邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜
第六十六話 イベント対策会議
4.5章 イベントの準備
転移した先は体育館のような大きなホールでした
とりあえず近くのエレナさんに挨拶をしておきましょう。
「こんにちは」
そうするとエレナさんは困惑した顔で挨拶を返してくれました。なにかわるいことしましたっけ?
「こんにちは…あなたのことだからもう気にしないけどなんでこの段階で転移使えるのよ…」
「…なりゆきですかね?」
「なんで疑問系なのよ…」
「歓談中悪いがそろそろ始めてもいいだろうか?」
男の人が話しかけてきました。長話は迷惑になるのですぐにどいて席に着きます。
「すみませんでした。始めてください」
「さて、まずは集まってくれた皆に感謝しよう。
ありがとう。俺はこの会議の司会進行を任されたハルバートという。よろしく頼む。
さて、まず今回のイベントについてだが、軽くルールを書いたメールを送るからそれを各自見ておいてくれ」
運営のメールより細かくイベント情報が載っていますね。それによるとアイテム持ち込みは装備品と枠5個分のみ、今回のランキングには生産職も含まれるので生産職は自身の職に関するアイテムを持ち込める欄が5個追加されているようです。
あとどんなフィールドになるかはランダムだが必ず開始位置は500m以上離れておりマップの中に4つ砦があるようです。
あとは今は関係ありませんが闘技大会は従魔もプレイヤー扱いなのでテイマーとかはPT推奨なのだとか。
プレイヤーと同じ扱いなんですね。
「さて、今回のイベントでは生産職含めこの百人でイベントに臨むわけだが。チーム分けをしようと思う」
「どんな感じに分けるんだ?」
「大きく分けて4チームほどだな。実際に戦闘をする部隊、敵や砦を発見する斥候部隊、生産職の護衛およびポーションなどの補給物資を前線に運ぶ補給部隊、消耗品を生産する生産職からなる部隊の四つだ」
あ、これアポート使えばどうとでもなるやつですね。
「はい」
「何か質問か?」
「いえ、補給部隊はいらないと思います」
「なぜだ?補給もなしに長時間戦闘するのは自殺行為だぞ?」
周りの人たちも笑っていますが気にしません
「いえ、物質転送魔法があるので」
「 」
みなさんが(゚Д゜)ファッ!?ってなってしまっていますね。でも役に立つのでいいと思うんですが。
そんなことを考えていたら魔法使い系の人たちがすごい勢いで詰め寄ってきました。
「どこで手に入れたんだそんな魔法!」
「教えてくれ!どんな条件なんだ!」
「教えてくれ!」
数十人の魔法使いに囲まれているとハルバートさんが助けてくれました。
「お前ら一回黙れ!」
その一喝でみなさん先ほどまでの喧騒が嘘のようにしずまりましたね。
「一つ一つ確認していくぞ。まずキミは補給部隊をいらないといった。それは物体転移魔法を使えるから、ここまでは間違いないな?」
「はい、間違いありません」
「それじゃあ質問だ。これをどこまで送れる?」
そういってインベントリから出てきたのは重そうなフルプレートメイルでした。
「正確な場所の指定があるならどこまでも、10km圏内ならどこへでも送れます。」
「重量、大きさによる制限なし、転送距離も十分だな。
よし、補給部隊を縮小して生産職の護衛を任務とする!キミは生産部隊でいいな?」
「いえ、これを使ってください」
「これはなんだ?」
「アポートを付与した魔符です。転送したいものに貼り付けてプレイヤー名をいえばその人のインベントリにアイテムが転送されます。もちろん送る人は受け取るか否かの確認メッセージが出ます。音声でもいいので戦闘中でも大丈夫かと」
「なるほど。インベントリに入るんだったら箱か何かに大量に入れて一気に転送するのもアリだな。どれくらいある?」
「ざっと二千枚ほど」
「もう驚かないからな…とりあえず輸送はこれでいいな。次は戦闘部隊の指揮官とかを決めるんだが…指揮や統率のスキルを持った人はいるか?」
私含めて四人ほどの人が手をあげました。
「うんではこれらの人にリーダーをやってもらうが、今回はどうやらユニオンを百人で組むようでな、そのリーダーは誰がやる?」
「はい」
「なぜだ?ただやりたいではだめだぞ?」
「私は統率(王)と皇帝覇気というスキルを持っています。統率(王)は自軍のステータスを2割上昇させ、皇帝覇気は発動時に自軍にデバフ無効化、相手にデバフを付与するスキルです。なので勝つためには私がその役を務めたほうがいいかと愚考します」
そういいながら皇帝覇気と統率(王)、アポートの詳細を公開します。
「しかし、これらのスキルはシステム上リーダーであれば発動するので実際の指揮は他の方に任せて私は遊撃に回りたいと思います」
「了解した。それでは指揮官の話は決定した。次は斥候部隊の選別だ…」
会議が終わった後に少し小細工をしてイベント前日は終わりました
4.5章 イベントの準備 終
なんかなんともわかりにくい終わり方ですいません。
アイテム持ち込みは普通の人なら5枠ありますが生産職は生産素材専用枠があります
普通の人
「」「」「」「」「」←一つの枠に一つのアイテムを1スタックまで入れられる(素材系なら99個、ポーションとかは20個)
生産職
「」「」「」「」「」←この5枠はなんでも入る
「」「」「」「」「」←この5枠は生産素材または生産キットのみ
誤字脱字等ございましたらコメントしていただければ幸いです
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転移した先は体育館のような大きなホールでした
とりあえず近くのエレナさんに挨拶をしておきましょう。
「こんにちは」
そうするとエレナさんは困惑した顔で挨拶を返してくれました。なにかわるいことしましたっけ?
「こんにちは…あなたのことだからもう気にしないけどなんでこの段階で転移使えるのよ…」
「…なりゆきですかね?」
「なんで疑問系なのよ…」
「歓談中悪いがそろそろ始めてもいいだろうか?」
男の人が話しかけてきました。長話は迷惑になるのですぐにどいて席に着きます。
「すみませんでした。始めてください」
「さて、まずは集まってくれた皆に感謝しよう。
ありがとう。俺はこの会議の司会進行を任されたハルバートという。よろしく頼む。
さて、まず今回のイベントについてだが、軽くルールを書いたメールを送るからそれを各自見ておいてくれ」
運営のメールより細かくイベント情報が載っていますね。それによるとアイテム持ち込みは装備品と枠5個分のみ、今回のランキングには生産職も含まれるので生産職は自身の職に関するアイテムを持ち込める欄が5個追加されているようです。
あとどんなフィールドになるかはランダムだが必ず開始位置は500m以上離れておりマップの中に4つ砦があるようです。
あとは今は関係ありませんが闘技大会は従魔もプレイヤー扱いなのでテイマーとかはPT推奨なのだとか。
プレイヤーと同じ扱いなんですね。
「さて、今回のイベントでは生産職含めこの百人でイベントに臨むわけだが。チーム分けをしようと思う」
「どんな感じに分けるんだ?」
「大きく分けて4チームほどだな。実際に戦闘をする部隊、敵や砦を発見する斥候部隊、生産職の護衛およびポーションなどの補給物資を前線に運ぶ補給部隊、消耗品を生産する生産職からなる部隊の四つだ」
あ、これアポート使えばどうとでもなるやつですね。
「はい」
「何か質問か?」
「いえ、補給部隊はいらないと思います」
「なぜだ?補給もなしに長時間戦闘するのは自殺行為だぞ?」
周りの人たちも笑っていますが気にしません
「いえ、物質転送魔法があるので」
「 」
みなさんが(゚Д゜)ファッ!?ってなってしまっていますね。でも役に立つのでいいと思うんですが。
そんなことを考えていたら魔法使い系の人たちがすごい勢いで詰め寄ってきました。
「どこで手に入れたんだそんな魔法!」
「教えてくれ!どんな条件なんだ!」
「教えてくれ!」
数十人の魔法使いに囲まれているとハルバートさんが助けてくれました。
「お前ら一回黙れ!」
その一喝でみなさん先ほどまでの喧騒が嘘のようにしずまりましたね。
「一つ一つ確認していくぞ。まずキミは補給部隊をいらないといった。それは物体転移魔法を使えるから、ここまでは間違いないな?」
「はい、間違いありません」
「それじゃあ質問だ。これをどこまで送れる?」
そういってインベントリから出てきたのは重そうなフルプレートメイルでした。
「正確な場所の指定があるならどこまでも、10km圏内ならどこへでも送れます。」
「重量、大きさによる制限なし、転送距離も十分だな。
よし、補給部隊を縮小して生産職の護衛を任務とする!キミは生産部隊でいいな?」
「いえ、これを使ってください」
「これはなんだ?」
「アポートを付与した魔符です。転送したいものに貼り付けてプレイヤー名をいえばその人のインベントリにアイテムが転送されます。もちろん送る人は受け取るか否かの確認メッセージが出ます。音声でもいいので戦闘中でも大丈夫かと」
「なるほど。インベントリに入るんだったら箱か何かに大量に入れて一気に転送するのもアリだな。どれくらいある?」
「ざっと二千枚ほど」
「もう驚かないからな…とりあえず輸送はこれでいいな。次は戦闘部隊の指揮官とかを決めるんだが…指揮や統率のスキルを持った人はいるか?」
私含めて四人ほどの人が手をあげました。
「うんではこれらの人にリーダーをやってもらうが、今回はどうやらユニオンを百人で組むようでな、そのリーダーは誰がやる?」
「はい」
「なぜだ?ただやりたいではだめだぞ?」
「私は統率(王)と皇帝覇気というスキルを持っています。統率(王)は自軍のステータスを2割上昇させ、皇帝覇気は発動時に自軍にデバフ無効化、相手にデバフを付与するスキルです。なので勝つためには私がその役を務めたほうがいいかと愚考します」
そういいながら皇帝覇気と統率(王)、アポートの詳細を公開します。
「しかし、これらのスキルはシステム上リーダーであれば発動するので実際の指揮は他の方に任せて私は遊撃に回りたいと思います」
「了解した。それでは指揮官の話は決定した。次は斥候部隊の選別だ…」
会議が終わった後に少し小細工をしてイベント前日は終わりました
4.5章 イベントの準備 終
なんかなんともわかりにくい終わり方ですいません。
アイテム持ち込みは普通の人なら5枠ありますが生産職は生産素材専用枠があります
普通の人
「」「」「」「」「」←一つの枠に一つのアイテムを1スタックまで入れられる(素材系なら99個、ポーションとかは20個)
生産職
「」「」「」「」「」←この5枠はなんでも入る
「」「」「」「」「」←この5枠は生産素材または生産キットのみ
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