異世界破壊のファートゥム
1話 代わり始める日常
 「真っ暗だ。」
その一言でしか表すことができないくらい真っ暗だ。 
一寸先は闇って言葉をリアルで表すならこんな感じになるんだろう。ここ1ヶ月毎晩同じ夢をみる。暗闇のなか女の子の声が聞こえるってだけの夢だ。でも、なぜかその女の子が何て言ってるのかはわからない。今日もいつものように女の子の声が聞こえる夢を見て日常が始まった。
俺の名前は俊哉、ごく普通の高校生だ。夢のことさえなければ…だけど。
 「しゅんー。急げー。学校遅刻するぞー。」
こいつの名前は啓吾。中学からの仲でよく一緒にいる二人の1人。
 「わかってるって。走るぞ!」
なんとか間に合い、いつものつまらない授業が始まった。授業を四時間終わらせて昼の時間になったころ。
 「今日も彼女とは会えたのかい?俊哉くん。リア充してるねー。」
 「してねえよ。会ってもないし。」
こいつのいってる彼女とは夢に出てくる女の子のことだ。何回か相談してたらいつの日かそれでいじってくるようになった。
 「そんなにいじめたらしゅんがかわいそうだよ。啓吾そろそろやめてあげなよ。」
こいつは晋次。啓吾の弄りを止めてくれる唯一の存在だ。こいつのは高校からの仲で今はこの二人とよくいる。
 「今日も見たんだね。そろそろ病院でもいったら?何かの病気だったらどうするの?」
 「いいんだよ。こいつは夢の中で女の子から猛烈な告白を受けて楽しんでるんだから。」
 「だから、そんなんじゃねえって。つか、声しか聞こえないのに告白ってなんだよ?」
 そんなに会話をしてると昼の時間が終わり次の授業が始まる時間になろうとしていた。
 「次の時間は…社会かよ。めんどくさ。俺寝るからノートあとで見せて晋次ー。啓吾ー。」
 「ちゃんと授業受けないと知らないよ?」
 「いいんだよ。俊哉はそろそろ告白の返事を返す気になったらしいから。」
 「だから、そんなんじゃ!」
そんな話をしていると社会の授業が始まってしまった。面倒に思った俺は早速寝ることにした。
またいつもの夢が始まった。女の声が聞こえる。いつものように無視していたら、ふと啓吾の弄りを思い出した。告白なんてあり得ないことだけど、なぜだか引っ掛かった俺は思いきってその女の子に聞くことにした。
 「君はいつも俺に何ていってるの?啓吾のいってた通り告白の言葉をいってるの?」
言った瞬間恥ずかしくなった。自分が自意識過剰過ぎることを言っていることに気づき恥ずかしくてどこかに隠れたくなった。そんな事を考えていると、女の子の声が一度だけいつもとは違うふうに聞こえた。
 「変えて!」
女の子の声はそう俺に言った。空耳だろと言われたら何にも言い返せないけど、今はそう言ったと信じたかった。やっと聞こえた声なんだから。
何を?と聞こうとした瞬間激しい頭痛に襲われた。夢の中なのに頭痛がすることが理解できなかった。そのうちだんだんと意識がなくなり夢の中で俺は倒れた。
意識が戻った瞬間俺は戸惑いしかなかった。さっきまで社会の授業をしていたはずなのに目の前には帰り途中の啓吾と晋次の姿があったのだから。
 「俺らって今帰ってるの?」
 「なにいってるの?しゅん。」
状況が理解できず混乱していると啓吾と晋次が意味のわからないことを言い出した。
 「しゅん今日は偉かったね。社会の時間寝たと思ったら、いきなり起きてノート取りはじめるんだもん。それいこう一回も寝なかったし。じゃ、僕はここ曲がるからじゃあね。」
 「女の子と会うのは今日の夜だな。俺もここで曲がるから。たまにはお前からも告白してやれよ!しゅん。」
二人の言っていることがわからなかった。俺は確かに社会の時間ねた。それ以降の記憶もない。なのに俺は起きて授業を受けていたことになっている。混乱しながら歩いていると自分の家についた。考えても埒が明かないから明日二人にどんな感じだったのか聞くことに決めた。 
それから何時間か経ちいつも寝る時間がきた。学校でのこともあって寝るのが少し怖かったが、睡魔には負けてしまった。いつもの夢が始まる。
 「昼の変えてって何の話だよ!」
混乱していた俺は怒鳴った言い方で聞いてしまった。やっちゃったと思った瞬間
 「あなたなら………」
いつもとは違う返事、もっといろいろ聞こうとしたその瞬間だった激しい頭痛が襲ってきた。昼にきた頭痛にと同じやつだ。 
 「だから、なんなんだよ!」
次の瞬間目の前には朝御飯が並んでいた。いつもより豪華な朝御飯が。俺の母親はこんなに手のこった朝御飯は作らない。今日は気分でもいいのかと考えていると、またしても俺を困惑させる一言が出てきた。
 「まさかあんたがこんなに料理できたとはね。驚いちゃった。」
母親の発言が意味わからなかった。
だって俺は朝御飯を作った記憶なんて無いのだから…
その一言でしか表すことができないくらい真っ暗だ。 
一寸先は闇って言葉をリアルで表すならこんな感じになるんだろう。ここ1ヶ月毎晩同じ夢をみる。暗闇のなか女の子の声が聞こえるってだけの夢だ。でも、なぜかその女の子が何て言ってるのかはわからない。今日もいつものように女の子の声が聞こえる夢を見て日常が始まった。
俺の名前は俊哉、ごく普通の高校生だ。夢のことさえなければ…だけど。
 「しゅんー。急げー。学校遅刻するぞー。」
こいつの名前は啓吾。中学からの仲でよく一緒にいる二人の1人。
 「わかってるって。走るぞ!」
なんとか間に合い、いつものつまらない授業が始まった。授業を四時間終わらせて昼の時間になったころ。
 「今日も彼女とは会えたのかい?俊哉くん。リア充してるねー。」
 「してねえよ。会ってもないし。」
こいつのいってる彼女とは夢に出てくる女の子のことだ。何回か相談してたらいつの日かそれでいじってくるようになった。
 「そんなにいじめたらしゅんがかわいそうだよ。啓吾そろそろやめてあげなよ。」
こいつは晋次。啓吾の弄りを止めてくれる唯一の存在だ。こいつのは高校からの仲で今はこの二人とよくいる。
 「今日も見たんだね。そろそろ病院でもいったら?何かの病気だったらどうするの?」
 「いいんだよ。こいつは夢の中で女の子から猛烈な告白を受けて楽しんでるんだから。」
 「だから、そんなんじゃねえって。つか、声しか聞こえないのに告白ってなんだよ?」
 そんなに会話をしてると昼の時間が終わり次の授業が始まる時間になろうとしていた。
 「次の時間は…社会かよ。めんどくさ。俺寝るからノートあとで見せて晋次ー。啓吾ー。」
 「ちゃんと授業受けないと知らないよ?」
 「いいんだよ。俊哉はそろそろ告白の返事を返す気になったらしいから。」
 「だから、そんなんじゃ!」
そんな話をしていると社会の授業が始まってしまった。面倒に思った俺は早速寝ることにした。
またいつもの夢が始まった。女の声が聞こえる。いつものように無視していたら、ふと啓吾の弄りを思い出した。告白なんてあり得ないことだけど、なぜだか引っ掛かった俺は思いきってその女の子に聞くことにした。
 「君はいつも俺に何ていってるの?啓吾のいってた通り告白の言葉をいってるの?」
言った瞬間恥ずかしくなった。自分が自意識過剰過ぎることを言っていることに気づき恥ずかしくてどこかに隠れたくなった。そんな事を考えていると、女の子の声が一度だけいつもとは違うふうに聞こえた。
 「変えて!」
女の子の声はそう俺に言った。空耳だろと言われたら何にも言い返せないけど、今はそう言ったと信じたかった。やっと聞こえた声なんだから。
何を?と聞こうとした瞬間激しい頭痛に襲われた。夢の中なのに頭痛がすることが理解できなかった。そのうちだんだんと意識がなくなり夢の中で俺は倒れた。
意識が戻った瞬間俺は戸惑いしかなかった。さっきまで社会の授業をしていたはずなのに目の前には帰り途中の啓吾と晋次の姿があったのだから。
 「俺らって今帰ってるの?」
 「なにいってるの?しゅん。」
状況が理解できず混乱していると啓吾と晋次が意味のわからないことを言い出した。
 「しゅん今日は偉かったね。社会の時間寝たと思ったら、いきなり起きてノート取りはじめるんだもん。それいこう一回も寝なかったし。じゃ、僕はここ曲がるからじゃあね。」
 「女の子と会うのは今日の夜だな。俺もここで曲がるから。たまにはお前からも告白してやれよ!しゅん。」
二人の言っていることがわからなかった。俺は確かに社会の時間ねた。それ以降の記憶もない。なのに俺は起きて授業を受けていたことになっている。混乱しながら歩いていると自分の家についた。考えても埒が明かないから明日二人にどんな感じだったのか聞くことに決めた。 
それから何時間か経ちいつも寝る時間がきた。学校でのこともあって寝るのが少し怖かったが、睡魔には負けてしまった。いつもの夢が始まる。
 「昼の変えてって何の話だよ!」
混乱していた俺は怒鳴った言い方で聞いてしまった。やっちゃったと思った瞬間
 「あなたなら………」
いつもとは違う返事、もっといろいろ聞こうとしたその瞬間だった激しい頭痛が襲ってきた。昼にきた頭痛にと同じやつだ。 
 「だから、なんなんだよ!」
次の瞬間目の前には朝御飯が並んでいた。いつもより豪華な朝御飯が。俺の母親はこんなに手のこった朝御飯は作らない。今日は気分でもいいのかと考えていると、またしても俺を困惑させる一言が出てきた。
 「まさかあんたがこんなに料理できたとはね。驚いちゃった。」
母親の発言が意味わからなかった。
だって俺は朝御飯を作った記憶なんて無いのだから…
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