怪物達の異世界観光

低血圧魔王

@幼馴染、異世界にご招待

私の名前は春夏冬アキナシ カナメ………いや、黒咎トロトガ カルマ
17歳で現役高校2年生の半神半霊、
日本に転生した元異世界の住人の魔術師です。
前世の記憶は小学1年生の時に思い出しました。
あ、妄想とかそういうのではなく事実です。
間違っても14歳位になる痛い病気ではないですよ。
魔法や魔術を使える男装(?)の女子高生ですから。

………さてと、そろそろ現実逃避自己紹介はやめましょうか。

場所、ここは今世の私の家、両親が事故で亡くなっているので、一人暮らしで私達の他に人はいません。
時刻、今は放課後の午後7時、私達は帰宅部なので家にいても何ら問題ありません。
そして、目の前には私の秘密を知っている幼馴染の春日谷カスガヤ 遥真ハルマ、ハルがいます。

「…えっと……ハル?もう一回言ってくれません?」

「うん?だから、" 夏休み、異世界に来ないか "って誘われたんだ」

……………現実逃避したくなるのも分かるでしょう?
だってここ、日本ですよ?日本。魔法がない世界の。
普通ありえないでしょう!?

「それ、誰に言われたんですか?」

「ルスカー・ルディン」

「……あぁ、あの転校生ですか」

ルスカー・ルディン。
私達が通う優秀な生徒しか入れない学園、神流シンリュウ学園に転校して来た、お人好しな人物…………らしいです。
らしい、というのは私はそれ妙な時期の転校生には興味が無く、名前を覚える気すらなかった所、2年A組私達のクラスで人気者の秋坂アキサカ 悠士ユウジ…もとい、爽やかリア充が丁寧に頼んでないのに教えてくれた情報だからです。
おっと、話が逸れましたね。

「それで、ハルはどうしたいんですか?」

一番重要なのはそこなんです。

「…………僕は────」




              ──to be continued

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