔導書ってないのかなぁ?)
細身の体で引き締まった足が制服のスカートから伸びている。後ろ姿は男女問わず釘付けにしていった。ただ…残念な事に前にあるはずの双極的なものは無く、ほんのり程度の膨らみしかなかった。これも女子ウケする理由かもしれない…
(あっ!)
何かが目に付いたらしく彩那は手を伸ばす。
【魔法を操る】
何とも怪しげなタイトルの本を見つけ出した。
とても嬉しそうに愛おしそうに抱き締めてから彩那は本を開く。パラパラと見て借りる事を決めたその時不可解な文字が目に付いた。
(落書き…?)
印刷された文字ではないその不思議な文字列を指でなぞっていくと蒼白い光が文字から浮かび上がる。
(え?え?なんなの??)
慌てた彩那は本を閉じる前にその光に包まれた。
(ま、眩しい〜!!!…?)
光が収まったのを瞼に感じながら恐る恐る目を開く。
そして彩那が見た光景は図書館ではなかった。
「はっ?え?ここドコカナ〜??」
驚きと共に乾いた言葉が出てきた。
そこは林の中。
どこかの山の麓だろうか?所々に切り倒された木のある林っぽいどこか。
よく見ると古びた小さな小屋が建っていた。
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