第二十五話狂精霊

3章イベントとその先

どうやって狂精霊をゴブリンキングから剥がそうか。

『どうしたらいいですかね？』

『狂乱してたりするやつは大抵呪いに侵されてたりするから隙でも作って解呪ディスペルか浄化ピュリフィケーションでも使ったらいいんじゃない？』

『ちなみに解呪ディスペルや浄化ピュリフィケーションの取得方法は？』

『前者は中位魔導士系のジョブスキル、後者は聖魔法のレベルアップ』

『持ってる人いないですね』

だが、一応フィーが聖魔法持っている。つかえるのだろうか。

「フィー、聖魔法の浄化ピュリフィケーションを使えますか？」

「はい」

「因幡と雲耀が隙を作ったらゴブリンキングに浄化ピュリフィケーションをかけて、兎組は今行ったようにゴブリンキングあれの隙を作って、無茶はしないこと」

「了解」

そういうと従魔がゴブリンキングに向かって行き、攻撃を開始した。

岩鉄を軸として兎二匹が奇襲を仕掛けている。

3分後

雲耀の攻撃がヒットしてゴブリンキングがダウンし。

そこへすかさずフィーが浄化ピュリフィケーションを使用すると、ゴブリンキングから黒い靄が現れ、形を成してどこかに飛び去ろうとしている。

狂精霊マーダーエレメント

状態:呪刻

呪いによって狂ってしまった精霊

呪刻

対象の身体に傷とともに呪いを付与する
傷が完全に消えない限り効果は継続する

どんな呪刻なのだろう

狂化の呪刻

対象者の自我を消滅させ視界に入った
全ての生物を襲うようにする

不癒の呪刻

対象者の傷が治らなくなる

とりあえず痙攣しているゴブリンキングの首を切り落としながらフィーにもう一度浄化ピュリフィケーションをかけるように言う。
狂精霊は浄化ピュリフィケーションをかけたら動きが麻痺したようである。

三回かけたところで不癒の呪刻が消えました

「うえ〜、もうきついよ〜」

そう言いながらもしっかりやってくれている。

五回かけたところでやっと狂化の呪刻が消えたようだ。

水精霊

水を操る中位精霊、争いを好まず、普段は妖精の泉か水の魔素マナの濃いところにいる

スキルは見る必要がなさそうである。

水精霊が話しかけてきた。

「ありがとう、人の子よ、だが、私以外にも囚われている精霊がいるのです。どうか、助けるのを手伝ってはいただけませんか？」

クエスト『精霊救出』が発生しました。受託しますか？

当然Yes。報酬なんかは後で確認しよう。

「はい、わかりました」

精霊救出です

呪刻についてですが普通は武器に付与されており、それで切った傷と一緒に呪いが対象者にかけられるって感じです

魔素マナとは空気中に存在する魔力です

本来狂精霊はゴブリンキングが首を切られた場合に出現しますが、そんなかんじで首は固く設定されているため今現在の武器だとシグレ以外斬れません

誤字脱字等ございましたらコメントいただければ幸いです