異世界破壊のファートゥム
30話 赤い髪とアルカナ
俊哉のピンチに駆けつけた晋次と啓吾。
 「お前ら誰だよ?俺はいいところを邪魔されるのが一番嫌いなんだよ!」
ニコラスが影のドラゴンをもう一体作ると2体に二人を攻撃させた。
 「啓吾。」
 「わかってるよ。」
啓吾が小さな白い玉を出し、2体のドラゴンに向かって飛ばす。
啓吾が白い玉に軽く息を吹き掛ける。ゆらゆらとゆっくりドラゴンに近づく玉はドラゴンに当たると膨張して回りを木っ端微塵にした。
 「ドラゴンを一発で。」
倒れながら見ていた俊哉に晋次が尋ねる。
 「俊哉は自分の中にいる者と会ったことはある?」
その質問にある。と答えると俊哉の体に手を入れる。
 「ちょ、晋次!ヤバいお前の手俺の体に入ってるって。何してるの!なんか怖いんだけど!」
 「うるさいよ俊哉!」
うるさい俊哉を黙らせると俊哉の体から何かを引きずり出した。
 「まさかこんな能力まで作っていたとは。いったい誰が作ったんだい?こんな馬鹿げた能力。」
俊哉の体から出てきたのは赤い髪をしたとても綺麗なお姉さん。って感じの人だった。
俊哉はその人を知っていた。他の者が知らなくても俊哉だけは知っていた。なぜならその女性は俊哉をこの異世界に連れてきた現況。そしてこの異世界の事をいろいろと教えてくれた人物だったからだ。
 「キテラ…。」
 「あの空間以外で会うのは初めてだね。俊哉。」
 「キテラって言ったら最悪の魔女の一人だろうが!何でこんな所にいやがる。どうしてパンドラの箱の中にいない!」
動揺するニコラスにキテラが大きな態度で一言言った。
 「知らん!」
このままではまずいと思ったニコラスが即座に他の兵士の影を身に纏い、影の鎧、影の剣、影の兜を作り完全装備とかした。
ニコラスは完全装備とかしたことで他人の影の中を自由に移動する事ができるようになった。
他人の影を使って移動しキテラの影へ向かう。
 「その影を使う能力は元は黒魔術なのよ。」
キテラが俊哉に、何かを説明し始める。
 「影を抜き取られた人間がどうなるか知ってるの?」
 「あ~、知ってるよ。影っていうのはそいつが存在してるって証拠だ、それがなくなるってことはその者がこの世に存在しないことを表す。」
結果を知ってもなお、兵士の影を使いまくるニコラスにキテラが切れる。
 「おいおい、こいつらは俺を守るためにいる兵士だ。なら、俺を守るためにその影を提供するのも立派な仕事だろう。」
 「傲慢ね。救い用のないクズ。」
 「言ってろよ。どうせお前はもうじき死ぬんだからな。」
啓吾、晋次、俊哉の影を使い確実にキテラに近づく。
 「あなたが黒魔術を使うなら私も黒魔術を使ってあげる。」
ニコラスがキテラの影から顔をだしキテラの首に剣を近づける。
 「深淵に落ちろ。」
キテラが唱えた瞬間無数の黒い手がニコラスを襲う。ニコラスは身動きが取れないまま地面に沈んで言った。
  「くそ、くそ、なんなんだよこれはよー!」
 「深淵よ。闇より深い所に行ってもらうの。間違いなく普通の死に方はできない。」
ニコラスはくそー。という叫びを上げながら地面へと消えていった。
全く攻撃が通らないリオン。
どんなにブラックホールを、飛ばしても全てアルカナカードで消されてしまう。
 「さてさて、この状況どうしたものか。」
悩むリオンを見てこれ以上の手が無いことがわかったリーゴは破壊の能力でこの戦いを終わらせる事にした。
リオンの内蔵が破壊する。
洞窟の時と同じ結果で終わる。
リオンが倒れて少しし、ついに動かなくなった。
 「貴方は何のために戦うの?」
 「何のためにですか?」
 「そう。あなたが戦う理由を。」
死んだはずのリオンの前に白いもやが現れる。
 「当然守るためだよ。僕はどこまで行ってもバグローズの兵士だ。だから、バグローズの皆を守るため。それに俊哉君やあき。共に戦ってくれる兵士たちそれら全てを守りたい。」
 「でも、貴方は出来なかった。守る事をあまつさえ死んでしまった。」
死んだ事を再確認するリオンに白いもやが一つ提案をする。
 「そんなあなたに守るための力を授けましょう。」
 「どうしてそんな事を?」
 「ただの気まぐれです。いいや、これが運命だだたのかも知れませんね。」
 「あなたにこれを授けましょう。そして、これは私の気まぐれです。あなたの能力の使い方を少しだけアドバイスしましょう。」
確実に殺すため止めを刺そうとリオンに近づくリーゴの目の前にいきなりのブラックホールが現れる。アルカナカードでブラックホールを消し距離を取る。
 「まだ生きてたのですか。」
リオンが立ち上がりリーゴに向かって走っていく。
 「内蔵がつぶれてる状態で無理はしちゃいけないよ。」
リーゴが破壊の能力でリオンの足の骨を砕く。
リオンがリーゴの右肩から左斜めに大きく剣を振るい大ダメージを与える。
 「どうして?足の骨は砕いたはず…。」
 「たった今からお前の能力は全て俺には効かんぞ!」
リオンの手には剛毅のアルカナカードが握られていた。
剛毅  :  遠距離能力の全てを無効化する
 「お前ら誰だよ?俺はいいところを邪魔されるのが一番嫌いなんだよ!」
ニコラスが影のドラゴンをもう一体作ると2体に二人を攻撃させた。
 「啓吾。」
 「わかってるよ。」
啓吾が小さな白い玉を出し、2体のドラゴンに向かって飛ばす。
啓吾が白い玉に軽く息を吹き掛ける。ゆらゆらとゆっくりドラゴンに近づく玉はドラゴンに当たると膨張して回りを木っ端微塵にした。
 「ドラゴンを一発で。」
倒れながら見ていた俊哉に晋次が尋ねる。
 「俊哉は自分の中にいる者と会ったことはある?」
その質問にある。と答えると俊哉の体に手を入れる。
 「ちょ、晋次!ヤバいお前の手俺の体に入ってるって。何してるの!なんか怖いんだけど!」
 「うるさいよ俊哉!」
うるさい俊哉を黙らせると俊哉の体から何かを引きずり出した。
 「まさかこんな能力まで作っていたとは。いったい誰が作ったんだい?こんな馬鹿げた能力。」
俊哉の体から出てきたのは赤い髪をしたとても綺麗なお姉さん。って感じの人だった。
俊哉はその人を知っていた。他の者が知らなくても俊哉だけは知っていた。なぜならその女性は俊哉をこの異世界に連れてきた現況。そしてこの異世界の事をいろいろと教えてくれた人物だったからだ。
 「キテラ…。」
 「あの空間以外で会うのは初めてだね。俊哉。」
 「キテラって言ったら最悪の魔女の一人だろうが!何でこんな所にいやがる。どうしてパンドラの箱の中にいない!」
動揺するニコラスにキテラが大きな態度で一言言った。
 「知らん!」
このままではまずいと思ったニコラスが即座に他の兵士の影を身に纏い、影の鎧、影の剣、影の兜を作り完全装備とかした。
ニコラスは完全装備とかしたことで他人の影の中を自由に移動する事ができるようになった。
他人の影を使って移動しキテラの影へ向かう。
 「その影を使う能力は元は黒魔術なのよ。」
キテラが俊哉に、何かを説明し始める。
 「影を抜き取られた人間がどうなるか知ってるの?」
 「あ~、知ってるよ。影っていうのはそいつが存在してるって証拠だ、それがなくなるってことはその者がこの世に存在しないことを表す。」
結果を知ってもなお、兵士の影を使いまくるニコラスにキテラが切れる。
 「おいおい、こいつらは俺を守るためにいる兵士だ。なら、俺を守るためにその影を提供するのも立派な仕事だろう。」
 「傲慢ね。救い用のないクズ。」
 「言ってろよ。どうせお前はもうじき死ぬんだからな。」
啓吾、晋次、俊哉の影を使い確実にキテラに近づく。
 「あなたが黒魔術を使うなら私も黒魔術を使ってあげる。」
ニコラスがキテラの影から顔をだしキテラの首に剣を近づける。
 「深淵に落ちろ。」
キテラが唱えた瞬間無数の黒い手がニコラスを襲う。ニコラスは身動きが取れないまま地面に沈んで言った。
  「くそ、くそ、なんなんだよこれはよー!」
 「深淵よ。闇より深い所に行ってもらうの。間違いなく普通の死に方はできない。」
ニコラスはくそー。という叫びを上げながら地面へと消えていった。
全く攻撃が通らないリオン。
どんなにブラックホールを、飛ばしても全てアルカナカードで消されてしまう。
 「さてさて、この状況どうしたものか。」
悩むリオンを見てこれ以上の手が無いことがわかったリーゴは破壊の能力でこの戦いを終わらせる事にした。
リオンの内蔵が破壊する。
洞窟の時と同じ結果で終わる。
リオンが倒れて少しし、ついに動かなくなった。
 「貴方は何のために戦うの?」
 「何のためにですか?」
 「そう。あなたが戦う理由を。」
死んだはずのリオンの前に白いもやが現れる。
 「当然守るためだよ。僕はどこまで行ってもバグローズの兵士だ。だから、バグローズの皆を守るため。それに俊哉君やあき。共に戦ってくれる兵士たちそれら全てを守りたい。」
 「でも、貴方は出来なかった。守る事をあまつさえ死んでしまった。」
死んだ事を再確認するリオンに白いもやが一つ提案をする。
 「そんなあなたに守るための力を授けましょう。」
 「どうしてそんな事を?」
 「ただの気まぐれです。いいや、これが運命だだたのかも知れませんね。」
 「あなたにこれを授けましょう。そして、これは私の気まぐれです。あなたの能力の使い方を少しだけアドバイスしましょう。」
確実に殺すため止めを刺そうとリオンに近づくリーゴの目の前にいきなりのブラックホールが現れる。アルカナカードでブラックホールを消し距離を取る。
 「まだ生きてたのですか。」
リオンが立ち上がりリーゴに向かって走っていく。
 「内蔵がつぶれてる状態で無理はしちゃいけないよ。」
リーゴが破壊の能力でリオンの足の骨を砕く。
リオンがリーゴの右肩から左斜めに大きく剣を振るい大ダメージを与える。
 「どうして?足の骨は砕いたはず…。」
 「たった今からお前の能力は全て俺には効かんぞ!」
リオンの手には剛毅のアルカナカードが握られていた。
剛毅  :  遠距離能力の全てを無効化する
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