邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜

クロシヲ

閑話 伝えられた真実

静寂が支配する暗闇の中、頁をめくる音だけが響き渡る。
最初はゆっくりとシグレより渡された神智魔術の秘儀が載った本を読み解いていた醜悪な触手はその本を読み進めるごとに加速していく。
一ページに一分かかっていたものが、三十秒ほどでめくられるようになり、ついには十秒ほどで一ページを読み解くようになっていった。
神理を追求する一体の怪物は、自らが幾星霜の時をもて追い求めた
……ふむ、やはり、やはりだ!素晴らしい!この神理に比べれば、我々が作り出した時を超える秘術を教えるなど塵芥に等しい!
技術全てを差し出しても御釣りが来るほどだ!我々がひたぶるに追いかけてきた宇宙の真理、魔導の極致の一端がここに造作もなく記されている!
素晴らしい!素晴らしい!スバラシィィィィイ!!!
ああ、この肉体っで声を出せないのが悔やまれるほどだ!!
ああ、最高だ!神の権能たる神智魔術!
これほどまでに美しい術式は見たことがない!
心の中での狂騒を体で表し、暴れまわる化け物に対し、周りの化け物が詰め寄り、それがなんであると知った直後に一様にしてきでも狂ったかのように図書館内で暴れまわり、かんん木と競争の渦を形作っていく。
ついには図書館にいたイスの偉大なる種族だけでなく、拷問好きの気狂いシャッガイからの昆虫や、月に住まう拷問獣ムーンビーストが集い、新たな知識に狂喜する。
光り輝く星に作られた暗い図書館は、怪物たちの狂騒が響き渡った。


はい、短くなってしまいました。
すいません。
誤字脱字や作品への意見等ございましたらコメントしていただければ幸いです

(誤字脱字がありましたら、何話かを明記・・・・・・した上で修正点をコメントしていただければ幸いです)

いいね、フォローもお願いします

Twitterのフォローもお願いします
(IDは@87lnRyPJncjxbEpです)

Fictionalizerに参加したいという方は私のTwitterにリンクが載ってますのでそちらからどうぞ

コメント

コメントを書く

「SF」の人気作品

書籍化作品