邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜
第十話 待ち伏せと一閃
1章 始まりと邪神
そんなこんなで早朝、シグレは始まりの街南部を歩いていた。
二日続けてボスを討伐しているのでこのまま今日もボスを討伐したいところである。
できれば最初のエリアのボス討伐は全部取りたい。
そんなことを考えていると、運営からメールがとどいた。
《全プレイヤーの皆様へお知らせします。二日後にアップデートとイベント開催のためのメンテナンスを行いますので二日後の午前7時から三日後の午前0時までログインができなくなります。また、上記の時間帯にログイン中の方はアカウントを抹消させていただきます》
やっと通知が来た。
シグレは前日にクロノスから聞いていたので驚きはない。
アップデートやイベントの詳細はわからないようでなのでとりあえず今日やることは変えず、シグレは始まりの草原の南へと歩を進めていった
ちなみに今日は妹たちはログインしていないため1人である。
なので気楽にゆっくりと従魔のレベル上げをしつつボスを探すこととし、草原を歩いていく。
一時間後
ー従魔「雲耀」がレベルアップしましたー
ついに従魔のレベルアップが来た。
軽く150体はモンスターを倒した筈である。
やっと、というべきなのだろうか。
そろそろ狩場のモンスターがいなくなってしまうのでボスに挑むことにした。
ここのボスに出現条件はなく、フィールドの一定範囲を徘徊している。
そのフィールドというのが草が膝くらいまで生えた茂みに近い一帯であり、割と移動が阻害されるのが問題であった。
ちなみに先駆者は背後から一撃葬り去られたため姿などは分からないらしい。
まあ状況から考えて十中八九敵は草原の草に隠れられる程度の大きさ、つまりシグレの膝くらいまでしかなく、隠蔽系のスキルを持ったAGIとSTRに特化したモンスターであろう。
と、そんなことを考えながら隙を見せつつ歩いていると魔力察知に反応があった。
即座に指輪を大楯へと変形させ察知したナニカに向けて構える。
ガンッ
硬質で乾いた音が周囲に鳴り響く。
何かの影がみる間も無く草原の草の中に隠れてしまい、振り出しに戻ってしまった。
アサシンラビット
背後からの奇襲に特化したウサギ
そのツノの一撃は鉄をも貫く
スキル
隠れ身 奇襲 突進
まあ一瞬でもみえれば鑑定できるので関係はないのだが。
攻略法としては範囲攻撃などで焼き払うのが得策なのだろうがあいにくとシグレに範囲攻撃の手段はない、そのため、取れる戦術といえば返しの一撃必殺であった。
指輪を刀に変形させて構え、全神経を魔力察知に集中させる。
その時は意外にも早く訪れた。
アサシンラビットが物音ひとつ立てずにシグレに近づき、そのHPを削りきるのに充分な威力を内包した突進を敢行する。
そしてアサシンラビットは自身の角がシグレの体をやすやすと貫き、シグレの体が光となって消える様を幻視した。
ただし
それは幻視しただけであって現実ではない
                                                                                                                                                                                                                                                                                     
兎は気付いた。
なにかが光に近い速度で振り抜かれ、敵を貫くハズだった角は二つに割れて使い物にならなくなっている。
いや、それだけでは無い
自分の身体すら一刀両断されている。
                                                                                                                                                                                                                                                                                           
兎は驚愕する。自分が今まで頼りにし、誇って来たハズのものがいとも容易く超えられたのだから当然である。
うさぎの左側の半身がずるりと音を立てて右半身からずり落ち、そこからごぽりと赤い血液が噴出する。
                                                                                                  
そして、兎は薄れゆく意識の中で、自分を超えたもののことを考えながら、光となって消えた。
 
ー魔力察知がレベルアップしましたー
ー剣術がレベルアップしましたー
ー剣術家がレベルアップしましたー
ー《疾き者》を取得しましたー
〖プレイヤーの皆様にお知らせします。
始まりの草原 南のフィールドボス 「アサシンラビット」を「シグレ」様が討伐しました。これにより、南方面のマップを解放致します。〗
初討伐報酬 うさぎさんせっと
ソロ討伐報酬 暗殺兎の指輪
                                                                                                   
ボス戦終了です。
『おつかれー』
そんなアナウンスを聞きながら、シグレは街へと歩いていった。
1日1体ボス討伐!
今回からモンスター側の描写を追加しました
ってなわけで説明です。
魔力察知は魔力を感知するスキルなので、体内に魔力の存在するモンスターも感知できます。
ちなみにすごく今更ですが時雨は身長が女子中学生くらい(150くらい)なのでうさぎさんせっとも問題無くきることができます。むしろ白髪紅眼見た目幼女がうさぎコス(バニーでは無い)を来てるの可愛いと思う
誤字脱字や間違い等ございましたらコメントしていただければ幸いです
そんなこんなで早朝、シグレは始まりの街南部を歩いていた。
二日続けてボスを討伐しているのでこのまま今日もボスを討伐したいところである。
できれば最初のエリアのボス討伐は全部取りたい。
そんなことを考えていると、運営からメールがとどいた。
《全プレイヤーの皆様へお知らせします。二日後にアップデートとイベント開催のためのメンテナンスを行いますので二日後の午前7時から三日後の午前0時までログインができなくなります。また、上記の時間帯にログイン中の方はアカウントを抹消させていただきます》
やっと通知が来た。
シグレは前日にクロノスから聞いていたので驚きはない。
アップデートやイベントの詳細はわからないようでなのでとりあえず今日やることは変えず、シグレは始まりの草原の南へと歩を進めていった
ちなみに今日は妹たちはログインしていないため1人である。
なので気楽にゆっくりと従魔のレベル上げをしつつボスを探すこととし、草原を歩いていく。
一時間後
ー従魔「雲耀」がレベルアップしましたー
ついに従魔のレベルアップが来た。
軽く150体はモンスターを倒した筈である。
やっと、というべきなのだろうか。
そろそろ狩場のモンスターがいなくなってしまうのでボスに挑むことにした。
ここのボスに出現条件はなく、フィールドの一定範囲を徘徊している。
そのフィールドというのが草が膝くらいまで生えた茂みに近い一帯であり、割と移動が阻害されるのが問題であった。
ちなみに先駆者は背後から一撃葬り去られたため姿などは分からないらしい。
まあ状況から考えて十中八九敵は草原の草に隠れられる程度の大きさ、つまりシグレの膝くらいまでしかなく、隠蔽系のスキルを持ったAGIとSTRに特化したモンスターであろう。
と、そんなことを考えながら隙を見せつつ歩いていると魔力察知に反応があった。
即座に指輪を大楯へと変形させ察知したナニカに向けて構える。
ガンッ
硬質で乾いた音が周囲に鳴り響く。
何かの影がみる間も無く草原の草の中に隠れてしまい、振り出しに戻ってしまった。
アサシンラビット
背後からの奇襲に特化したウサギ
そのツノの一撃は鉄をも貫く
スキル
隠れ身 奇襲 突進
まあ一瞬でもみえれば鑑定できるので関係はないのだが。
攻略法としては範囲攻撃などで焼き払うのが得策なのだろうがあいにくとシグレに範囲攻撃の手段はない、そのため、取れる戦術といえば返しの一撃必殺であった。
指輪を刀に変形させて構え、全神経を魔力察知に集中させる。
その時は意外にも早く訪れた。
アサシンラビットが物音ひとつ立てずにシグレに近づき、そのHPを削りきるのに充分な威力を内包した突進を敢行する。
そしてアサシンラビットは自身の角がシグレの体をやすやすと貫き、シグレの体が光となって消える様を幻視した。
ただし
それは幻視しただけであって現実ではない
                                                                                                                                                                                                                                                                                     
兎は気付いた。
なにかが光に近い速度で振り抜かれ、敵を貫くハズだった角は二つに割れて使い物にならなくなっている。
いや、それだけでは無い
自分の身体すら一刀両断されている。
                                                                                                                                                                                                                                                                                           
兎は驚愕する。自分が今まで頼りにし、誇って来たハズのものがいとも容易く超えられたのだから当然である。
うさぎの左側の半身がずるりと音を立てて右半身からずり落ち、そこからごぽりと赤い血液が噴出する。
                                                                                                  
そして、兎は薄れゆく意識の中で、自分を超えたもののことを考えながら、光となって消えた。
 
ー魔力察知がレベルアップしましたー
ー剣術がレベルアップしましたー
ー剣術家がレベルアップしましたー
ー《疾き者》を取得しましたー
〖プレイヤーの皆様にお知らせします。
始まりの草原 南のフィールドボス 「アサシンラビット」を「シグレ」様が討伐しました。これにより、南方面のマップを解放致します。〗
初討伐報酬 うさぎさんせっと
ソロ討伐報酬 暗殺兎の指輪
                                                                                                   
ボス戦終了です。
『おつかれー』
そんなアナウンスを聞きながら、シグレは街へと歩いていった。
1日1体ボス討伐!
今回からモンスター側の描写を追加しました
ってなわけで説明です。
魔力察知は魔力を感知するスキルなので、体内に魔力の存在するモンスターも感知できます。
ちなみにすごく今更ですが時雨は身長が女子中学生くらい(150くらい)なのでうさぎさんせっとも問題無くきることができます。むしろ白髪紅眼見た目幼女がうさぎコス(バニーでは無い)を来てるの可愛いと思う
誤字脱字や間違い等ございましたらコメントしていただければ幸いです
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コメント
ノベルバユーザー602508
急上昇のところから拝見しました。
とても面白い作品でした。