道化師の心を解いたのは
転校生
 
「ことり、早くー!」
「ちょっと待って!」
 
 山に囲まれて自然豊かな田舎の小学校に通うことりは、クラスの男子たちと遊ぶのが日課。晴れの日は外でサッカーか遊具で遊び、雨の日は体育館でドッヂボール、冬は外でソリ滑り。運動が大好きで、いつも男子と一緒にいた。
 ある時、クラスに転校生がやってきた。全校集会で校長先生から紹介があったものの、あまり話を聞いていなかった私は、その子の名前がわからなかった。同じ学年だったらしく、教室でもう一度自己紹介をした。
「東小学校から転校してきました。大谷葉月(おおや はづき) です。よろしくお願いします!」
そして先生に
「席はことりちゃんの隣ね。ことりちゃん、しっかりしてるから大丈夫だよね。よろしくね!」
と言われ、隣にやってきた可愛い女の子。
「ことりちゃん、よろしくね!」
「うん、よろしく!…えっと、名前なんだっけ?」
「葉月だよ。さっき、聞いてなかったのー?」
「ごめんごめん。じゃあ、葉月よろしくね!」
「ことり、早くー!」
「ちょっと待って!」
 
 山に囲まれて自然豊かな田舎の小学校に通うことりは、クラスの男子たちと遊ぶのが日課。晴れの日は外でサッカーか遊具で遊び、雨の日は体育館でドッヂボール、冬は外でソリ滑り。運動が大好きで、いつも男子と一緒にいた。
 ある時、クラスに転校生がやってきた。全校集会で校長先生から紹介があったものの、あまり話を聞いていなかった私は、その子の名前がわからなかった。同じ学年だったらしく、教室でもう一度自己紹介をした。
「東小学校から転校してきました。大谷葉月(おおや はづき) です。よろしくお願いします!」
そして先生に
「席はことりちゃんの隣ね。ことりちゃん、しっかりしてるから大丈夫だよね。よろしくね!」
と言われ、隣にやってきた可愛い女の子。
「ことりちゃん、よろしくね!」
「うん、よろしく!…えっと、名前なんだっけ?」
「葉月だよ。さっき、聞いてなかったのー?」
「ごめんごめん。じゃあ、葉月よろしくね!」
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