邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜

クロシヲ

第二百三十五話 従魔の進化

7章 あゝ神よ


「グギッ!?」

黒渦から現れた獣を従魔が淡々と消滅させる。

シグレは脳内に響く従魔のレベルアップアナウンスをオフにし、その傍らで破壊された邪黒石製のゴーレム二体を修復しながら神たちとの雑談をしていた。

「そういえば体乗っ取るとかいつ出来るようになったんですか?」
『神界に来た時だな。別世界の神とはいえ一応神界に繋がった場所にいるからそこで縁ができた』
「成程」
『あと乗っ取りじゃなくて体を借りてるだけだよ?本人が許可しなきゃどこも動かせないし』
『そこ、魔法の発動媒体が破損してるぞ』
「了解です」

そんなこんなで作業しながらナイフの到着を待つこと一日ほど、いつの間にかほとんどのふ従魔のレベルが最大となり、ランクアップが出来るようになっていた。
というかランクアップしてさらにレベルアップしていた。

しかしシルはレベル42になった程度、メルにいたってはレベルが1しか上がっていない。

『なんでや、一番敵倒しとったやろ……』
『言葉を直せ、それはそれとしてさすが神の名を冠するだけはある……のか?』
「どうなんですかね?」

「あ、できた」

次の瞬間、シグレの前方に炎が浮かび上がった。

『なにやったの?』
「手が空いたので渡されたルーンの教導書を実践してみました」
『ま、もともとヨグソのお陰で全魔術使えるしね。やり方さえ分かれば原初のルーンとやらでも行けるんじゃない?』
『さすがにそれは……いや、シグレさんだしなぁ……』
『シグレさんだしねぇ……』
「やめてくださいよそれ……」
『おっと、来客のようだぞ』
「呼んでないんですがねぇ……転移で帰っていただきましょうか」
「いの……」
『可哀想な盗賊だね。口上すら名乗らせてもらえないなんて』
『殺してないからまだ慈悲はあるがな』
 『恐ろしいなぁ……とても』
「というかかなり時間がかかりますね」
『ああ、私も正直ここまで広いとは思っていなかった』

そんな雑談をしたり、ゴーレムたちの修理どころか魔改造をしたり、従魔たちの新スキルを試したり、クーフーリンとご飯を食べたりしながら時は過ぎていった。

そして数日後____

『ナイフの到達を確認した』
「了解、クーフーリンさん、聞こえますか。反応あり、場所の感知が出来そうです。至急此方に来てください」

事態は、静かに進んで行く。


進化後ステータス

眷属:フィー
種族:堕天神使 Lv.4

スキル
邪神の眷属(固有)
堕天使の威光(固有) 
死告天使アズライール(固有)
全能力超強化(眷属)
聖属性 暗黒属性 
聖魔法 暗黒魔法 屍霊魔術
武神の加護

堕天神使
邪神、悪神と呼ばれるものの使者もしくは従者
普通の神における天使のような役割

武神の加護
簡単に言えばどんな武器でも扱える 

眷属:因幡
種族:ケイオスラビット Lv.6

スキル
邪神の眷属(固有) 
混沌神使(固有)
全能力超強化(眷属)
夜の住人 跳躍 蹴撃 混沌魔法 
一心同体 武神の加護

混沌神使
相手の感覚器官を誤認させて幻や幻臭、幻聴などを発生させる能力

眷属:雲耀
種族:天統兎 Lv.5

スキル
邪神の眷属(固有)
完全機動(固有)
全能力超強化(眷属)
影潜り 天空操作
俊足 蹴撃 持久走 瞬動 天歩 立体機動
一心同体

天空操作
空を飛んだり圧縮空気弾を作ったりできる

眷属:岩鉄
種族:魔鉄兵Lv.12

スキル
魔鉄の巨兵(固有) 
性質改変(固有)
全能力超強化(眷属)
魔重鎧 高速再生 土石操作
大地強打アースクエイク
一心同体

魔鉄の巨兵
魔石の巨兵から耐久が向上した

魔重鎧
魔鎧から防御力が向上した

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コメント

  • ドラキー

    第二百三十五話
    誤字報告
    呼んでないんてすが✕
    呼んでないんですが○

    0
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