邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜

クロシヲ

第三百四十六話 アトカタモナク

8章 復活儀式


「さて、まあこんなものですかね」
『跡形もないな』
「そういう術式ですから」
『言うてこの里1km²くらいあるよね。それを一回で済ませるとか……化け物か』
「まあ、何はともあれこれで知り合いを人質に取られてうごけなくなるってことはなさそうですね。師匠はまだ街にいますけど、まあ、あの人なら逃げるくらいは出来るでしょう」
『でもあれ師匠の師匠アドラメレクに篭絡されてるよね』
「あ……まあなんとかなりますよ多分きっとおそらく」
『フラグかな?』
『言わないでおけ……それはともかくとして、これで後顧の憂いは絶ったという事だが……今後はどう行動していくんだ?』
「なんにしてもニャルラトホテプあれを殺すには今のままの私では役不足でしょう。なので、クトゥルフ様を解放する。これは変わりません」
『そうだな』
「まああと一つ、これはできるかどうかも不明ですが、今のこの捻じ曲がった世界を、あるべき姿・・・・・へと戻す・・・・。要約すれば、ニャルラトホテプによって原典から改変された神話を元々の原典に戻すこと、そして、ルキフグスやアドラメレク、ついでに言うと多分世界悪ビーストもですが、ニャルラトホテプによってこの世に解き放たれた悪魔や邪神達の制圧が最も優先されるべきことですね」

ニャルラトホテプあのバカからの解放された邪神や悪魔ぼうがいを跳ね除けつつ、最終的にはニャルラトホテプという神格がこの世界に与えた影響全てを消滅させるという事だな』
「そうなりますね。アルカードさんの水晶化もニャルラトホテプが原因ですし。そういったものの解除も目的としていきたいです」
『しかし、今現在はもう定着してしまってどうにもならないものとかないかい?今言った吸血鬼くんのもそうだけど、彼の場合は肉体と魂を初めとした構成要素全てに結晶化の呪いがかけられている。というより、数千年、あるいは数万年を共にしたせいで、もうあの呪いは世界にとって彼の身体機能の一部として認識されているから、キミであっても解除することは出来ないんだよ。もっと言えば、クトゥグアに焼き払われたンガイの森や奴によって文明が開化し、文字通りの千年帝国が存在した例もある。それら全てを解決することは不可能だ』
「ええ、その通りです。遠い過去に起こった事象については、私はどうしようもない」
『なら……』
「なので、それらには現在・・となっていただきます」


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