異世界破壊のファートゥム
23話 能力者狩り Ⅴ
 「くそ!目の痛みが消えねえ。」
目を痛めてからまだ回復がしない俊哉
 「俊哉さん。能力の使いすぎです。その能力は未来の映像ではなく断片的なシーンを見ることができる能力です。そこ勘違いしてませんか。」
確かにミアの言う通りだった。俊哉はフレイアとの戦い中常に未来予知の能力を使っていた。ゆえに影の動き、手裏剣の軌道を読むことができたのである。
 「その痛みが消えるまでにはもう少し時間がかかります。幸いフレイアはもう戻ってくることもありませんのでそのまま休まれてはどうですか?」
ミアはフレイアが粉々になった未来を見ていた。
(悪い。今回は失敗しちまった。)
(いいよ。俺だったらフレイアには手も足も出なかったし。助かった。)
(すまないな。目を…)
(いいって。治るなら。)
もう一人の俊哉は謝罪をして暗闇に戻っていった。
フレイアとの戦いが終わる。
疲れた俊哉は地面にドスっと倒れる。
ドス!
立ち上がった謎の男。リーゴの死神のアルカナの効果で、どんな魔物を出してもすぐに消されなすすべがない。
 「早く済ませろカリーナ。」
ノアとピクシスがカリーナを待つ。
 「カリーナ?あはは。わかったぞ。お前ら黒魔術師団のやつらだろ。ノアって言うボスがフレイア様に能力を取られた弱い集団だったか。」
 「フレイアなら死んだよ。今さっき。」
ノアの目が変わる。とてつもない殺気で回りが肌寒く感じる。
 「何をバカなことを!フレイア様がそう簡単に死ぬわけがないだろ!もういい。お前らなんてこうだ!来いよサタン」
男がものすごい早さで魔法陣を作り出す。
 「すいません。時間を取りすぎました。ノア様。帰りましょう。」
 「おい、カリーナあの男の名前わかるか?」
 「すいません。聞き忘れました。」
 「謝る事はない。所詮は小物。名前を知ったところですぐに忘れよう。」
そう言って三人は帰っていった。
謎の男はというと、口から血を吐いて死んでいた。
時は少したつ。
目が回復した俊哉はあき、リオンの傷を癒していた。
 「戦いは?」
気絶していたリオンが聞く。
それに対して俊哉は知っている限りのことを話した。あきが気を取り戻したときにも同じように教えた。
こうして王都での一連の事件は幕を閉じた。
 「こんなことがあったんですよ。優花さんはちゃんと逃げれたんですね。」
 「ええ。俊哉さんにゲートで連れていってもらった後すぐに避難するように言われそこに避難しましたのでなんとか。」
王都での事件が終わり俊哉はお花畑にいた。
 「よかった無事で。」
 「俊哉さん。避難所で面白い話を聞いたんです。」
そう言い優花は避難所で聞いたことを話始めた。内容は子どもが作ったドールハウスの話しだった。なんともつまらない話だ。そのドールハウスが能力によって作られたものというところ以外は。
 「俊哉さん気になりませんか?」
 「まぁ、少しだけ。」
 「なら、行ってみましょうよ。場所は…」
同時刻
四人の王が、会議を開けていた。
 「オルガンお前の国は今ボロボロらしいな。」
 「そうなんだ。そこでだフルフィーお前の力を借りたい。」
フルフィー : 西の国の王
            能力 : 拒絶
            詳細 : ある事象を無かったことにする
 
 「あなたが行きと帰りを共にしてくれるなら町を直すくらい雑作もないよ。」
オルガン : 北の国の王
        能力 : 瞬間移動
        詳細 : 自分を含めた任意の人間を瞬間移動させる。
 「しかし、わしら王族のこの神に等しい能力を狙いに来るとはな。オルガンお前の娘の能力は奪われてなかろうな。敵にしたら厄介な能力だぞ。」
 「なんとか。俊哉って子が助けてくれたよ。」
 「なら、いいんだ。」
シモン : 南の国の王
    能力 : 創造者
    詳細 : どんなものでも作り出す
 「俊哉か。だいぶ面倒な存在になるな。この世界を壊す原因の1つだよ。」
ブラッド : 東の国の王
        能力 : アカシックレコードへの介入
        詳細 : アカシックレコードから全ての人物の今後を知る。
 「お前の言っていた世界が壊されるって言うのはそのガキのことをいっているのか?」
シモンの質問にブラッドが深刻な顔をする。
 「いいや、もっと複雑だよ。壊すのは俊哉ではない。俊哉は関わるだ。」
 「どういうことだ。わかるように説明しろ。」
シモンがブラッドに切れる。
 「パンドラの箱が開く。」
一同が一斉に驚く。オルガンが質問をする。
 「それは絶対なのか?」
 「ああ、お前の娘の未来予知と違ってアカシックレコードは変更された未来のことも含め全てが書かれている。だから、どうやっても変えることはできない。」
 「なら、決まりじゃないですか。」
フルフィーが三人に提案をする。
 「これから我らは俊哉の動きを事細かく知る必要がある。ということだ。」
 「監視するのか。」
 「アカシックレコードではいつパンドラの箱に関わることになるんだ。」
 「まだ当分は先だよ。」
 「なら、パンドラの箱に関わる寸前そこから監視を始めればいいんじゃないか。」
一同がうなずく。
ここからはシモンが仕切る。
 「では次の話だ。我ら王族のこの能力が狙われたと言うことはまたいつか二度目が起きる。その時の対応を考えよう。」
目を痛めてからまだ回復がしない俊哉
 「俊哉さん。能力の使いすぎです。その能力は未来の映像ではなく断片的なシーンを見ることができる能力です。そこ勘違いしてませんか。」
確かにミアの言う通りだった。俊哉はフレイアとの戦い中常に未来予知の能力を使っていた。ゆえに影の動き、手裏剣の軌道を読むことができたのである。
 「その痛みが消えるまでにはもう少し時間がかかります。幸いフレイアはもう戻ってくることもありませんのでそのまま休まれてはどうですか?」
ミアはフレイアが粉々になった未来を見ていた。
(悪い。今回は失敗しちまった。)
(いいよ。俺だったらフレイアには手も足も出なかったし。助かった。)
(すまないな。目を…)
(いいって。治るなら。)
もう一人の俊哉は謝罪をして暗闇に戻っていった。
フレイアとの戦いが終わる。
疲れた俊哉は地面にドスっと倒れる。
ドス!
立ち上がった謎の男。リーゴの死神のアルカナの効果で、どんな魔物を出してもすぐに消されなすすべがない。
 「早く済ませろカリーナ。」
ノアとピクシスがカリーナを待つ。
 「カリーナ?あはは。わかったぞ。お前ら黒魔術師団のやつらだろ。ノアって言うボスがフレイア様に能力を取られた弱い集団だったか。」
 「フレイアなら死んだよ。今さっき。」
ノアの目が変わる。とてつもない殺気で回りが肌寒く感じる。
 「何をバカなことを!フレイア様がそう簡単に死ぬわけがないだろ!もういい。お前らなんてこうだ!来いよサタン」
男がものすごい早さで魔法陣を作り出す。
 「すいません。時間を取りすぎました。ノア様。帰りましょう。」
 「おい、カリーナあの男の名前わかるか?」
 「すいません。聞き忘れました。」
 「謝る事はない。所詮は小物。名前を知ったところですぐに忘れよう。」
そう言って三人は帰っていった。
謎の男はというと、口から血を吐いて死んでいた。
時は少したつ。
目が回復した俊哉はあき、リオンの傷を癒していた。
 「戦いは?」
気絶していたリオンが聞く。
それに対して俊哉は知っている限りのことを話した。あきが気を取り戻したときにも同じように教えた。
こうして王都での一連の事件は幕を閉じた。
 「こんなことがあったんですよ。優花さんはちゃんと逃げれたんですね。」
 「ええ。俊哉さんにゲートで連れていってもらった後すぐに避難するように言われそこに避難しましたのでなんとか。」
王都での事件が終わり俊哉はお花畑にいた。
 「よかった無事で。」
 「俊哉さん。避難所で面白い話を聞いたんです。」
そう言い優花は避難所で聞いたことを話始めた。内容は子どもが作ったドールハウスの話しだった。なんともつまらない話だ。そのドールハウスが能力によって作られたものというところ以外は。
 「俊哉さん気になりませんか?」
 「まぁ、少しだけ。」
 「なら、行ってみましょうよ。場所は…」
同時刻
四人の王が、会議を開けていた。
 「オルガンお前の国は今ボロボロらしいな。」
 「そうなんだ。そこでだフルフィーお前の力を借りたい。」
フルフィー : 西の国の王
            能力 : 拒絶
            詳細 : ある事象を無かったことにする
 
 「あなたが行きと帰りを共にしてくれるなら町を直すくらい雑作もないよ。」
オルガン : 北の国の王
        能力 : 瞬間移動
        詳細 : 自分を含めた任意の人間を瞬間移動させる。
 「しかし、わしら王族のこの神に等しい能力を狙いに来るとはな。オルガンお前の娘の能力は奪われてなかろうな。敵にしたら厄介な能力だぞ。」
 「なんとか。俊哉って子が助けてくれたよ。」
 「なら、いいんだ。」
シモン : 南の国の王
    能力 : 創造者
    詳細 : どんなものでも作り出す
 「俊哉か。だいぶ面倒な存在になるな。この世界を壊す原因の1つだよ。」
ブラッド : 東の国の王
        能力 : アカシックレコードへの介入
        詳細 : アカシックレコードから全ての人物の今後を知る。
 「お前の言っていた世界が壊されるって言うのはそのガキのことをいっているのか?」
シモンの質問にブラッドが深刻な顔をする。
 「いいや、もっと複雑だよ。壊すのは俊哉ではない。俊哉は関わるだ。」
 「どういうことだ。わかるように説明しろ。」
シモンがブラッドに切れる。
 「パンドラの箱が開く。」
一同が一斉に驚く。オルガンが質問をする。
 「それは絶対なのか?」
 「ああ、お前の娘の未来予知と違ってアカシックレコードは変更された未来のことも含め全てが書かれている。だから、どうやっても変えることはできない。」
 「なら、決まりじゃないですか。」
フルフィーが三人に提案をする。
 「これから我らは俊哉の動きを事細かく知る必要がある。ということだ。」
 「監視するのか。」
 「アカシックレコードではいつパンドラの箱に関わることになるんだ。」
 「まだ当分は先だよ。」
 「なら、パンドラの箱に関わる寸前そこから監視を始めればいいんじゃないか。」
一同がうなずく。
ここからはシモンが仕切る。
 「では次の話だ。我ら王族のこの能力が狙われたと言うことはまたいつか二度目が起きる。その時の対応を考えよう。」
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コメント
蒼葉 悠人
お気に入りしてくれた人が二桁行きました。ありがとうございます