邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜
第三百七十四話 バンガロール・アタック
9章 Grim happy end
「炸薬爆斬弾」
シグレがそう呟くと、浮かび上がっているシグレの足元に光の柱が生まれ、そして、爆散した。
膨張し、瞬く間にシグレに襲いかからんとしていた怪物たちが飲み込まれ、極熱に肌を焼かれる。
そして、その爆発の最中より、銀色の光が周囲に向かって凄まじい速度で走り抜けた。
そして走り抜けた銀の閃きは軌跡を残して暴れ狂い、周囲の大地を、荊を、はるか上空を飛ぶ怪物を切り裂き、穿っていく。
爆発が収まった時には、無傷で佇むシグレの周囲100m程に巨大なクレーターができており、遠くを見れば途切れた川の両端よりクレーターに血怨水が流れ込んでいる。
クレーターを含めた周囲の地面には何かに切り裂かれたかのような斬線が幾多にも存在し、川岸に群生していた荊はひとつ残らず刈り取られ、森の出口への道が開通していた。
「すこし威力が強すぎましたかね……まあら一掃出来たので良しとしますか。とりあえずこのクレーターは直しておきましょう」
土魔法により埋め立てを行い、地面のクレーターを修復する。
「ん?あ、普通の水になってますねこれ……」
完全に元の地形に戻したところ、流れ込む水が修復した場所でのみ清流となっていた。
真紅の液体が瞬時に透明に変り、そして再び真紅に染まる。
なんとも奇妙で珍妙な現象が起きたものである。
ージョブレベルがレベルアップしましたー
ージョブレベルがレベルアップしましたー
ージョブレベルがレベルアップしましたー
ー全魔法がレベルアップしましたー
ー全魔法がレベルアップしましたー
ー全魔法がレベルアップしましたー
ー全魔法がレベル上限に達しました。上位スキルの獲得が可能ですー
ー視力強化がレベルアップしましたー
ー《爆弾魔》を取得しましたー
ー《環境破壊者》を取得しましたー
ー《自作自演》を取得しましたー
「なんか不名誉な称号が増えていきますね……」
久しぶりに聞いたアナウンスの内容に辟易としながら、シグレは刈り取られた荊の間を縫って森を進んでいく。
「まあ、とりあえず最優先は食料ですかね……そろそろお腹もすいてきましたし」
現状、食料と呼べるものがないのである。熊や鳥が存在していたので、それを食べればいいと思うかもしれないが、この森の生物は全て汚染されているのである。
悲しいことに、食べるものがないのだ。
誤字脱字や作品への意見等ございましたらコメントしていただければ幸いです
(誤字脱字がありましたら、何話かを明記した上で修正点をコメントしていただければ幸いです)
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(IDは@87lnRyPJncjxbEpです)
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「炸薬爆斬弾」
シグレがそう呟くと、浮かび上がっているシグレの足元に光の柱が生まれ、そして、爆散した。
膨張し、瞬く間にシグレに襲いかからんとしていた怪物たちが飲み込まれ、極熱に肌を焼かれる。
そして、その爆発の最中より、銀色の光が周囲に向かって凄まじい速度で走り抜けた。
そして走り抜けた銀の閃きは軌跡を残して暴れ狂い、周囲の大地を、荊を、はるか上空を飛ぶ怪物を切り裂き、穿っていく。
爆発が収まった時には、無傷で佇むシグレの周囲100m程に巨大なクレーターができており、遠くを見れば途切れた川の両端よりクレーターに血怨水が流れ込んでいる。
クレーターを含めた周囲の地面には何かに切り裂かれたかのような斬線が幾多にも存在し、川岸に群生していた荊はひとつ残らず刈り取られ、森の出口への道が開通していた。
「すこし威力が強すぎましたかね……まあら一掃出来たので良しとしますか。とりあえずこのクレーターは直しておきましょう」
土魔法により埋め立てを行い、地面のクレーターを修復する。
「ん?あ、普通の水になってますねこれ……」
完全に元の地形に戻したところ、流れ込む水が修復した場所でのみ清流となっていた。
真紅の液体が瞬時に透明に変り、そして再び真紅に染まる。
なんとも奇妙で珍妙な現象が起きたものである。
ージョブレベルがレベルアップしましたー
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ー全魔法がレベル上限に達しました。上位スキルの獲得が可能ですー
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ー《環境破壊者》を取得しましたー
ー《自作自演》を取得しましたー
「なんか不名誉な称号が増えていきますね……」
久しぶりに聞いたアナウンスの内容に辟易としながら、シグレは刈り取られた荊の間を縫って森を進んでいく。
「まあ、とりあえず最優先は食料ですかね……そろそろお腹もすいてきましたし」
現状、食料と呼べるものがないのである。熊や鳥が存在していたので、それを食べればいいと思うかもしれないが、この森の生物は全て汚染されているのである。
悲しいことに、食べるものがないのだ。
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コメント
ノベルバユーザー274031
ぶっ通しで追いついてしまった…ここまで苦戦が似合わない主人公は初めてかもしれないwww