異世界破壊のファートゥム
22話 能力者狩り Ⅳ
 ギリギリで駆けつけることができた俊哉。片手を犠牲にしたがなんとかミアが死ぬのは阻止できた。刺されていない右手でフレイアを殴り飛ばす。勢い良く飛んでいくフレイア。
「姫様怖くなかったですか?」
 「ええ。来ることを知っていましたので。しかし、本当にナイスタイミングですね。」
姫の安全を確認し、フレイアに集中する。
 「あーあ、服汚れちゃったじゃない。」
服をパタパタとはたき能力を使う。一瞬にして服の汚れがなくなる。
 「お前の能力は略奪じゃないのか?」
聞いていた事と違って驚く俊哉にフレイアが答える。
 「略奪が奪うだけな訳ないじゃん!当然奪った能力は使えるよ。ちなみに今の能力は対象の物の時間を戻す能力ね。あとはこんな能力もあるよ。」
フレイアの影が伸び俊哉に近づく。
 「俊哉さん!避けて!」
ミアが叫ぶ。
反応が遅く影に捕まる俊哉。
 「お疲れ様。あなたの能力も貰おうかしら。」
伸びた影を自分の近くに戻すフレイア。右手から黒いモヤを出し待機する。
 「俊哉さん、そのモヤの出てる手に触れられると能力が奪われます。気をつけてください。」
 「うるさい姫だね。まあいい。すぐに殺してやるよ。」
フレイアの手がゆっくりと近づく。とっさに体と手の間にブラックホールを作る。
フレイアがとっさに手を引っ込め影を戻し距離を取る。
 「なんだよ。あんたの能力はゲートじゃないのかい?」
影の拘束から解放された俊哉は肉体を強化し剣を二本作り警戒体勢に入る。
 「なんだい。なんだい。あんたも多数の能力が使える能力かい。いいねー。ますます欲しくなったよ。その能力よこしな。」
フレイアを中心に俊哉を囲むくらい大きな炎の壁ができる。
 「姫様はそこで指を咥えて見てな。」
フレイアと俊哉の一騎討ちが始まる。
先に仕掛けたのはフレイア。影をいくつもの数に分け無数の影で俊哉を襲う。視力と脚力強化でなんとか交わし、交わしきれない影には剣を投げ囮にした。なかなか捕まらない俊哉に苛立ち新たな能力を使う。フレイアの回りから手裏剣のような物が回転しながら出てくる。その手裏剣は俊哉を逃さず、まるで生きているかのように襲いかかる。無数の影を気にしながら目標を逃さない手裏剣に防戦するしかなかった。時は動いた。手裏剣を防ぎ切れずいくつか刺さる、刺さった手裏剣がその場で回転し肉体を強化した俊哉でも、重傷となる。
ふらつく俊哉の手足を容赦なく貫く影。逃げ場を失う。
 「やっとあんたの能力を手に入れられるよ。」
そういい再び黒いモヤを出しながら触れようとするフレイア。俊哉に触れる瞬間炎の向こうからミアが叫ぶ。
 「フレイア今すぐ離れなさい。死にますよ?」
何を言っているんだ。とバカにし再び俊哉に触れようとするフレイア。しかし、一瞬ためらった。俊哉の雰囲気が変わる。
(たくよ、ほんと弱いなお前は。変われよ。能力の使い方がなってねえ。)
俊哉の中で謎の声がまたもや聞こえる。
(お願いしてもいいかな?)
フレイアの作った炎の壁が水で消える。その後フレイアの立っている場所から無数の剣が勢い良く出てくる。とっさに避けるが全て避けられず片足が使えなくなる。
 「おい、姫てめえの能力の解説をしろ。」
いきなり姫に能力の解説をさせる俊哉。姫が能力の使い方を説明し終わると俊哉が攻めに入る。フレイアがとっさに手裏剣を能力で飛ばす。俊哉が最小限の動きで全てを交わしていく。
 「あんたまさか未来予知の能力も使えるようになっているのかい。」
フッと笑う俊哉を見て影を伸ばす。
 肉体を強化剣を二本作りながら俊哉も影を伸ばす。
「私の能力まで。でもこれならどうだい。」
そういいフレイアは頭の上に建物が熱で溶けるくらいの高温の玉を作り出す。
あくびをしながら俊哉が優花の能力でその玉を包む。炎の玉がみるみる消えていく。
 「なんなんだい。あんたは、チートにも程があるだろ!」
 「マグマでも出したら水では対応できなくなるな。」
俊哉が面白そうに言うと、フレイアが言われたと通りにマグマを作る。
 「マグマだよ。これならどうだい。」
脚力を強化し一気に距離を詰める。
 「このマグマが見えてないのかい!溶けるんだねガキが!」
大口叩くフレイアに俊哉は1つマグマの上にブラックホールを作って上げる。マグマが消えフレイアの回りはがら空きになる。俊哉の蹴りが腹に決まる。勢い良くぶっ飛び壁に叩きつけられる。ありったけの手裏剣を飛ばし時間を稼ぐ。飛んでいる手裏剣を全て処理し終わるとフレイアの姿は消えていた。どこに行ったのか探そうとミアの能力を使おうとした時、激しい目の痛みに襲われ動けなくなる。
ボロボロの状態で逃げたフレイアの前には優花が立っていた。
 「なんだい、あんたは。」
 「瀕死ですわね。」
危険を察知しすぐに影を伸ばすフレイア。
 「絶対零度って体験したことありますか?」
優花がそう言いながら影を掴む。掴んだ影がみるみる凍っていき、だんだんとフレイア自信にも侵食してくる。
 「やめろ、とめろ。やめてくれー。」
恐怖に満ちた悲鳴を上げながら凍っていったフレイア。
 「良くなってくれたよ。ピクシス。」
男が優花の横に現れる。
 「まさかたかがコピーの能力なんかに負けるとは。」
そういいながら凍ったフレイアに蹴りを入れ粉々にする。
 「やっと戻ったぞ。我が略奪の能力。」
 「では行こうか。」
 「はい。ノア様。」
男と優花はどこかへ向かった。
「姫様怖くなかったですか?」
 「ええ。来ることを知っていましたので。しかし、本当にナイスタイミングですね。」
姫の安全を確認し、フレイアに集中する。
 「あーあ、服汚れちゃったじゃない。」
服をパタパタとはたき能力を使う。一瞬にして服の汚れがなくなる。
 「お前の能力は略奪じゃないのか?」
聞いていた事と違って驚く俊哉にフレイアが答える。
 「略奪が奪うだけな訳ないじゃん!当然奪った能力は使えるよ。ちなみに今の能力は対象の物の時間を戻す能力ね。あとはこんな能力もあるよ。」
フレイアの影が伸び俊哉に近づく。
 「俊哉さん!避けて!」
ミアが叫ぶ。
反応が遅く影に捕まる俊哉。
 「お疲れ様。あなたの能力も貰おうかしら。」
伸びた影を自分の近くに戻すフレイア。右手から黒いモヤを出し待機する。
 「俊哉さん、そのモヤの出てる手に触れられると能力が奪われます。気をつけてください。」
 「うるさい姫だね。まあいい。すぐに殺してやるよ。」
フレイアの手がゆっくりと近づく。とっさに体と手の間にブラックホールを作る。
フレイアがとっさに手を引っ込め影を戻し距離を取る。
 「なんだよ。あんたの能力はゲートじゃないのかい?」
影の拘束から解放された俊哉は肉体を強化し剣を二本作り警戒体勢に入る。
 「なんだい。なんだい。あんたも多数の能力が使える能力かい。いいねー。ますます欲しくなったよ。その能力よこしな。」
フレイアを中心に俊哉を囲むくらい大きな炎の壁ができる。
 「姫様はそこで指を咥えて見てな。」
フレイアと俊哉の一騎討ちが始まる。
先に仕掛けたのはフレイア。影をいくつもの数に分け無数の影で俊哉を襲う。視力と脚力強化でなんとか交わし、交わしきれない影には剣を投げ囮にした。なかなか捕まらない俊哉に苛立ち新たな能力を使う。フレイアの回りから手裏剣のような物が回転しながら出てくる。その手裏剣は俊哉を逃さず、まるで生きているかのように襲いかかる。無数の影を気にしながら目標を逃さない手裏剣に防戦するしかなかった。時は動いた。手裏剣を防ぎ切れずいくつか刺さる、刺さった手裏剣がその場で回転し肉体を強化した俊哉でも、重傷となる。
ふらつく俊哉の手足を容赦なく貫く影。逃げ場を失う。
 「やっとあんたの能力を手に入れられるよ。」
そういい再び黒いモヤを出しながら触れようとするフレイア。俊哉に触れる瞬間炎の向こうからミアが叫ぶ。
 「フレイア今すぐ離れなさい。死にますよ?」
何を言っているんだ。とバカにし再び俊哉に触れようとするフレイア。しかし、一瞬ためらった。俊哉の雰囲気が変わる。
(たくよ、ほんと弱いなお前は。変われよ。能力の使い方がなってねえ。)
俊哉の中で謎の声がまたもや聞こえる。
(お願いしてもいいかな?)
フレイアの作った炎の壁が水で消える。その後フレイアの立っている場所から無数の剣が勢い良く出てくる。とっさに避けるが全て避けられず片足が使えなくなる。
 「おい、姫てめえの能力の解説をしろ。」
いきなり姫に能力の解説をさせる俊哉。姫が能力の使い方を説明し終わると俊哉が攻めに入る。フレイアがとっさに手裏剣を能力で飛ばす。俊哉が最小限の動きで全てを交わしていく。
 「あんたまさか未来予知の能力も使えるようになっているのかい。」
フッと笑う俊哉を見て影を伸ばす。
 肉体を強化剣を二本作りながら俊哉も影を伸ばす。
「私の能力まで。でもこれならどうだい。」
そういいフレイアは頭の上に建物が熱で溶けるくらいの高温の玉を作り出す。
あくびをしながら俊哉が優花の能力でその玉を包む。炎の玉がみるみる消えていく。
 「なんなんだい。あんたは、チートにも程があるだろ!」
 「マグマでも出したら水では対応できなくなるな。」
俊哉が面白そうに言うと、フレイアが言われたと通りにマグマを作る。
 「マグマだよ。これならどうだい。」
脚力を強化し一気に距離を詰める。
 「このマグマが見えてないのかい!溶けるんだねガキが!」
大口叩くフレイアに俊哉は1つマグマの上にブラックホールを作って上げる。マグマが消えフレイアの回りはがら空きになる。俊哉の蹴りが腹に決まる。勢い良くぶっ飛び壁に叩きつけられる。ありったけの手裏剣を飛ばし時間を稼ぐ。飛んでいる手裏剣を全て処理し終わるとフレイアの姿は消えていた。どこに行ったのか探そうとミアの能力を使おうとした時、激しい目の痛みに襲われ動けなくなる。
ボロボロの状態で逃げたフレイアの前には優花が立っていた。
 「なんだい、あんたは。」
 「瀕死ですわね。」
危険を察知しすぐに影を伸ばすフレイア。
 「絶対零度って体験したことありますか?」
優花がそう言いながら影を掴む。掴んだ影がみるみる凍っていき、だんだんとフレイア自信にも侵食してくる。
 「やめろ、とめろ。やめてくれー。」
恐怖に満ちた悲鳴を上げながら凍っていったフレイア。
 「良くなってくれたよ。ピクシス。」
男が優花の横に現れる。
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そういいながら凍ったフレイアに蹴りを入れ粉々にする。
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