選択権〜3つの選択肢から選ぶチートは!?〜

アキ・焔

ダンジョン攻略①

ダンジョンに入るとまず、地下なのに明るいことに気づいた
壁は光っていないし太陽の日差しも無いのにだ
まぁ分からないことは仕方ない、無視して進むことにした

「ダンジョンってもっとジメジメしてると思ったが、いい気温だな」
「そうなの~?あんまり分かんないの~」
「まぁスライムは気温関係ないからなぁ、フレアとリアンはどうだ?」
「ちょうど良いのよ」
「妾もこんぐらいがちょうどいいのじゃ」

この反応からも分かるとおり中は暑すぎず寒すぎずちょうどいいのだ
最初の階段を降りると入り組んだ道になっていた
適当に進んでいくと目の前から何かが来た
少しして見えるようになると最初の方でお世話になったあのゴブリンだった

「グギャギャギャギャ」
「妾に任せておれ」
「分かった、その後は順番に戦っていこうか」

順番は
リアン→マリン→フレア→アキ
この順番になった
まぁ浅い階層なんて片手間に倒せるのでいかに綺麗に倒せるかということに重点を置いて倒していった
まぁ俺の場合は転移からの一閃で倒しているのでとても綺麗に首と胴を別れさせている

そんなこんなで7階層に辿り着くと中ボスがいた
この迷宮の説明によると
・十層毎に強さが少し上がる
・五十層毎に強さが一気に上がる
・下一桁が七の階層に中ボスがいる
・十階層毎ににボスがいる
・壁や地面は破壊不能
・魔物の大群がいる部屋がある(倒すまで出られない)

大体こんなところだろうか
そんなわけで七階層の中ボスの前にいる
今回の順番はマリンのため、俺達は観戦だ
まぁそうは言うがしょせん浅い階層の中ボスなので楽に倒せるだろう

中に入るとゴブリンが三匹いた
鑑定すると今までのゴブリンよりも少しレベルが高い
まぁこのくらいならレベルが上がっても関係ないだろう
こんな事を思っている内にもう倒したようだ

「マスターこいつらあんまり強くないの~」
「まぁどんどん下に潜れば強い敵もいると思うぞ」
「なら頑張るの~」

今日はとりあえず30階層まで進むことにした
ボスは
十階層、ホブゴブリン1
二十回層、オーク1
三十階層、トロール1
こんな感じだ

まぁ楽々倒せた
体感的にもうそろそろ夜なので転移で帰ることにした
一旦迷宮の入り口付近まで転移した
理由としては、

俺がもしこのまま帰ったとする

門番の人が心配する

侯爵の耳、もしくは俺がいたことを誰かに知られる

俺が転移又は見えなくなる等の魔法を使えるとバレる

今の段階で転移魔法については知られたくないので入り口から門番のいたところまで戻ることにした
入り口に戻ってくると

「黒剣の召喚士様お疲れ様です!!」
「あぁありがと、それと俺のことはアキと呼んでくれ、その二つ名はあまり呼ばれたくないんでな」
「分かりましたアキ様!」
「様もいらないぞ」
「分かりました!」

少し会話した後門番から見えない位置に行き転移を発動して王都の門の近くに着いた
その後歩いて門の所までいき中に入った
家に行く前に今日の集まった素材を売りにギルドに入った
受付に行くとルミアさんがいたので声をかけた

「こんにちは、ルミアさん」
「こんにちはアキさん、あれ?今日はダンジョンに行かれたのでは?」
「はい行ってきましたよ、まぁ幻獣の所を抜けば初めてになるので少し早く切り上げて来ました」
「そうなんですか、ではここへは素材を売りに来たんですか?」
「はい」

その後先程まで倒した魔物の核の部分を売った
マリンに食べさせてないのは弱い魔物を食べさせてもほとんど成長しなくなったからだ
そんなこともあり全ての核を出したのだが量が多すぎた

「あのー、早く切り上げたんですよね?」
「はい…そのつもりなんですが」
「この量を一日で、しかも早く切り上げたなんて…」

大分驚かれた、というよりは少し引きぎみなかんじだった
少し悲しくなったぞ…

そんな感じで受付が騒がしくなっているとギルドマスターのエリーナさんまで来た

「何の騒ぎだこれは?ん、アキ達じゃないかてことはもしかしてこの騒ぎも…」
「何で俺達が疑われてんの?まぁその通りなんですけどね」

その後ルミアさんが説明した内容を聞いたエリーナさんはため息を吐いていた

「まさかここまでやるとはな…本当に規格外だな」
「はぁ…」

結局売った素材は全部で13万くらいになった
まぁ今の俺達からすれば少ないが一日の稼ぎとしては悪くないだろう
それにお腹も少し減っていたのでちょうどよかった

「帰りに何か食べていくか?」
「食べるの~」
「食べるのよ!」
「妾も少しお腹がすいたのじゃ」

皆賛成だったので露天にあった串焼きとカリカリのパンを食べて帰った




今回はここまでです
ダンジョン攻略も楽勝ですね
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