邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜

クロシヲ

第二百八十九話 やっぱりチート

8章 復活儀式


奈落の大王アヴァドン、ですか……」
『ヨハネの黙示録において五番目の天使が喇叭を吹く時に、「馬に似て金の冠をかぶり、翼と蠍の尾を持つ」姿で蝗の群れを率いる天使として現れ、人々に死さえ許されない五ヶ月間の苦しみを与えるという奈落の大王か……またやばいモノを……』
『※分裂します。無限に』
『ネタとして終わらしていいものでは無いからな?本当に』
『ふむ……随分と可笑しいのが来たな、どうする絶対者よ』

奈落の大王アヴァドン
効果:覚醒可能
万物侵食

「……これ、覚醒した瞬間にもっとやばいのになりますよね」
『次は……深淵そのものとか?』
『絶望しかない』
『邪神ってなんだっけ?』
『邪なるもの、狂気を振り撒くものだ』
『それを実践してないんだよなぁ……』

寧ろこっちが汚染されそう。
と零してからクトゥルフは黙り込む。

『次は……巨神かな?』
「そのようですね」

原初の巨神ジャイアント・ユミル
効果:巨人生成。
限定的な神器創造。
味方巨人のステータスを超絶強化

『ユミル……原初の巨人にして巨神だな』
「ええ、巨人の支配に加えて神器の創造まで出来るそうですね」
『巨人……ボク達の本体も強化される?』
『されないぞ。蛸よ』
『う〜ん。やっぱりそうかぁ……まあ、書かれてる文字からして「巨人」だもんねぇ……』
『というかすごいなこのスキル、どれだけ種類があるんだこれ?』
「どうやら、種族以外にも属性、ステータスの偏り、スキル、大きさなどなど、色々と基準があるようですね。これなら、防衛特化の巨人でも作って城を警護させておけばそうやすやすと突破されることは無いでしょう」

早速数体の門衛ガーディアンを作り出したシグレは、それらに警備を任せて玉座に戻ってくると、最後のスキルの詳細を開いた。

「さて、最後は……」

夢想し腐蝕する粘球ソムニウム・コローズィオ・ヴィスパエラ
効果:万象のことごとくを融解する。

「ヨグ様ですかね?」
『表記が近いな、そろそろほんとに化身で活動する必要が出てくるぞ。これは存在するだけでアウトなやつだ』
『分裂させて大部分は異空間かどっかに格納すべきだろうね』
『うーん……やっぱりこれらを共有できる同一存在パラドクスはチート過ぎた』
「スキルが手に入れば手に入るほど強くなりますしね」
『チートは加速していくのであった!ちゃんちゃん』


終わらせ方が強引になってしまった……

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