邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜

クロシヲ

第七十七話 闘技大会本選 9

5章 蹂躙


つ ぎ の ひ

そんなこんなで現在私はリング上でHANZOさんと向き合っています。

「シグレどの、今回は胸をお借りするでござる」

「ええ、よろしくお願いします」

「それじゃあ準決勝1戦目!対戦カードはもはや説明なんていらないこの2人!運営も認めるリアルチート「邪神」ことシグレVS永遠のいじられ役こと「おぉい!拙者の扱いひどくないでござるか!?」NINJAのHANZO!この一戦、勝利の女神が微笑むのはどちらなのか!開始だ!」

騒がしい司会者うんえいが昨日一日ですっかり聞きなれた声で準決勝の開始を宣言します。

HANZOさんが選手紹介にツッコミ入れてますね。あれは確かにひどいですね。

そんなことを考えている間にもHANZOさんが接近してきていますね。
すでに分身を終えているのか三人のHANZOさんが一斉にこちらに対して忍刀を振りかぶってきます。
その全てを指輪の変形した大盾で受け流し、お返しに邪黒石製の投げ針スローイングピックを何本か飛ばしますがよけられてしまいます。
三人のHANZOさんはそのまま後方に退避し遠距離から手裏剣や苦無を投擲してきました。
動いてHANZOさん同士入れ替わることで本体がばれないように投擲を続けていますが、魔力察知で魔力含有量を調べればどれが本体かわかります。
分身の体やそこから投擲された手裏剣は実体のない魔力の塊なのでそれらを無視して本物の手裏剣や苦無のみを刀で切り払いHANZOさんへゆっくりと近づいていきます。
何を思ったのか途中で投擲をやめてこちらに忍刀を持って突貫してきました。空蝉の術で回避からの一撃必殺ですかね?

「忍術奥義 二ノ巻!」

空蝉で防がれたくないので連続でHANZOさんを斬り刻みます。
そして、HANZOさんが地面に倒れ込み、













「火遁!」

倒れ伏したHANZOさんの周りに炎弾が大量に生成されました。その数、実に三十以上。

次の一瞬には、周りの炎弾とともにこちらに襲いかかってきました。

刀で忍刀ごと本体を切り払い、炎弾は水弾で打ち消します。

そして刀を弾かれ転がるHANZOさんを拘束し、首を切ります。

「終了だっ!勝ったのは我らが「邪神」シグレだッ!さあ今日中に準決勝もう1試合行くぞォ!」

「あぁ、これだけやってもシグレ殿には敵わないでござるなぁ」

「最後は怖かったですけどね」

準決勝第二試合

ミーティアVSフブキ


クロシヲからもいじられるHANZOであった。

クロシヲはおもちゃとして話の中で遊びやすいしキャラ好きだし話の展開考えやすいのでHANZO大好きです。

多分シグレと遊理と皐月ににんむすめに次ぐお気に入りキャラです。

だから今後も話に出演します。ご期待ください

ちなみに影分身と分身の違いは実体があるかないかです。どっちにしろ攻撃を受けたら消滅します。

誤字脱字等ございましたらコメントしていただければ幸いです

いいね、フォローもお願いします

コメント

コメントを書く

「SF」の人気作品

書籍化作品