邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜

クロシヲ

第三百六十一話 装備

9章 Grim happy end


「鑑定」

魔絹のワンピース ☆7 耐久値57786

魔蚕王マジック・シルクワームキングと呼ばれる魔力を食らって生きる特殊な生物の王より採取することができる最上級の絹糸で作成されたワンピース。
また、刺繍となっている金の糸により汚れ落しや病気や毒、呪いへの耐性など様々な効果が付与されている。
材料となった絹糸の特性を受け継いでおり、魔法攻撃に対して非常に優秀な耐性に加え、自ら魔力を吸収する特性により、自らの受ける魔法ダメージを常時減衰させ、減衰させた分の攻撃の魔力を自らのMPに加算する能力を持つ。
また、魔力伝導効率が高いため、自らのMPを糸へと伝導させて全身に魔力障壁
を展開し、物理と魔法ダメージを減衰させ、呪いや病気、デバフに対する耐性を上昇させることができる。

「これがレア度7の性能ですか……特化タイプと噛み合えばほぼ無限に戦えそうな性能していますねこれは……まあ、それはそれとして次行きましょうか、鑑定」

何にしても予想外に強力な装備に身を震わせながら、今度は首元にかけられた血のような色の紅玉石ルビーに金縁の豪奢な装飾の施されたペンダントを手に取り、それを鑑定する。

血涙のペンダント ☆8 

湧き出る鮮血と澄み切った涙は混ざり合った。
ダメージを受けるごとに全てのステータスが上昇していく。
上限は元々のステータスの四倍まで。
空いている装備枠一つにつきステータスを3倍する。
この魔導具マジックオブジェクトは、杖のような魔法発動のための触媒としても使用することができる。

「作ろう」

見て初めて思ったのがそれだった。
最近はダメージを負うことが多くなってきたし、そもそも未来においてきたシグレの装備にはこのような単純に身体能力などを強化するアイテムが存在しなかった。
しかも発動条件が普通なら難しいのだろうが、シグレにとっては簡単ということも非常に良い点だろう。

「随分と武闘派なお姫様のようで」

そんな感想が、口をついてできたのも、致し方ないことだろう。


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