☆うさねこ☆

ずんだもち

20.動き出す闇②



【学校•教室】

キーンコーンカーーンコーーーン
「おはようー」
「おっはよー」
「わぁー焼けたねー」
「旅行行ったんだー」
教室では久々に会う友達同士の会話で賑わっている。

(ふぅ、賑やかだなぁ、、さてと、本ー、、)
ぽんっ
不意に肩を叩かれ振り返る
「おっはよミサキ。クススッ。」
「えっ!?り、凛ちゃん!」
ガタッ
無意識に身構える。
「何身構えてるの?2学期も仲良くしてねクススッ。」
「えっ、、?」
「何もしないよ?今は、ね。」
「今度は何をたくらんでるの?」
「内緒だよっ。言ったらつまらないもん。」
「あっあのさっ。」
「?」
「出来れば、、お祭りの時みたいに、、、無理しないで?」
「、、、クススッ何を言うかと思ったら、無理なんかしてないよ。私はおばさまのおかげで今があるんだからっ。」
キーンコーンカーーンコーーーン
がらっ
「ほらーホームルーム始めるぞー席につけー」
「「はーーい」」
ガタガタと生徒達は席に着く
いつも通りの先生の出席や話が始まる。



【外•凍弥たち】

『くっそぉー白藍のやつどこに行きやがったんだー。姿も消せないくせにー。』
(それになんだ?この嫌な気配は、、、。)
透明化で姿を消し、水晶で飛びながら探し回る

その頃、氷凛、黒蓮の家の奥、暗い部屋のベッドに横になっている妖精の姿がひとつ。
ぴくっ
『強い浄化の力の気配がする、、、』
ぐぐっ体を起こす。
『ゲホッゲホッ、、、はぁ、、はぁ、、氷凛、、、氷凛!』
しーーん、、、、
『そうか、、、今日から学校とやらに行くひだったな、、ゲホッゲホッ、、、、』
ぶぅん、、
分身を作り知恵と力を分ける。
『さぁ、行け我が分身。』
『、、、。』
ふっ姿を消し出て行った。


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