邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜
第十一話 クトゥルフとゴーレム
始まりの街に戻って来たところでシグレは早速クトゥルフに話しかける
『クトゥルフ様、今からそっち行きますね』
『ん、りょうかーい』
転移水晶を使い、ルルイエへと転移する。
見慣れた転移の光が体を包み込んだ数瞬後には、ルルイエの黒い神殿風の景色がシグレの目に飛び込んでくる。
「いらっしゃい」
「こんにちは」
「もう封印の手がかりが見つかるとは思ってなかったよ。ありがとう、具体的な場所はいま眷属たちが探しているから待っててね」
「それで、二つほど聞きたいことがあるのですが良いでしょうか?」 
「いいよー」
「一つ目はゴーレムについてです。私が魔力を流すと魔石兵になりましたがクトゥルフ様の魔力ならほかのゴーレムになるのでは?と思いまして、」
「多分なると思うよ。そこの石材使っていいから消えない方の魔兵創造してみて」
そう言われて黒い石材を手に取る
邪黒石 ☆10 品質SS
概念的に破壊不能な石。自身を構成する概念への干渉を無効化し、物理的、魔術的問わず全てのダメージを吸収する
こ れ は ひ ど い
チートオブチートである。
まだ武器に加工できないとかなら救いがあるのだが破壊不能なだけであって加工不可能などの記述はないので普通にできてしまうのだろう。
こんな物で武器を作ろうものなら不壊武器の出来上がりである。ワロエナイ
気を取り直して魔兵創造を実行してみる。
「それじゃあ行きますよ。」
「うん、いいよ」
「魔兵創造」
地面に置いた邪黒石を中心として魔法陣が描かれ、MPがどんどん吸われて行く。
クトゥルフ様が干渉し始めたのか魔法陣にまるで世界をそこだけ切り取った虚無のように黒い何かが流れ込んでいき、魔法陣が黒く染まる。
数秒後に魔法陣が消えた時、シグレの目の前には3mを越す漆黒のゴーレムが静かに佇んでいた。
そんなこんなでゴーレムの製造に成功したシグレは
クトゥルフに質問を投げかける。
「魔石について少し質問があるのですが…」
そう、魔石の説明に気になる一文があったのである。
魔石 ☆2 品質D
魔力が結晶化してできた物、色々なことに使える。品質が高いほど内包している魔力が大きい
魔力が結晶化してできたものというのが問題なのだ。
この説明が真実ならば、人間は魔力を結晶化させられれば魔石を作れてしまうことになる。
できるのならばなぜしないのかが疑問だった。
「単刀直入に聞きます。魔石を人間の手で生産することはできますか?」
「できるよ」
「そうなんですか」
「その代わりにとんでもない集中力と針の穴を通すような魔力操作能力、あとは失敗するととんでもない威力で暴発するっていうリスクがあるけどね。でも、逆に言えば方法とそれさえできればモンスターにだって魔石は作れる。実際私は片手間で作れるしね」
そう言ってクトゥルフが右手を握りしめてすぐに開くと手の中には正真正銘の魔石があった。しかも品質がSSになっている。
「私も作れますかね?」
「あー…多分君なら一発で成功するだろうね…やり方はただ魔力を圧縮するだけだからやってごらん?」
そう言われたので両手を合わせ、その中に魔力を放出し、拡散しないうちに圧縮する。
イメージするのは、真円になっている直径1cmくらいのガラス玉。
自身の魔力をその小さな器に注ぎ込んで行く。
「ちょ ︎ストップストップ!魔力込めすぎ!」
そう言われたので魔力の放出を終わらせて魔力を圧縮し切る。
魔水晶 ☆6 品質A
とてつもない量の魔力が圧縮された魔力によってできた水晶、製作者 シグレ
「驚いた。まさか魔石どころか魔晶石を通り越して魔水晶を作り出すとはね。」
「でもこれ、何故できたんです?しかも無駄に品質高いですし。そこまで魔力を注入してないはずなんですが。」
「入ってる魔力量に反して大きさが小さいからだよ。普通の魔水晶ならそのくらいのMPを貯めるにはその10倍くらいの大きさが必要だからね。」
「これってゴーレムの核に使えますか?」
「ああ、ゴーレムって自前で核用意すると強くなるんだっけ。多分できるよ、僕が強化するから頂戴」
クトゥルフ様は本体に手を触れて魔力を本体とリンクさせたのち、空間が震えるほどの魔力を魔水晶に込めた。
その結果がこれです。
邪神結晶 ☆10 品質X
邪神の力の結晶体。心の弱いものは近づくだけで発狂する。
「はいこれ、核作ってみて?」
「このゴーレムってどうやって動いているんですか?」
「私の本体から魔力が供給されてるよ」
従来の魔素収集機構がお払い箱になった瞬間である。
まあそのおかげでより武装などが多く組み込める様になったのだが
せっかくなので本体も改造することなった。
「ここにある石材を使っていいですか?」
「いいよ」
許可も出たので早速魔改造を始めるシグレであった。
ー錬金術がレベルアップしましたー
ー錬金術がレベルアップしましたー
ー錬金術がレベルアップしましたー
ー錬金術がレベルアップしましたー
ー錬金術がレベルアップしましたー
結局この日はずっと改造や開発をしていましたがゴーレムの改造は終わらなかった。
自重などという言葉はとうに捨てている
錬金術が異様にレベルアップしているのは錬金術の“変成”
で高難度素材である邪黒石をいじっていたからです。
もちろんLv.1程度の変成ではいじれませんがシグレはクトゥルフ様から魔力をもらって強引にやっています
今回から更新時間を12時にしてみました
誤字脱字や間違い等ございましたらコメントいただければ幸いです。
『クトゥルフ様、今からそっち行きますね』
『ん、りょうかーい』
転移水晶を使い、ルルイエへと転移する。
見慣れた転移の光が体を包み込んだ数瞬後には、ルルイエの黒い神殿風の景色がシグレの目に飛び込んでくる。
「いらっしゃい」
「こんにちは」
「もう封印の手がかりが見つかるとは思ってなかったよ。ありがとう、具体的な場所はいま眷属たちが探しているから待っててね」
「それで、二つほど聞きたいことがあるのですが良いでしょうか?」 
「いいよー」
「一つ目はゴーレムについてです。私が魔力を流すと魔石兵になりましたがクトゥルフ様の魔力ならほかのゴーレムになるのでは?と思いまして、」
「多分なると思うよ。そこの石材使っていいから消えない方の魔兵創造してみて」
そう言われて黒い石材を手に取る
邪黒石 ☆10 品質SS
概念的に破壊不能な石。自身を構成する概念への干渉を無効化し、物理的、魔術的問わず全てのダメージを吸収する
こ れ は ひ ど い
チートオブチートである。
まだ武器に加工できないとかなら救いがあるのだが破壊不能なだけであって加工不可能などの記述はないので普通にできてしまうのだろう。
こんな物で武器を作ろうものなら不壊武器の出来上がりである。ワロエナイ
気を取り直して魔兵創造を実行してみる。
「それじゃあ行きますよ。」
「うん、いいよ」
「魔兵創造」
地面に置いた邪黒石を中心として魔法陣が描かれ、MPがどんどん吸われて行く。
クトゥルフ様が干渉し始めたのか魔法陣にまるで世界をそこだけ切り取った虚無のように黒い何かが流れ込んでいき、魔法陣が黒く染まる。
数秒後に魔法陣が消えた時、シグレの目の前には3mを越す漆黒のゴーレムが静かに佇んでいた。
そんなこんなでゴーレムの製造に成功したシグレは
クトゥルフに質問を投げかける。
「魔石について少し質問があるのですが…」
そう、魔石の説明に気になる一文があったのである。
魔石 ☆2 品質D
魔力が結晶化してできた物、色々なことに使える。品質が高いほど内包している魔力が大きい
魔力が結晶化してできたものというのが問題なのだ。
この説明が真実ならば、人間は魔力を結晶化させられれば魔石を作れてしまうことになる。
できるのならばなぜしないのかが疑問だった。
「単刀直入に聞きます。魔石を人間の手で生産することはできますか?」
「できるよ」
「そうなんですか」
「その代わりにとんでもない集中力と針の穴を通すような魔力操作能力、あとは失敗するととんでもない威力で暴発するっていうリスクがあるけどね。でも、逆に言えば方法とそれさえできればモンスターにだって魔石は作れる。実際私は片手間で作れるしね」
そう言ってクトゥルフが右手を握りしめてすぐに開くと手の中には正真正銘の魔石があった。しかも品質がSSになっている。
「私も作れますかね?」
「あー…多分君なら一発で成功するだろうね…やり方はただ魔力を圧縮するだけだからやってごらん?」
そう言われたので両手を合わせ、その中に魔力を放出し、拡散しないうちに圧縮する。
イメージするのは、真円になっている直径1cmくらいのガラス玉。
自身の魔力をその小さな器に注ぎ込んで行く。
「ちょ ︎ストップストップ!魔力込めすぎ!」
そう言われたので魔力の放出を終わらせて魔力を圧縮し切る。
魔水晶 ☆6 品質A
とてつもない量の魔力が圧縮された魔力によってできた水晶、製作者 シグレ
「驚いた。まさか魔石どころか魔晶石を通り越して魔水晶を作り出すとはね。」
「でもこれ、何故できたんです?しかも無駄に品質高いですし。そこまで魔力を注入してないはずなんですが。」
「入ってる魔力量に反して大きさが小さいからだよ。普通の魔水晶ならそのくらいのMPを貯めるにはその10倍くらいの大きさが必要だからね。」
「これってゴーレムの核に使えますか?」
「ああ、ゴーレムって自前で核用意すると強くなるんだっけ。多分できるよ、僕が強化するから頂戴」
クトゥルフ様は本体に手を触れて魔力を本体とリンクさせたのち、空間が震えるほどの魔力を魔水晶に込めた。
その結果がこれです。
邪神結晶 ☆10 品質X
邪神の力の結晶体。心の弱いものは近づくだけで発狂する。
「はいこれ、核作ってみて?」
「このゴーレムってどうやって動いているんですか?」
「私の本体から魔力が供給されてるよ」
従来の魔素収集機構がお払い箱になった瞬間である。
まあそのおかげでより武装などが多く組み込める様になったのだが
せっかくなので本体も改造することなった。
「ここにある石材を使っていいですか?」
「いいよ」
許可も出たので早速魔改造を始めるシグレであった。
ー錬金術がレベルアップしましたー
ー錬金術がレベルアップしましたー
ー錬金術がレベルアップしましたー
ー錬金術がレベルアップしましたー
ー錬金術がレベルアップしましたー
結局この日はずっと改造や開発をしていましたがゴーレムの改造は終わらなかった。
自重などという言葉はとうに捨てている
錬金術が異様にレベルアップしているのは錬金術の“変成”
で高難度素材である邪黒石をいじっていたからです。
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