邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜

クロシヲ

第二百五十三話 拒絶:Rejection

7章 あゝ神よ


『煩わしい。少し黙っていてくれないか?あのクソ神を思い出すからさ』
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ…………」

なおも赤子のようにゲイボルグを振り回していたクーフーリンであったが、興味を失ったような顔でルキフグスが実体を持った影の腕でクーフーリンの頭をつかみ、持ち上げる。

「クソ神?まさか……」
『おお、君はこの頭の可哀想な元英雄とは違っていくらか有能なようだね。その通りさ、この男の神たる光神ルー創造神ダグザさ。いやあ両方ともやれ命を愚弄するなだの外道だの罵ってきたから五月蝿くて五月蝿くてねぇ。ルーは拷問の末潰れて死んだしダグザは綺麗さっぱり消滅して僕の力になった。いやあ、神って脆いよね。信仰さえなければ悪魔にすら殺されるんだから』
「成程、祠の破壊はそのためですか」
『その通り、これと違って神は精神面も簡単には壊れなくてねぇ、力の掌握が面倒なことこの上ないんだ。まともに喋れるようになったのも最近だ』

ルキフグスはもはや掴まれても暴れることすらなくただ嗤うだけとなったクーフーリンに目を向けながらそう言った。

『まぁそれついてはいいんだ。喋れなかったことでも利益はあったし』
「ん?それはどういう……」
『獣に宿っていたからねぇ。影の城になんて簡単に入れた。だから』

その言葉と同時に今までルキフグスの身体を覆っていた黒い靄が晴れていく。

『この身体を得られたしね』

そして靄が晴れたあとに残ったのは、神の創造物、美を追求して作られたのではと見まごうほどの絶世の美女だった。

『これぞ影の女王。正義とは逆のに生きる者の統括者。これこそ、我が拒絶の器にふさわしい』

それと同時に掴まれていたクーフーリンの頭が黒く塗りつぶされていく。

『お、始まったね』

シグレは刻一刻と蝕まれていくクーフーリンを解放せんとルキフグスに突進する。
しかし、抜き放たれた阿修羅の剣閃はまるで抵抗なくその体を通り抜けた。

『はは、今の僕は創造神ダグザを取り込んだことでこの世界のものに対する完全耐性を得た。何を使用が無意味だよ』
「彼に……何をしたんです」

屈辱に震えながらシグレはそう問いかける。

『彼は拒絶したんだよ。あらゆることを』
「拒絶した?」
『そうさ、無慈悲で冷徹な現実を、英雄と呼ばれているのに何も救えない自分の無力を、狂気に堕ちた自分自身を、


















_______そして、自分の死を』


やばい(語彙力皆無)

時系列的にはまず
スカサハの体乗っ取り
↓↓↓
クー・フーリンやフィオナ騎士団の面々がボコられる。
↓↓↓
クリードなどによる祠破壊
↓↓↓
力を失ったダグザもルーも殺る
↓↓↓
順応して力を得たよ!やったねた(ry←イマココ

コメント返信こーなー

「アイデアを50として振ってみました。
1D100→29成功
SAN減少1D30→26
シグレに話しかける1D100→100ファン…(゜ロ゜)」

またもやTRPGやってない人には分からないコメントが……相当なTRPG好きの方ですかね?
今日も今日とてダイスの女神様が荒ぶっております。
どう足掻いてもクー・フーリン発狂ENDになるんじゃないかな(*´ω`*)

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