邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜

クロシヲ

第二百七十五話 白は笑みを絶やさない

8章 復活儀式


「いきなり威圧するなんて、やめておくれよ。ここに勝手に入り込んだのは謝るからさ」

真っ白なシルクハットに赤く縁取りされた白いタキシードを着た青年そう言いながら立ち上がり、優雅に礼をした。

「挨拶が遅れて申し訳ありません。
お初にお目にかかりますマドモワゼル、以後お見知り置きを」

どこまでも人の良さそうな笑みを絶やさずに、シグレの眼前の紳士はそう言い放った。

「…………私は女ではありませんよ」

「おおっ!そうでしたか……申し訳ございません。一生の不覚でございます……」

(食えない狸ですね)
『ああ、絶対にわかって言ってるぞこいつ』
『一番信用したくないタイプだね』

「おお、お連れの神々には何やら嫌われてしまった様子、申し訳ございません」

大仰に悲しんだような反応をして見せた青年は、クトゥルフとヨグ=ソトースふたりとの念話が終わった瞬間に顔を上げ、そう言った。

(ッ!)
『聞こえているのか!?』

「ええ、聞こえておりますとも、バッチリと」

(この男…底が知れないですね)

すっかり相手のペースに乗せられてしまっている。とシグレは自分の不覚を自覚する。

「それで?ここにはどのような御用でしょうか?晶柩王アルカード・・・・・・・・様?」

シグレがそう言うと、今度は青年___アルカードが心の底から驚いたような表情をし、すぐに元へと戻した。

「……存外に博識なようで、どこで私の名を知ったのですか?」

笑顔を貼り付けたままのアルカードの少し声のトーンが下がったその質問に対し、シグレも同じく顔に笑顔を貼り付けて「当てずっぽうですよ」と返答する。

「そうですか、なかなかの強運のようで」

「はははははは」
「ははははははは」

「「ハハハハハハハハハハハハハハハ」」


すいません今回短いです。
作者が体調を崩してしまってですね……

従魔スキル紹介
戦神の天啓
戦闘における最適解の提示

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