月影の夢

美扇

第弍話「壬生浪士組」

皆さんどうもこんにちは。美扇です。

前回は、主人公が川で洗濯(着物を洗っている)しているところに、森から誰か来る。というようなところで終わりましたが、さてさて誰が出てくるのか…

楽しみですね((´艸`*))

では、どうぞ





(森から人の気配?こんな時間に?)

(今何時だと!?、あ、何時だっけ?)

…夜の10時くらいです。←by作者

(まぁ、来てもおかしくないか、妖そのまんまだったし

とりあえず隠れてやり過ごそう)


カサカサ

「でー、ホントにいたのか?そいつはぁ〜」

疑い深く質問をする美男が一人。

「ほんとですって〜土方さんも見てわかるでしょ〜


普通の人がここまでこいつら-妖-を倒せます?しかも

こんな数。」


説得するようなことを言っている能天気そうな男が一人。

(やっぱり、私を探しているか…。どうしようか、

戦う?いや、2対1は流石にダru…いやキツか。)

と、その時


カサカサ

ドサッ!

「うぇっ!」

脳天気な男に、襟元を持ち上げられ、狂華の足は宙に浮いた状態になり、変な声がでる。

「あれー?土方さーんなんかいますよ〜」

能天気な男はもう1人の男を呼ぶが、その目はしっかりと殺気を出して狂華の目を見ていた。

「あぁ〜?どういうことだ?」

月明かりでやっと顔が見れたが、眉間のシワがすごい男だと狂華はすぐ思った。

そしてその土方という男は狂華の目を見てこう聞いた。

「お前、どこのどいつだ?答えによっちゃあ、この場で斬ることになる。俺は、男でも女でも容赦はしねぇ。」

「……」

狂華は考える。この場をどーやってやり過ごそうかと。

(いやーかなりヤバいことになったー…すっげーめんどくせぇー)

キャラ崩壊&狂華の面倒くさがりが発覚ハァ・・(;-ω-)

ゴソッ

「おっと。逃げるなよ。フッ逃げる気はねぇ見てぇだな。」


チャキッと、刀を首元に当てられる

でも狂華は逃げる気はない。逃げる理由がないからだ。

ただ、答えるのが面倒なだけ。

「…とりあえず。手を離して。逃げないから。」

狂華は答える

「それは俺の質問に答えてからだ。」

だが、土方はそれを許さない。答えないうちにどんどん殺気が上がっていくのを狂華は感じていた。

「どこ者でもない。ただの流れもの。」

狂華は答える。

「ほぅ、そうか。総司屯所に連れてくぞ。」

土方は刀を収め、先を歩く。

「はーい(*⌒▽⌒*)」

総司という男は、何故か嬉しそうに返事をする。

そして担がれる狂華。

(ん?なぜこうなった?)

「おい」

「あんまり変なことするとほんとに斬るよー(*⌒▽⌒*)」

「……。」

笑顔で即答された。しかもサラッと怖いことを…

仕方なく大人しく担がれていると、日頃寝ていなかったせいか、ウトウトしてくる狂華。

(あ…寝る…)

zzz…zzz。

「土方さーん。この子寝ちゃいました。」

「はぁ!?んぁ〜仕方ねぇ〜。話聞くのは明日だ。とりあえず、蔵に突っ込んどけ。」

土方は頭を掻きながら面倒くさそうに言う。

「えー。仮にも女の子ですよーこの子ー。」

お気楽にいう総司。

「お前が知らない奴を心配するタマかよ」

鼻で笑いながら返す土方。

「まぁ、そうですけどね〜。ふふっ。どんな子なんだろ〜楽しみだなぁー。」

そう言いながら狂華が連れて行かれた場所は…

[壬生浪士組 屯所]と書かれていた……




はい!皆さんどうも美扇です。

第弍話如何だったでしょうか。

今回は狂華の面倒くさがりな性格と、シリアスキャラが崩壊するような回になってしまったと思います。

さて、壬生浪士組の屯所に連れて行かれた狂華ですが

このあとどうなるのか、楽しみですね(*^^*)

では、また次回

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